どこでいつ勉強するか
読書は投資として最高の効果がある、
読書をすれば時間ができる、
と書いてきましたが、書斎を持っている方は日本の住宅事情を考えると稀でしょう。
ではどこで本を読めばいいのか。
レバレッジリーディングの本田 直之さんは朝、風呂に入りながら本を読むそうです。
また、他の人が書かれた本を見ると、
朝早めに家を出て空いている電車に乗って通勤電車を書斎代りにする、
早朝から開いている喫茶店で本を読む、
外で待ち合わせなどがあるときは30分~1時間前に到着するようにして、待っている間に本の読む、などがあります。
夜の帰りが遅いので朝早く家を出るのは無理だとおっしゃる方もおられるでしょうが、読書によって短時間で成果を出せるようになると、残業しないですむようになります。
その分早く帰れるので睡眠が取れるようになり、朝早く出られるようにもなります。
こういった好循環が回りだすまでは少々きついかもしれませんが、いったん回り始めると、同僚との差をどんどん広げることができます。
ちなみに私は早朝派ですが、テレビを見ませんので時間があるときは夜も本を読んでいます。
参考図書
レバレッジ・リーディング
本を読む時間がない人
読書だけに限った話ではないのですが、何かを人に勧めた時に、時間がないからできないと言われることがあります。
単に興味がないのであれば、強く勧めても迷惑になりますので断られた人にはそれ以上話しませんが、読書だけは逆なんです。
読書をすることで時間を生み出すことができるんです。
成功本の著者の多くは会社の社長さんだと以前書きましたが、社長さんってヒマじゃないんです。
たいていは一般のサラリーマンよりも日々忙しく過ごしています。
そんな社長さんは、忙しいからと言って本を読まないでしょうか。
逆です。
忙しいからこそ読書をするんです。
本の中には忙しいからこそ時間を有効に使う方法が書かれていたり、短時間で成果を上げる方法書かれています。
忙しい社長さんが本を読まなければ、もっと忙しくなって仕事が回らなくなるか、会社に仕事が回ってこなくなるか、どちらかでしょう。
私たち一般のサラリーマンでも、本を読みだせば本を読む時間ができます。
参考図書
仕事の8割は人に任せなさい!
「仕組み」整理術
本の値段
本の値段にそれだけの価値があるかどうか、読んだ人が何を得たかにもよりますが、私は気に入ったフレーズ、役に立った言葉が一行でも、一つでもあれば十分だと思います。
何もしなければ知ることのできなかった事柄を知識として手に入れられる、自分で実際に体験できないことを代わりにやって、その結果を報告してくれているのだから、それを読んで知るだけでも価値があると思います。
勝間和代さんは、高い本は読む人が少ないのでレアな知識や情報を手に入れられる。高い本は高いなりの価値がある、ということをおっしゃっています。
逆に安い本に書かれていることは多くの人か知っていることであり、読んでいないと自分だけが知らない、という可能性もあるわけです。
この状態は危険ですよ。
読書のコストパフォーマンス
多くの成功本に共通して書かれていることは、もっとも費用対効果の高い投資は読書である、ということです。
「読書が投資」ということに疑問に感じる方もおられるでしょうが、将来の自分に対する投資、ということです。
著者は読書で勉強することについて、口をそろえて、1500円程度で買った本が、将来100倍、1000倍になって返ってくると言います。
株や為替取引で100倍というのはほとんどあり得ない話ですが、成功本の著者の多くは会社の社長さんで、彼らは実際にそれくらい稼いでいます。
事業を興す以前から多くの本を読み、その内容を実行し、100倍、1000倍の利益を生み出しているんです。
そこには特殊な才能や能力も、運の良さも関係ありません。
ただやるかやらないか、その違いだけです。
あなたの給料の元~変化するならあなたから
あなたの給料の元は何でしょうか。
あなたの給料はどうやって支払われているのでしょうか。
あなたが受け取る給与額の基準は、なたが生産した価値によって決まります。
社員一人一人が生産する価値を平均し、会社自体が存続するための費用そ差し引いて、その残りから能力や年齢、勤続年数などによって基本給が決められます。
あなたがもし、会社の給料が安いと嘆いているなのなら、その原因は、余分な経費がかかっているか、役員がピンハネしているか、社員全員の生産する価値が低いか、ということになります。
一般的に給料の高い会社は生産する価値も大きく、それが原因で社員のモチベーションも高いので、給料はさらに高くなり、給料の低い会社は生産性が悪くなり、昇給も小さくなると考えられます。
今後あなたがとるべき行動ですが、自分一人が頑張ったところで変わらない、と思って生産性を高めなければ今までと変わらない生活が続きます。
変化を求めるなら他人に文句を言う前にまずあなた自身が変わらないといけません。