ドイツ移民の追い出しにかかる | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

反新自由主義・反グローバリズムの立場での政経論、時事ニュースなどを解説。
ヤン・ウェンリー命は2ちゃんねるのコテハンです。

反新自由主義・反グローバリズムコミュニティ【ブルーオーシャン】の管理人もやっています。

独 移民の追い出しにかかる(sputnik)

上記の記事はロシアの通信社によるものなのですが、ビルト・アム・ソンタグというドイツ紙の報道をもとにしているので、信憑性は高いように思います。

内容は『100万人が難民申請をして、そのうち認可の下りなかった30万人はドイツから去るべきだ』と日本で言う内閣官房長官がドイツで発言したという話です。

まぁこの報道もドイツ紙のフィルターにかかっておりますので、難民を移民と言い換えている箇所があるのがかなり疑問ですが、何にしてもドイツ国内の政権中枢からもこのような声明が発表されるほどドイツは切迫した状態になっているのでしょう。

ある意味で「認可が降りなかったので当たり前」なんですが、ドイツからこのような声明が発表されるのは中々に驚いております。

 

詳しくは長い記事ではないので上記を見ていただきたいのですが、論理建てとしては「我々は難民に人道支援をしてきた」「2016年の難民の流入は減少している(本当か?)」「だから難民として認可されていない難民は、ドイツを去るべきだ」「そうでなければ、ドイツは法治国家として機能しない」といった順序立てです。

 

続 移民政策のトリレンマ(三橋氏ブログ)

三橋氏が「移民政策のトリレンマ」と題して以下のようなことを仰っております。

(1) 外国移民を受け入れ、治安を維持しようとすると、自由を失う
(2) 外国移民を受け入れ、自由を保とうとすると、治安が悪化する
(3) 自由を保ちつつ、治安を維持したいならば、外国移民を受け入れることはできない

 

今のドイツはまさに2)と3)の間でのジレンマに悩まされている、と見てよいのでしょう。

この点についてお話すると、まだドイツで移民、難民が拡大していなかった頃は1)の自由をちょっと制限すればいいだろう、ということで進んできたという経緯があります。

つまり「自由と寛容の精神(移民、難民に対して)」を国民に押し付け、ポリティカル・コレクトネスという盾を使って国民に我慢させてきたわけですね。

ところが国民の自由がどんどん侵害されていくにつれて、いずれこのような手法は限界点に達します。もはや国民の不満を抑えようがない、だから2)と3)の間で悩ましく揺れ動いていると見るのが自然な解釈です。

 

世界では2013年になんとシンガポールですら「移民縮小」に舵を切り、続いてはイギリスのブレグジット、そしてアメリカのトランプ政権、さらにはドイツでの今回のこと、もしくはフランスのルペン大統領候補の善戦といったように「人の移動の自由はヤバイ!」と世界中が動き始めております。

少しグローバリズムのヒト・モノ・カネに対する移動の自由を考えてみると、ヒトの移動の自由が最もヤバイのは明白です。つまりこうです。

 

モノの移動の自由、つまり過激な自由貿易は人件費の安い国との競争に晒され、先進国ではデフレ圧力になりますが「消費者利益!」という魔法の言葉で擁護され続けました。

実際に国内市場に安いものが入り込んでくるので、国民の痛みはまだ比較的小さめで済むわけですし、消費者利益!とか国際競争力!とか言っておけば誤魔化せるわけです。

 

ついでカネ(資本)移動の自由は国民には非常に見えづらい。この資本移動の自由と金融規制の緩和というのはリーマン・ショックなどの危機を引き起こしたものですが、国民には因果関係がわかりづらいのでこれも誤魔化せるわけですね。

国民にとってはある種の天災であり、ハイマン・ミンスキーの金融不安定性仮説など知っている人のほうが少数でしょうし。

 

ところがヒトの移動の自由だけは実際的に日常生活レベルにおいて、不満を鬱積させる大きな要因になりえます。

特にナショナル・アイデンティティを共有していればしているほど、当該国国民にとって認められるものではないし、シンガポールのような移民国家ですら「4割以上が移民」という事実と「世界経済の同時停滞」という状況に耐えられなかったわけです。

そしてドイツという「ルールに厳格な国柄で、長年所得の停滞、減少に耐えてきた国民」ですら、もはや耐えられるレベルではないという状態になってきている。だから上記のような「もうムリポ」という情報が出てきていると見るべきでしょう。

 

さて、世界中が「移民、難民はもはや無理!制限するべきだ!」という状態にも関わらず、一つだけ呑気に「移民を増やしましょう!移民で経済活性化!」などという政策を推し進める国があります。我が国日本ですねorz

日本の移民政策についての論点と反論をしますとこうです。

 

1)移民をしっかり管理すれば大丈夫!

どのような方法で?奴隷じゃないんですから無理でしょう。また管理しようとしても移民の数が大きくなればなるほど、管理は難しくなります。

またそのような管理に対して、膨れ上がった移民の運動が起きることは必至で、そのときにメディアや政治家がどのように対処するか?管理の規制緩和が必然でしょう。

幾つかの段階を踏んでドイツ、アメリカ、フランスのようになるのは必至です。

 

2)少子高齢化だから仕方がない!このままでは亡国だ!

移民を入れても亡国ですけど(汗)

移民は良く言っても短期的な対処療法にしかならず、長期的には日本を蝕むのは自明です。

大体インバウンドで観光立国!だとかアメリカ様に守ってもらうんだ!とか少子高齢化の対処は移民だ!とか、とどのつまり「自分たちはな~んも出来ましぇーん!外国に頼るしか無いんです!」と言っているようなもので、まずは恥を知れと。

まずは財政出動によって経済をデフレから完全に脱却させる、人手不足は官民併せた積極的な投資による技術革新で補う、農林水産業は政府がしっかりと保護することで安定して儲かる産業にする等々。

日本人の手で日本の問題を解決していく、という意識を持たない限りは行き着く先は亡国です。

 

3)高度人材だから入れるんだ!親日国から入れるんだ!

これに対しては病院行って来い!としか言えません(笑)

国家戦略特区では「メイド」を入れるのだそうですし、そもそも高度人材の定義がされていない時点でガバガバになるのは明白です。

また親日国ってなんやねん!でございます。そんな国は存在しません!

ロシアは親日ですか?反日ですか?台湾は?台湾も確か尖閣諸島の領有権を主張していたはずですが。

トルコは?インドネシアは?東南アジア諸国は?インドは?

というかそもそもアメリカですら大統領令で「中東の7カ国から渡米禁止」とやるのが精一杯なのに、日本が選べると思っている時点で「お花畑」以外の何物でもありません。

 

総論としては、移民政策をすすめる安倍政権を支持する人たちというのは、前に書いたとおり「ストーブに触ったら火傷すると知らない子供」と一緒です。

周りが次々と火傷しているにも関わらず、わざわざ火傷しようとするのは子供ですらしないのでそれ以下と表現することも可能でしょう。

サヨクはそもそもお花畑なのですが、日本のいわゆる保守と呼ばれる保守芸人たちも殆どレベルに変わりはないのですね。

TPPを大丈夫!心配しすぎ!と言ってみたり、移民政策については沈黙を守ったり、グローバリズム的な構造改革、規制緩和について口を閉ざしてみたり。

そうして憲法さえかえればなんとかなる!と夢想する様は、サヨクの9条を守れ!と夢想する様と一体何が違うのか・・・・と考えずにはいられません。

 

一つの救いは、ネット上において「移民政策だけはやめて!」という声が割と多いことでしょうか。

右も左もあてにならない状況で、国民が声を上げるしかありません。

 

移民政策は断固として反対!と思われたらクリック!

↓↓

発信力強化のためにクリックいただけたら~ヽ(=´▽`=)ノ

 

コテヤンの好きなブログ紹介
進撃の庶民:毎日、気鋭の論客が政治、経済、思想に切り込む!コテヤン(月曜担当。気鋭じゃないw)も寄稿メンバーの一人です。影法師氏の進撃の朝刊も情報盛りだくさん!
新聞の社説とかより全然こっちのほうがいいです。いやほんまに!

国家戦略特区blog:超人気ブロガーみぬさ よりかず氏による政治、経済コラムが毎日更新!ブログ名は新自由主義者を釣るためだとか(笑)
コテヤンの尊敬するブロガーの一人&先達です!コテヤンがファンって相当やで?

ずるずると道・郷・話を愛でる:重厚かつ濃密な論考をされるzuruzuru4氏が政治ブログランキングへ参戦!!
更新されたら必ず読みに行くブログの一つであり、氏の知的思考をたどることは大変に面白い!

ナスタチウムのブログ:ナスタチウム氏が海外の報道から、移民、難民、マスメディア、政治などに深く切り込んでいきます
特に移民、難民系の記事は「今そこにある危機!」として、皆様に是非とも見ていただきたいブログです。

うずらのブログ:うずら氏の記事ははっきり言って、そこら辺の社説よりレベル高い!
ストンと腑に落ちる言語能力、目の付け所が魅力的で、基本更新されたらいつも見るブログです!経済系が多いかも~

三橋貴明オフィシャルブログ:はい、皆様ご存知の三橋貴明氏のブログ
毎日更新されているんですが、当然ながら私も毎日みています。多分見始めて7~8年くらい?むっちゃ勉強になりますから。

 

 

 

 

 

本日の男の料理~春菊の白和え~

今日はお豆腐と春菊を使った料理。そう言えば白和えって全然載せてなかったな・・・(笑)

 

材料

・春菊

・豆腐

・人参

・椎茸

・こんにゃく

・胡麻

・醤油

・鰹出汁(顆粒でもOK)

・塩

 

1)春菊は沸騰したお湯に塩少々を入れて茹で、冷水に浸す。豆腐は塩をふって15分ほど水抜き。人参、椎茸、こんにゃくは千切りにしてそれぞれ茹でる。

 

2)すり鉢で炒り胡麻を多めに丁寧にすりおろし、豆腐を加えてオボロ状に。鰹出汁、醤油、塩を加えて味を整えたら、1を入れて混ぜて出来上がり!

 

少しこってりしたほうが好きな方は、胡麻ペーストを加えるとこってり感が出ますよっと。

 

これはいいな!と思われたらクリック!

↓↓

発信力強化のためにクリックいただけたら~ヽ(=´▽`=)ノ