なので、ソウタの支援会議の後に、次男が気にかかるが、どうすればいいかを学校に通ってる教育相談所のスクールカウンセラーに聞いてみた。
目的は、
①次男の特徴の把握。
普通の4歳の基準がわからない。
ソウタは運動が低すぎて、言語理解が高すぎるので、運動がソウタよりマシで、言語理解がやや低めの次男は定型発達障害なのだろうか。
天邪鬼な性格やマイペースな行動は長男に似てるところが多いのも不安材料。
②知覚、原始反射の残存具合など早めに知っておいて就学前に対処したい。
スクールカウンセラーさんが言うに、Wisc(IQテスト)は5歳からしか受けられない。
Wisc受けちゃえば、高得点と低得点の差で発達障害を感じる指針になる(0~19は定型発達)。
Wiscの得点と実生活はそんなにリンクしてないが、ざっくり苦手な作業を把握出来る。
Wiscのワーキングメモリーは120越えの高得点でも、ソウタはシングルタスクだし、
言語理解も120越えだが、日常単語を変な使い方をしていたりする。
まぁ、数字が出れば、全体のどのくらいの位置にいるのか。自分が何かを教える時に得意不得意がわかっていれば、カリキュラムを組みやすいし、他者に支援を求める時も説明しやすい。
Wiscはまだだが、早期療育教室があるそうで、早速電話をする。
まずは見学に誘われ、見学に行く。
8名くらいの子達に、半数くらいが、多動傾向。
初めて兄と別行動で初めての場所に来たので、いつもと違う次男が見れた。
兄は、初めての場所では、恐竜のフリで威嚇してたが、次男は兄のフリ。
「こんな赤ちゃんのおもちゃなんて、俺は遊ばないね‼︎」
かわいくないw
カリキュラムは、着替え、自由遊び後、紙芝居をしたり、手遊び、テーマに沿った遊びを長い期間同じ事をして、繰り返しの楽しさと安心感を感じられるようにして行くようだ。
ここでは、多動児は、一対一で先生がついて、危険な行動は止めるが、基本的に多動したいようにさせている。
なので、紙芝居読んでいても、2、3人が走り回ったり、後ろにあるロッカーに突っ込んで落ち着いたり、おもむろに物を投げ出したりしている。
チョロチョロする子の中で大人しく見てる子もいる。
チョロチョロしてても連携はしないので、自分の多動に落ち着いたら、元の場所に戻って、紙芝居を聞き、まだ必要になったら多動に行く感じだ。
感覚の取り入れをしてるのだ。
と、思って見てると、普通の保育園で、先生にマークされて、借りてきた猫みたいになってる多動児よりずっと活き活きしている。
多動の根本を知らないで見ると、躾られてなく、大人が振り回されている酷い有様に見えるかもしれない。
しかし、多動が満たされると、必ず集団に参加しに戻る。
やはり、多動は感覚的に欲しているだけで、この子らは、集団参加出来るし、したいのだろう。
次男も活き活きとロッカーに突っ込んでたので、苦笑い。
最後は、『泡ぶくたった』を繰り返しやって、とても楽しかったようで、
「また行きたい!」
母は、心理士と話しながら、
「ここでは、子供を判断したり、何か出来るようにはしません。ただ、子供の行動を止めず、子供同士のコミュニケーションの機会を作る様にしてます」
半年に1度、作業療法士、理学療法士、言語心理士などに診てもらえるものの、私の初めに求めてた物とは随分違う。
しかし、この中では保育園と違って、多動は多数派である。
兄は保育園で、少数派で、友人関係がうまくいかなかったのを未だにひきづっているのを感じる。
そして、今、兄が友達になるのも同じ傾向の子供が多い。
兄は今、『友達』のハードルが高く、『一人』をこよなく愛してる。
次男にここに通う事で、次男の友人関係に希望が出るならそれもいいと思う。
未就学のうちに感覚を育てたいと言うと、
心理士さんが、運動療法をやってる所を紹介してくれた。
つづく。