坂道の決まりごと | (裕)の学科教室

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こんにちは。(^O^)/



今回は坂道についてのお話をしましょう。



坂道は平らな道とちがって危険なことがたくさんあるので、交通ルールにもいくつかのきまりごとがあります。



坂道には3つの場所があります。




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上り坂


自転車でも坂を上るときはきついですよね…(-。-;)


坂道発進では後ろに下がる危険がある場所です。



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下り坂


下りは自転車でもペダルをこがなくても進んでいく場所ですよね。


スピードが上がってしまう危険な場所です。



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そして上り坂の頂上付近


頂上の先は下りになっているので、先が見えなくなっている危険な場所です。




交通ルールには坂道に関しての決めごとがいくつかあります。




1.徐行すべき場所(学科教本P88)



2.追越し禁止場所(学科教本P112)



3.駐停車禁止場所(P271)



です。



結構ありますよね…A=´、`=)ゞ





徐行すべき場所と追越しを禁止する場所については、


・上り坂の頂上付近


急な下り


です。



上り坂の頂上は、下り坂になっている先が見えなくなっています。


徐行は、先の様子を見るためにも必要ですし、


追い越すときにも対向車がきているかどうかがわからないからです。




ココで気をつけないといけないことが2つあります。




まず1つは、


上り坂の頂上付近であって、上り坂ではないことです。



上り坂の途中は徐行でゆっくり進もうとすると、


MT車の場合では半クラッチをずっと使っていたりするとエンストして止まってしまいますし、


AT車の場合では前に進む惰力であるクリープ現象がありますが、坂道の角度によっては前に進まなくなるので、アクセルで速度を作るのが難しいからです。




2つめは、


急な下り坂であって、ゆるやかな下り坂ではないことです。


道路には坂道のこう配をあらわす警戒標識が出ている場合もあります。


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10%の勾配とは、100メートル進むと10メートル下る(上る)ような坂のことで、角度でいうと8度くらいです。



この%(パーセント)という単位は、100メートル進んだら、何メートル下る(または上る)かを示すものです。




この計算でいくと100%の坂は傾きが45度となります。


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ちなみに、スキージャンプのジャンプ台の角度で約35度ですので、100%こう配の坂道は道路には絶対存在しません。(^▽^;)



「急な坂」とよばれるのは 10%以上になります。



以前、質問で「高速道路でも上り坂頂上付近や急こう配の下り坂は徐行場所であったり、追い越し禁止場所になるのか?」


という質問を受けたことがあります。



これについては、道路構造令という道路を作ることに関する法律があって、高速道路につけられるこう配が決めれれているのです。



高速道路で大型車が走れるような道路の場合


時速 80キロメートルのスピードが出せる道路で4%


時速100キロメートルのスピードが出せる道路で3%



が、つけられるこう配の決まりになりますので、高速道路では10%以上の急こう配の坂道は存在しないのです。( ̄ー ̄)




次に駐停車禁止場所については、



坂道では、」急な上り坂についても駐停車禁止場所になります。


坂道の途中での駐停車では、停めた車が動き出す危険があるので上り坂も禁止場所に入ります。



動き出さないように、MT車では上り坂ではロー(1)ギヤ、平地や下り坂ではバック(R)ギヤに入れて、



AT車の場合では上り下りに関係なくチェンジレバーをパーキング(P)レンジに入れて、坂道では輪止めをします。(学科教本P193、P279)





まとめです。


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「徐行すべき場所」と「追越しを禁止する場所」については、上り坂での決まりごとはありません。



「駐停車禁止場所」については、上り坂も禁止場所になります。



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絵で描くとこんな感じになります。





おさらい問題(答えは一番下↓)


1、

こう配の急な上り坂や下り坂は、徐行しなければならない。



2、

こう配の急な下り坂は追い越しが禁止されているが、こう配の急な上り坂は追い越しは禁止されていない。


3、

こう配の急な坂道では、上りも下りも駐停車が禁止されている。





(裕)でした。('-^*)/



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答え

1、×(上り坂は徐行場所ではありません)


2、○(上り坂は追い越し禁止場所ではありません)


3、○(上りも下りも駐停車禁止場所です)