思ったよりも早く,所期の目的を完遂した前日は,日付が変わる前に就寝。
 そのためか,朝も比較的早く目が覚め,6時半からだという朝食には,オープンと同時に行くことができた。

 「遠征」が決まってから,日程(2泊or3泊),宿,移動手段と検討したが,内容について最も迷ったのが,2日目の月曜日に「有効時間帯」のフル活用が可能な100円テーリングをどこでするか,という点だった。
 前述したとおり,当初は三重郡や員弁郡,桑名郡など「北勢」の郡部をメインに考えていたのだが,結局,三重県内ではなく京都府や奈良県,滋賀県との府県境を中心とするエリアを攻略することにした。
 しかし,そうなると倍以上離れたエリアに行くことになるため,それなりに早目の出発が必要になってくる。
 そこで,7時までには朝食を終え,早目に出発することにした。

 7時半頃に宿を出て,まずは奈良県を,と山辺郡山添村へと向かった。

 

 

 結構な山間を「酷道」も経由しつつ,100円テーリングをすることになったのだが,京都府に入ってからは「険道(県道)」ならぬ「腐道(府道)」の連続に見舞われることになった。

 

 

 ここまで,奈良市に編入された旧・添上郡月ヶ瀬村を除いて,「ゆうちょラリー」で「3ポイント」になる「郡部」を巡るようにコースを選んだが,滋賀県域では「平成の大合併」のために軒並み「甲賀市」になってしまっているため,選択の余地がなかった。

 

 

 結果として,「本能寺の変」後に徳川家康が所謂「神君伊賀越え」で領国の三河を目指したと謂われるルートをなぞるような動きになった。

 

 流石本場らしく,(映画「翔んで埼玉」でもその名を馳せた)「とびだしとび太」看板があちこちに(笑).

 滋賀県蒲生郡日野町まで足を延ばす,という選択肢も考えたが,その後の行程の関係で,今回は諦める。
 もし,こちらへと進んでいたら,当初の案で候補の一つとなっていた三重郡菰野町に抜けることになっただろう。
 そうなった場合は,100円テーリング終了後の「ボウリング場めぐり」の対象も,当初の計画にあった「オレンジボウルイオンモール桑名店」「アソビックスあさひ」「ラウンドワンスタジアムみえ・川越IC店」などが候補に挙がっただろう。

 

 

 しかし,実際にはそこまでの時間的余裕がなく,そのまま伊賀市街に抜けて「有効時間帯」が終了。
 そのため,伊賀市内の2センターを巡ることになる。

 

 

 「サン・ボウル」では,あっさりと左投げ・右投げともに200UPを達成した。

 

 

 しかし,続いて訪問した「伊賀にんにんボウル」では右投げが苦戦。4ゲーム投げても200に届かなかったものの(別に200UPが条件ではないが),左投げで215まで達したので,まあ良かろう。

 「伊賀にんにんボウル」に着いた時点で日没が迫っており,投げ終えた時には,辺りは暗くなっていた。

 センターを出たのは,19時過ぎ。

 ライトアップされた伊賀上野城を横目に,国道25号・163号へと入り,中瀬ICから25号バイパスの「名阪国道」へ。
 この日の「スタート地点」だった奈良県山辺郡山添村に向かう際にも通ったこの「名阪国道」は,無料の自動車専用道路だが,実質的には高速道路そのものだ。
 所要時間の短縮についての効果は大きく,あっという間に亀山ICまで走り抜けた。強いて言えば,トラックなどの通行量がかなり多く,それでいて流れも速いので,運転に不慣れだと辛いかも知れない。

 亀山ICからは,国道1号・25号の重複区間を経由して,鈴鹿市の汲川原町まで走り,汲川原橋(県道643号・三行庄野線)で鈴鹿川を渡って県道54号・鈴鹿環状線へと進む。
 宿の駐車場に入るためには,どこかでぐるっと回り込まねばならないので,少し南側に入って,途中の「セブンイレブン鈴鹿大池店(44803-1)」に立ち寄る。前日の経験から,車で動いているうちに調達しないと,宿からでは何かを買いに行くにも一苦労する,と学習したので,ここで夕食からつまみまで確保。

 こうして,20時過ぎには宿に戻った。

 長男と落ち合い,翌日の予定について確認。
 選手受付や「監督・引率者会議」は8時半から9時の間で,開会式が9時10分からとのこと。7時半までには朝食を終えて,7時50分までには宿を出る予定だと言う。
 大きな荷物は宿に置いて行くし,ボールは既に「鈴鹿グランドボウル」に置いてあるから,長男の他に顧問の先生2人だけなら,自家用1号車で送ることは難しくない。
 顧問の先生とも打ち合わせて,8時過ぎに車で出発することになった。

 長男の医療処置の段取りも終わったので,この日やるべきことは完了。
 郵便局は4府県にわたる範囲で17局,ボウリング場も初訪の2センター,セブンイレブンも3府県の3店舗,とそれなりの「成果」になった。特に,今回の行程中で,唯一の「丸一日使える平日」だったので,郵便局に重心を置くことにはなったのだが。