林真理子さんの「成熟スイッチ」を読みました。
林真理子さんの本は、デビュー作の「ルンルンを買っておうちに帰ろう」からずっと好きで、2013年に出た「野心のすすめ」もめっちゃお気に入りです。
今読み返すと初心者感満載のブログです^^;
若い頃はどちらかというとアクの強いキャラというか、尖った感じの女性でしたが、最近では日本大学の理事長に就任されるなど、成熟した大人の象徴的な存在になっておられます。
周りを見渡すと、歳を重ねると誰もが成熟するわけではなく、「老害」を振りまく人もいれば、「あんな風に歳を取りたい」と思われる人もいます。
この本では、その違いはどこからくるのか？ということを
・人間関係の心得
・世間を渡る作法
・面白がって生きる
・人生を俯瞰すること
という4つのスイッチで語られています。
ものをもらったりご馳走になったらお礼状を出すとか、仲良くなりたい人に会うときは手土産を持っていくとか、時間やお金の使い方に気をつけるとか、
そのスイッチのひとつひとつは別に難しいことではなく、誰にでもできそうなことばかり。
歳を重ねると、若い頃のように上司や先輩から叱られたり、周りの人に注意されたりする場面は少なくなっていきます。
だからこそ、そんな当たり前のことを積み重ねていけるかどうか？が、成熟した大人になれるかの分かれ道になるんやなーと思いました。
一つ何かをやると、必ず何かを教えてもらえる。
つまりは、何もやらなかったら何も学べないということです。
ちょっとしたことでいいから何か新しいことをして、昨日とは少し違った自分になってみる。
成熟にはキリがありません。
毎日新しいスイッチを入れながら、自分の変化を楽しむことが出来たらなんて、素敵な人生でしょう。
（あとがきより引用させていただきました）
過去の成功体験やプライドにこだわって
「もう歳だから、新しいことはできない」
なんて思わずに、アンテナを立てていろんなことにチャレンジしていくからこそ、いつまでも魅力的な大人であり続けるんですよね。
林さんのように素敵に歳を重ねていくために、何を大事にして、何を手放すのか？を意識していきたいなーと思いました。
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