三大友禅(京友禅、加賀友禅、東京友禅)の中で、最も知られていない東京友禅のお話
東京友禅の特徴は、京友禅のように分業制ではなく、一人の作家が、構図、下絵、
糸目置き、色挿しを行います。
柄行きは、京友禅に比べると藍、茶、白を基調とした渋くあっさりした色です。
東京友禅の発祥は文化文政の1800年頃。
天下の繁栄の中心は上方より江戸に移りました。武家社会の中心として栄えた江戸には
上方からの産物が“くだりもの”といわれ集荷されました。
※ちなみに、“くだらない”の語源は、上方から“くだるまでもないもの”からきています。
この頃より、大名のお抱え染め師等が江戸に移り住んだことで各種の技法が伝承されました。
安定した社会によって町人が経済の主導権を握り、町人文化の発達、度重なる奢侈禁止令
などによって、単彩で粋なものが要求され東京友禅の特色が生まれたと思われます。
こちらが、小倉貞右(おぐらていゆう)先生。
京友禅の4代目田畑喜八さんに師事されたそうです。
東京友禅、江戸友禅、東京手描友禅すべて同じものですが、伝統工芸品に指定された時の名称が
東京手描友禅だったそうで、伝産マークがついていると、東京手描友禅といわれるとのお話でした。
小倉先生は、独自で開発された真糊に近い仕上がりになるゴム糸目糊を使った、
写し糊糸目技法によって地染めを挿し彩色よりも先に行うそうです。
左)糸目糊置きに使う筒紙 右)引き染めに使う刷毛
ご自分でオーダーされたという袴姿。野袴になるのでしょうか。
とっても動きやすそうですが洗練されたデザイン。
小倉先生の作品の数々。
※先生からのお申し出により、写真は削除いたしました。
申し訳ございません。
上品で抑えめの華やかさが素敵です。
お茶席にも向いている作品が見つけられそうな気がいたしました。
花兎の羽織、ちょっとクラッときましたヽ(゜▽、゜)ノ
数寄屋袋も素敵なものばかり
作品をつくられた方のお話をお聞きすると、実感がわくといいますか、ピンとくるものもあって
見ていてもより楽しめます。
東京友禅の特徴は、京友禅のように分業制ではなく、一人の作家が、構図、下絵、
糸目置き、色挿しを行います。
柄行きは、京友禅に比べると藍、茶、白を基調とした渋くあっさりした色です。
東京友禅の発祥は文化文政の1800年頃。
天下の繁栄の中心は上方より江戸に移りました。武家社会の中心として栄えた江戸には
上方からの産物が“くだりもの”といわれ集荷されました。
※ちなみに、“くだらない”の語源は、上方から“くだるまでもないもの”からきています。
この頃より、大名のお抱え染め師等が江戸に移り住んだことで各種の技法が伝承されました。
安定した社会によって町人が経済の主導権を握り、町人文化の発達、度重なる奢侈禁止令
などによって、単彩で粋なものが要求され東京友禅の特色が生まれたと思われます。
こちらが、小倉貞右(おぐらていゆう)先生。
京友禅の4代目田畑喜八さんに師事されたそうです。
東京友禅、江戸友禅、東京手描友禅すべて同じものですが、伝統工芸品に指定された時の名称が
東京手描友禅だったそうで、伝産マークがついていると、東京手描友禅といわれるとのお話でした。
小倉先生は、独自で開発された真糊に近い仕上がりになるゴム糸目糊を使った、
写し糊糸目技法によって地染めを挿し彩色よりも先に行うそうです。
左)糸目糊置きに使う筒紙 右)引き染めに使う刷毛
ご自分でオーダーされたという袴姿。野袴になるのでしょうか。
とっても動きやすそうですが洗練されたデザイン。
小倉先生の作品の数々。
※先生からのお申し出により、写真は削除いたしました。
申し訳ございません。
上品で抑えめの華やかさが素敵です。
お茶席にも向いている作品が見つけられそうな気がいたしました。
花兎の羽織、ちょっとクラッときましたヽ(゜▽、゜)ノ
数寄屋袋も素敵なものばかり
作品をつくられた方のお話をお聞きすると、実感がわくといいますか、ピンとくるものもあって
見ていてもより楽しめます。