の続きです。
国内債券を違う資産と組み合わせて持つ、つまり株式や不動産と組み合わせるのが、バランス型ファンドといわれるものです。
前回の記事に書いたNISAの活用事例でも、「国内債券が70%、残りの30%は国内株式とJリート(不動産)」というのが紹介されています。
この配分で思い出すのが、コロナショックの前は販売ランキングの常連だった、東京海上アセットマネジメントの円奏会。
通常は国内債券70%、株式と不動産に30%という配分ですが、コロナショックで大きく下落した後にリスク資産を約7%に減らしました。
参考記事↓↓
一番下がった3月19日から約半年で、日経平均が約40%、Jリートが約50%戻したのに対し、円奏会は3.3%の上昇にとどまっています。
直近のレポートでは、「海外株式や海外REITを併せ持つことで、効果がある」ということが書かれてます。
が、当初の配分が気に入って買った人からしたら、
「え?今になってそんなこと言うん?」という感じだと思います。
つまり、「配分を機動的に見直す」というタイプのバランス型の場合は、ときどき中身をチェックしておくほうがいい、ということになります。
それが面倒なら、8資産、6資産など、均等に配分してるのを選ぶほうがいいかもしれません。
バランス型だから、お任せして大丈夫とは限らないというのが、残念ながら今回の教訓かなと思います。
そして次回は、
◎特別な仕組みの国内債券を持つ
ということについて、お伝えします。
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