こちらを読む前に、必ず前頁を読んでから閲覧してください(By天狐)

 ・支援施設の表と裏

 数々の写真や物的証拠を突きつけられた中国は当初、

 「そんな施設は存在しない」
 
と完全否定。

 その様子は、2020年BBCの番組で世界的に放送。

 例のドローン映像を流して司会者は追求するも、当の駐英中国大使のリュウ・ギョウメイ氏は、

(リュウ・ギョウメイ氏)

 「ウイグル地区は美しい場所だ」

 と話を逸らし続けた。

 勿論これを見た世界中から批判が殺到。

 そして嘘があっさりバレた中国政府は、「存在しない」という嘘をかなぐり捨て、呆れた主張をし始めたのだ。

 当時の自治区主長達は

 「あれは刑務所ではない。

 職業技能訓練センター、つまり『学校』だ。

 彼らは心の病気を患っており、我々は治療しているのだ。」

 と主張し始めたのである。

 最初は刑務所だったのが、いつの間にか学校になっている。

 こんな分かりやすい嘘に騙される者はいない。

 しかし、この学校という主張を貫き通す為、中国は盛大な自作自演を始めたのだ…

 ツ「えぇ…?言ってることがコロコロ変わりすぎでは?

 学校にしても病院にしても警備がガチガチ過ぎます。

 ラ「中国政府の外交問題を考えても、説明責任は果たしていないように見えますね。」

 天「政府がこの調子じゃあ国も訳わからなくなるよねぇ…

 別に僕自身は中国批判をするつもりは無いけど、子供が分かるくらいおかしいし…

 でも中国政府は、この嘘を真実にする為に…さらなる嘘の上塗りをするんだ。」

 ・政府が隠した真実

 2019年にはBBCなどの海外メディアを招いた「公式ツアー」を実施した。

 そこは一見すると明るい学校の様に見える。

 生徒達は笑顔で中国語の勉強をし、休み時間はダンスを踊り、絵を描いている。

 記者が

 「ここに来たのは自分の意思かと問いかけると、生徒の一人は即座にこう答えた。

 はい、勿論です。ここで自分を見つめ直したいと思います。今の生活にとても満足しています。

 …しかし後に映像を見返すと、消し忘れの落書きが映り込んでいた。

 「嗚呼私の心よ、砕けないでくれ」…そう書かれていた落書きが…

 しかし一人の記者が、この胡散臭い場所の真実を暴こうと命知らずな行動に出る。

 公式取材が終わったその日の夜、なんとこの場所に密かに戻って来たのである。

 すると昼間の笑顔等何処にもなく、本来の『刑務所』としての施設がそこにはあった。

 昼間には記者の前で笑顔でダンスを踊っていた『生徒』達は、高さ5メートルを超える塀と、有刺鉄線の付いた鉄格子の宿舎の中に閉じ込められていたのだ。

 カメラの前では必死に隠していただけの演技が無くなれば、生徒達は即座に地獄に戻る。

 彼らがしているのは、勿論更生プログラムでは無い。

 毎朝党を讃えるプロパガンダソングを歌わされ、習近平国家首席万歳と中国語で叫ばされ、夜になれば『私の思想は穢れていました』と自己批判を強要される。

 彼らを更生させる気など一ミリも無く、ただの洗脳を行っているとしか思えない光景だ。

 彼らの頭から民族の文化、慣習、言語に至るまで一切を忘れさせるためのプログラムだろう。

 しかし、こんなことを長年続ければ勿論告発もされ始める。

 この地獄からなんとか生き延びた数少ない生き残りの方により、その実態が少しずつ分かり始めているのだ。

 彼はそんな生き残りの一人、オヴァルベク・トゥルダクン氏。

 彼はその場所の秘密をこう語っている。

 「アレは椅子じゃない。拷問具だ。

 我々はそれをタイガー・チェアと呼んでいる。

 手足は金属の棒で固定され、背筋を伸ばしたまま数時間、あるいは数日間も拘束され続けるんだ。

 尋問官は3交代制でやってきて、やってもいない罪を認めろと迫ってくる。

 一睡も許されず、トイレも許されず、その場で垂れ流すしか無い。

 人間の尊厳なんて、あの椅子に座った時点で完全に消え失せるのさ。

 アイツらは俺達を同じ人間として扱う気なんて無い。

 テロリストという名目があれば、何をやっても良いと考えている。

 万が一タヒ者が出ても、それは事故として扱われるだけなんだよ。」

 …これが犯罪者に行われているならまだマシだが、ここに収容されている方はどう考えても罪は無い。

 たまたま海外アプリが入っていたり、酒やタバコを止めただけの一般市民だ。

 なのにも関わらず、数日の輸送中に食事を与えず、水も唇を湿らす程度…更には手錠を二人一組にかけられ、家畜を運ぶように運ばれていく。

 目的地につく頃には、自力で立てなくなっている方も珍しくない。

 家族を奪われた人の中には、中国版のツイッターに「家族を返して」と書き込む方もいるが、そんなものは一瞬でサーバーから削除される。

 そしてそんな投稿をしたやつもまた、闇に消えていく…

 この犠牲者の中には、元トップアイドルも含まれ、彼がベットに縛られたまま外部に発信した映像は世界を震撼させた。

 さて、ここで一つの疑問が浮かぶ。

 どうやってこの場所から逃げてこれたのか?という事だ。

 彼らは別に満期で出てきた訳では無い。

 国際的な圧力、自宅軟禁から逃走し国境を超えた、あるいは二度と帰れない覚悟で外部に発信した者…つまり命をかけた方達。

 我々はたまたま漏れ出た氷山の一角を見ているに過ぎないのである。

 ツ「…言葉が見つからない…」

 天「つまり外的要因が無きゃまず出られない。

 それはまさに崖からダイブする事と同じだろうね。

 ただ中国が、こんなことを諦める訳が無い。

 収容所から出てきても…地獄を味わうんだよ。」

 ・強制労働
 
 こうして『欠陥品』としての烙印を押された人間は、教育とは名ばかりの価値観の強制が始まる。

 ただし、教育が終わった人間を国家はすぐには解放しない。

 中国政府報道官は、批判は事実無根の嘘であり、自ら工場の仕事を見つけて就職したと主張している。

 しかし後に暴露された内部資料によれば、彼らは余剰労働力と記されている。

 収容者は卒業後、すぐに百キロくらい離れた工場に斡旋される。

 自分の家族に会うことも、辞めることも許されない…場所が変わっただけの牢獄である。

 つまり彼らの扱いは使い古しの部品と同じと言える。

 2021年にアメリカが日本の大企業の服の輸入禁止を発表したが、その理由が強制労働をした原材料が混ざっているかもしれないという理由。

 なにせこのウイグル地区は世界の二割のコットンを生み出す生産地である為、否定しきれなかったのだ。

 そんなこんなで世界中から叩かれ、証拠や証言があるにも関わらず中国政府は全く認めない。

 だが2019年、新たな証拠が発見される。

 ニューヨーク・タイムズや国際調査報道ジャーナリスト連合が中国政府の極秘内部機密文書、通称チャイナケーブルを入手、公開に踏み切った。

 その内容は、脱走者は射サツしろ、洗脳の進歩を点数化しろというもの。

 ついに言い逃れが出来なくなった中国政府は、フェイクだと騒ぎ始める。

 その根拠は、文書に使われているフォントが台湾等で普及している繁体字の様に見えるからという理由だ。

 勿論速攻で調べられ、中国政府が公的に使っているものと突き止めれた。

 指摘された文字は、一般的なパソコンでは正しく開けず少し崩れただけであり、つまりは一般的に使われているフォントじゃないと自ら証明してしまったのである。

 最早中国政府は素直に認めるしか無いが…未だにその返事は来ていない。

 …彼らが過ちを認め、真に被害者が解放されることを祈るのみだ。

 天「早くウイグル地区の人達が解放されると」良いね…」

 ツ「何もにして無くても刑務所行きは理不尽以外の何物でも無いですもんね。

 天「さて、今回はここまで!

 次回は空気を変えて、星にまつわるキャラを紹介していこう!」

 天&&それでは皆さん!!!



いずれまた、赤い夢の世界で…