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ある双子ちゃんが
1才半くらいの頃でした。
よちよち歩いて、
可愛いまっさかり
平日はワンオペ育児で
ママAさんが1人で子どもたちを
面倒みながら
家事をこなしていました。
ある時、ポストにメモが入れられていました。
「もう少し周りの人のこと
考えてくれませんか・・・」
苦情です
※詳しい事情は①→→こちら
恐れていたことが。
3回も。
しかも、3通目は
私の目の前で起こりました。
双子ちゃんたちとママさんと
一緒に出かけて帰ってきた時。
12時前でした。
玄関のドアに貼り付けられて
いました。セロハンテープで。
メモにはざっくりこんな事が
「もう本当に迷惑しています。
毎日毎日、うるさすぎます。
ここは一軒家じゃないんです。
マンションなんです。
集合住宅でのマナーを
守ってくれませんか。」
この日は、
朝7時半くらいから
子どもたちを外へ連れ出して、
ほとんど外で遊んでいたんです。
※この朝の時間は
ママさんは1人家の中で家事を
して過ごしました。
子どもたちは一度家に戻って
午前中のお昼寝をして、
起きたらまた、支援センターへ
遊びに出かけていたんです。
ほぼ泣かせませんでした。
これでうるさかったなら
無理でしょ。
何がうるさいのかな!?
ってくらいに、そんなに
音は立ててなかったと思います。
双子ちゃんの歩く音!?
そりゃーたどたどしくて
ぺたぺたぺたぺた、
どてっと転びもしますが。
上手に子育てする彼女で
苦情がくるならば、もはや
お手上げだと思いました。
こんなにしっかりしたマンションでも
ダメなんて・・・・
まぁ、ときどきしかおじゃましない
私がこの状況でびっくりしたのは
上の階の生活音
こんなに大きかったっけ
ってくらいに
ドッカーーン並みの
そんな音も時々あったので、
(今まで気にしなかったからかも)
(しれませんが、たぶん)
(上の階の子どもたちも)
(どんどん成長していて)
(そうとう動きが活発なのでしょう)
ここまで大きいと、
もしかしてこの彼女の下の階にも
響いているのでは!?
そして、この音を彼女たちが
発していると勘違いされていたなら
とんだ不運・・・
双子ちゃん達はいってもまだ1才半。
まだ走れません。
上の階の子どもたちは
めっちゃ走っています
(音的に)
別にだからって
気にならないですけどね。
気になる人だったら気になりますが。
とにかく。
苦情が来るようになってから
双子ちゃんは午前中から毎日
外へ連れ出しました。
それもなるべく長い時間。
双子ちゃん達を連れて毎日
家を出る生活って
ものすごく大変です。
出かけている間は当然
家事は一切できませんから、
出かける前までに食事の支度を
済ませておいたり、
洗濯物、掃除などを済ませておいたり。
それも朝早くはいけないので
家をでるギリギリの
なるべく遅い時間に合わせて。
だから、生活をすごく頑張って変えて
これ以上何ができる?って状態で、
過ごし始めた彼女たち。
双子育児って、本当に壮絶・・
こんな問題が出てきて改めて
やっぱり子どもが1人ずついる兄弟
とは違う難しさが、
動きの取りにくさが色んな所にある・・・。
できる限り力にならなきゃ
彼女がつぶれたら大変だ・・・
そんなことを思いました。
この日は私も朝からおじゃまして
大人2人体制で
最高の午前中を過ごして・・・
それでも来た3度目の苦情!
気の毒でしかありませんでした
それでなくても
逃げ場のない家の中で
2対1になって、育児・家事だって
追い詰められるんです。
そんな時に、かなり近い近隣の
誰かも分からない人から
苦情をもらう怖さって。
知らない人からの直々の
度重なる苦情・・・
子どもたちに危害がなければいいけど
見えない誰かから敵対心を
これでもかって当てつけられる
ストレス・・・
しかも、こんなに生活音を
最小限にして過ごした日に
3度目の苦情・・・
今回はポスト投函ではなくて
初めて玄関前まで
歩いてきたわけですよね・・・
ここまで来たってことは、
鉢合わせになっていた可能性も
あった!???
今日は私も居て、
大人2人ですけど・・・
怖っっっ!
彼女は、3度目のそれを
パッと目にするや
クシャッと握って取りました
(どんな心境だったか・・・)
そんな彼女の苦痛をなんとか
少しでも減らせるようにということで
彼女から色々話を聞いて、その日
オーナーさんに電話することになりました。
彼女が電話しているのを
ドキドキしながら待っていると・・・
「えっそうなんですか」
「そうなんです~・・・」
「ははははは~」
うっすら聞こえる声と
トーンと雰囲気からでしたが
オーナーさんに繋がって良かった
なにか分かり合っている感じが
漂っていました
よかった
こんなに頑張っている彼女。
これ以上はできないんだもの。
それをオーナーさんは
分かってくれたっぽい
彼女は別にいい訳みたいなことは
している様子ではなかったので
私に変わってくれたら
もっと弁明しましたが!!!
ま、こちらもクレーマーみたいに
取られたら大変ですし、
ひとまず、なにやら
いい雰囲気ならよかったです。
こんな時代だから、近隣の変な人!?
とか迷惑おばさん的な変わった人!?
とかだった場合、
彼女たちが危険な目にあったら
本当に怖いです。
まぁ、オーナーさんに電話して
何かが分かったところで
クレーマーさん!?が変わるわけでは
ないけれど。
なにかしら対策とか一緒に考えて
くれるかもしれない。
もし防音材とかが可能で入れてくれたら
変わるかもしれないし。
何より、オーナーさんに
間に入ってもらって
分かってもらえるだけでも
彼女の気持ちは少しは楽になる
それにしても・・・
彼女がいい人でしっかりしている
ということはもちろんだけど、
電話でこんなに爽やかな雰囲気が
漂ってくるなんて・・・
やっぱり、このオーナーさん、
彼女の話や、話し方を聞いて
「この人はしっかりした普通の方だ」と
分かってくれているっぽい
本当によかった
なにか対策に乗り出して
くれるって感じの話なのか・・・
どういうことなのか・・・・
私も電話に参加したい・・・
第三者からフォローさせて欲しい
って気持ちを抑えながら、
彼女の電話が終わるのを待ちました。
5分ちょっとほどで電話が終わって
帰ってきた彼女の
スッキリした表情
開口一番
「誰か分かったよ」
っっえーーーーーーーーーーーそうなの?!??
「とりあえず。
真下の人だって分かった」
っっえーーーーーーーーーーー!???
だって・・・真下って。
普通に子どもいる家庭だったよね!?
(中学生くらいだったか・・・!?)
しかも、双子ちゃん生まれて
ここで生活再開する時に
しっかりお菓子か何かもって
あいさつもしてあったよね!?
(挨拶したからって済まされるとかじゃないけど)
※そのときは旦那さん
が出てきたらしかったけど。
普通のやりとりしたのよね・・・
この日みたいに普通に朝起きて、
お掃除して
お洗濯して・・・・って生活音
(この日双子ちゃんは大して音を立てなかった)
これで苦情が来るってどういうこと!?
しかも、結構なボルテージだったか
今日は玄関まで来てたわけで。
下手するとチャイムならして
直接なにかしら文句を言うつもり
だったのか・・・分からないけど。
たまたま出かけていたから良かったのか
それとも、私たちが出かけたことが
分かったから、留守だと分かっていて
そのタイミングで来たのか。
(そのタイミングだからこそ!?匿名で!?とか)
いやいや・・・こりゃすごいことよ。
怖いにも程がある・・・
でも下の人って・・・
普通の子どもがいる家庭よね?
「ちょっとどういうこと!?」
と彼女に聞くと、
どうやらオーナーさん
「行っちゃいましたか苦情・・・」
「こちらで対応しきれず申し訳ない」
そんなお話だったようです。
下の人から苦情を聞いていたみたい
だったんです。既に。
なだめてくれていたみたいです。
オーナーさん
知らないところでフォローして
くれていたようで。
つまり、オーナーさん
彼女や双子ちゃんたちの生活音
聞いていたのか聞いていなかったのか
分からないにせよ、
下の人の言い分に無理がある・・・
ということを感じていたようなのです。
しかも、直接苦情をしないように
注意していたと・・・。
え!?もしかして、本当に
不運にも変な人に
上下階で当たってしまった感じ!?
「なんか、朝5時くらいから
旦那さんが寝るって
生活スタイルらしい」
ということは
つ・ま・り!?
彼女たちが起きて、
一日が始まるタイミング
ほぼ丸かぶりで
お休みになる・・・!?
そりゃ・・・うるさいわな。
そりゃ電話で笑うわな。
オーナーさんも彼女も苦笑いよ。
笑うしかないか!?!?
正体不明の
得体の知れない恐怖感は
いったん晴れたように思えました
彼女がこれまでのように
1人で日中、
玄関の貼り紙に直面したら
どんなに孤独で辛い思いをしたか。
旦那さんに話せる夜までの間
耐えきれない思いに
つぶされそうになっていたか。
それを思えば、
とりあえずは、
オーナーさん情報により
得体の知れない恐怖感が
少し晴れました・・・
次回に続きます