2月に開催した、【おはまカフェ☆好きな本すすめ隊】。
参加してくださったakokoさんにご紹介してもらった、髙田郁さんの「あきない世傳(せいでん)金と銀」を読みました。
(って言っても、まだ途中の4巻までですが…)
こちらのブログ
↓↓
でも
毎回楽しみにしている高田郁さんの『あきない世傳』は別格です❣️)
と書いておられる通り、【おはまカフェ】でも『あきない世傳』への愛を熱く語ってくれてたakokoさん。
とはいえ、すでに12巻まで話しは進んでるので、今から全部読むのは大変かも…とちょっとびびってました。
でもですね、1巻を読み始めたらめっちゃ面白くて!
私は本を読み始めると止まらなくなって、ついつい夜ふかししちゃうこともあるんですけど、1冊ほぼ一気読みしてしまいました。
江戸時代、摂津の学者の娘として生まれながらも、兄や父を亡くし、9歳で大阪天満の呉服商で住込みの女衆(女中)として奉公する主人公の幸(さち)。
(偶然にも、幸の故郷を流れる津門川は私の家の近くで、ここから天満まで歩くのは大変やろうなーと思いました。)
「一生鍋の底を磨き続けるしかない」定めの女衆から、番頭の治兵衛(じべえ)に商いの才能を認められていきます。
その後、病に倒れて不自由な身体になった治兵衛から、幸はこんな言葉を聞きます。
「大坂には昔から『縁と月日』という言い回しがおます。
(中略)
物事が成るか成らんかは、ひとの想いや働きだけで決まるもんやない。
ご神仏の手ぇが差し伸べられるかどうかだす。
それに加えて、起こってしもた難事を解決するためにはな、短気はあかん。
決して諦めんと、歳月をかけてゆっくりと時節を待て、いう意味やないか、て考えるようになりました」
やがて店主の嫁であるご寮さんへと、異例の転身を果たしたものの、その後も波瀾万丈の展開が続いています。
自分の力だけではどうしようもない自然災害や大切な人の死など、いろんな困難に遭いながらも、周りの人に助けられながら、商いを大きくしていきます。
女性というだけで、今よりずっと制限が多かった時代にあっても、知恵を絞って、自分の力で人生を切り拓いていく幸。
「こういうきまりだから仕方ない」
「あの人のせいでこんな目に遭ってしまった」
と言い訳するのは簡単だけど、どんなときも「今の自分にできること」を考え行動する遠い江戸時代の女性に、勇気をもらえる物語です。
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