以前ドローン関連銘柄を紹介をしましたが、なかなか好評でした!
次回は宇宙関連銘柄を、とのご要望もありましたので、いつもWebセミナーでも紹介している銘柄をまとめますね。
宇宙関連銘柄として人気が高いのが、
- Synspective(290A)
- QPS研究所(5595)
- ispace(9348)
- アストロスケールホールディングス(186A)
この4社です。
ただ、同じ「宇宙関連」と言っても、実はやっていることは全然違います。
一言でわかりやすく言うと、
- Synspective → 「宇宙から地球を見る会社」
- QPS研究所 → 「高性能な宇宙カメラ会社」
- ispace → 「月でビジネスをする会社」
- アストロスケール → 「宇宙の掃除屋」
という感じです。
詳しく見ていくとこうんな感じです。
1. Synspective(シンスペクティブ)
【地球の「今」をミリ単位で解析する画像データのプロ】
「SAR(合成開口レーダー)衛星」という、夜間でも雲の上からでも地表をクッキリ撮影できる特殊な小型衛星を自社で開発・運用しています。その画像データを使って、災害対策やインフラ管理のソリューションを提供しています。
ただ画像を売るだけでなく、「この地面がミリ単位で沈下している」といった高度なデータ分析(ソリューション)までセットで提供できる点です。すでに防衛省などから巨額の受注残高(1,000億円超)を抱えており、2026年中に運用機数を10機前後に増やして黒字化を目指すフェーズに入っています。
2. QPS研究所(キュー・ピー・エスけんきゅうじょ)
【圧倒的な高精細画像と、九州発の技術力】
Synspectiveと同じ「SAR衛星」を扱うライバルですが、こちらは九州大学発のベンチャーです。多数の小型衛星を連携させる「コンステレーション(衛星網)」を構築し、地球のほぼどこでも、ほぼリアルタイムで観測できる世界を目指しています。
画像の圧倒的な「解像度の高さ(細部まで見える力)」が強みです。こちらも防衛省の大型案件を落札するなど国策との連動性が極めて高く、宇宙関係の補助金(宇宙戦略基金)なども追い風になっています。業績面でも黒字化を視野に入れた具体的な通期見通しを出しており、実力派の銘柄です。
3. ispace(アイスペース)
【ロマンと実益を兼ね備えた、民間月面探査のパイオニア】
地球を飛び出し、「月」を目指している企業です。独自の月着陸船(ランダー)や月面探査車(ローバー)を開発し、世界中の政府や企業から荷物を預かって月面へ運ぶ「輸送サービス」や、月面で得られたデータの販売をビジネスにしています。
日本の民間企業として初めて月面着陸に挑戦した、パイオニア精神の塊のような企業です。現在は「ミッション2(2度目の着陸挑戦)」や、その先のミッション3・4に向けた開発が進行中。現在は開発先行で赤字ですが、成功時のインパクトやロマン、米国・欧州の政府系案件も巻き込んだ市場の大きさは随一です。
4. アストロスケールホールディングス
【宇宙のサステナビリティ(環境問題)を守る、唯一無二の存在】
役割を終えた人工衛星やロケットの残骸といった「スペースデブリ(宇宙ゴミ)」を除去する世界初の民間企業です。他にも、宇宙空間で動かなくなった衛星の点検や、寿命を延ばすための燃料補給サービスなどを目指しています。
今後、世界中で人工衛星が急増するため、デブリの衝突リスクは深刻な国際問題になっています。同社はJAXAや欧州宇宙機関(ESA)など、各国の政府機関から「ゴミ撤去」のプロジェクトを任されており、「宇宙の環境インフラ企業」としてのポジションを独占しています。ESG投資の文脈でも非常に注目度の高い銘柄です。


