こんばんは
会うとホッとする心理カウンセラー
ジャージコバ認定カウンセラー
せいちゃんです。
公式ラインのご質問から
始まった新しいシリーズ。
どんな風に友人から恋人に変わっていったのですか？
その①
その③
その④
その⑤
その⑥
その⑦
その⑧
その最終回
そして、、
あとがきのせい代さん。
２０２１年１月４日。夜、リビング。
娘せい子を寝かしつけて
リビングに降りてくる俺。
まとめた年賀状に目を通しながら
落ち着きなく、そわそわ。
テレビをつけて、見てるような見てないような。
隣、妻せい代はドライヤーで髪を乾かす。
ドライヤーの音が一旦止まったとき
あれ、あのさぁ、、マッキーから年賀状届いたやろ。
大学のサークルの仲間だったマッキー。
何か幸せそうな家族写真やったなぁ。
そうだね〜。良い写真だね。
あれだなぁ、俺らも大学からかぁ〜。
付き合って、、結婚して。
うん。そう考えると長いね。
あれ、あの、あの時、、
最初、告白してくれただろ。せい代。、、俺に。
えっ！？ うっ、うん。
あれ、あっ、あれ、あっ、あの時、、、
「せいちゃんさんはそのままでいいんですよ」って
言ってくれただろ？
うん。それよく言うね。
いや、あれ、めちゃ、あそこで
ふわぁ〜って気持ちがなったっていうか、、
あれ、、、何で、、そう言ってくれたん？
えっ！？ 何で？
いや、、あの言葉に救われたから、、
あれ、、あれは何でそう言ってくれたんかなぁ。
と、ちょっと思って。
せい代はしゃべりだした。
俺と最初出会った時、、、
この人、会話してるけど心ここにあらずだ。
言葉に気持ちが入ってないというか、、
うわべだけな感じ。
そう思ってたんだって。
けど
友達としゃべってる時
楽しそうに優しそうにしゃべってて
相手が嫌がること言わない人だなぁ。
優しい人だなぁ。って
だんだんイメージが変わっていって好きになって。
だから告白したらしい。
けど
その時、俺、、
電話で告白されて、断って
さらに
俺はダメな奴だからって自分責めをし始めた。
せい代は
えっ？えっ？えっ？
全然そんな風に思わなくていいのに。
誰もそんなせいちゃんさんのこと見てないですよ。
何回も何回も
そんなに俺はダメな奴だって言わなくていいのに。
そのままで全然いいのに、、
まだ言ってるー。
私、告白して振られてるのに
何で愚痴みたいに聞かさせれてるのぉー。
おいー、おーい！
いやいや、だから
せいちゃんさんはそんな人じゃないのに
何をそんなダメだダメだ言ってるのー。
もっ、もうわかりましたから。
大丈夫ですから！
当時、電話で俺の話を聞きながら
そう、心の中で思ってたらしい。
それで、
そろそろいい加減
気づいてほしいから
「せいちゃんさんはそのままでいいんですよ」
って言ったらしい。
俺の想像とは全然違った。。。
けど
当時のせい代の気持ちを聞けて
俺のこと
あの頃から認めてくれてて、
信頼してくれてだんだなぁって思うと
嬉しくなった。
男として自信がついたような気がした。
これからもせい代を幸せにしようって思った。
夜、リビング。
またドライヤーの音が大きく鳴りだし
せい代は再び髪を乾かしだした。
ありがとう！
小声で感謝の気持ちを伝えた。
えっ？何て？
いや、あれ、俺、先に寝るわ。
うん。
おやすみ。
ありがとう。おやすみ。
照れ隠しに口だけ大きく動かした。
（クレームは真摯に受け止めます）
ベッドに入り、スマホを持つ。
どんな風に友人から恋人に変わっていったの
だろう？
昔を思い出しながら、冒頭の部分を書き始める。
このシリーズの始まり。
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