日本橋高島屋さんでのトークイベントメモ
10月29日30日と11月6日7日の計4日間、1日3回行われます。とっても充実合格

本日の1回目は「竺仙」の小川文男社長のお話からスタートカチンコ
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

約170年前の天保年間に創業された江戸の老舗「竺仙」さん。
私の部屋着、実はほとんどがこちらの綿コーマ浴衣です。
藍染めのパキッとした柄行きが好きで、愛用させていただいておりますドキドキ

浴衣のほとんどが無地か絞りだった頃に、江戸小紋の板場と型紙を使って
木綿に柄をつける江戸染め浴衣をつくりだしたそうです。
確認し忘れてしまったのですが、おそらく長板中形の浴衣のことでしょうか。

右が社長の小川文男さん。左の方は高島屋の方。
きもの カンタービレ♪

江戸小紋という名称は、昭和30年に小宮康助氏を重要無形文化財(人間国宝)に認定する
際に、他の小紋と区別する為に名づけられました。
型紙を使い糊で防染した模様が白く染め抜かれている一色染めのきものです。
かつては、武士の裃に用いられていました。

参考展示されていた裃です。
お仕立ては松竹衣装がされたそうで、強装束らしくパキッと糊付けがされていました。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

文久年間に発達した技術をつかった文久小紋。
絵を分解して2枚の型紙を彫り、この2枚を寸分違わず合わせながら型附けし染められたもの。
追っかけ染めというそうです。
2枚の型紙を合わせることによって、点々ができ、失敗すると線になってしまいます。
柄は焼き物に使われるようなものが多く、文様に固さがあるのが特徴。
右の広げて見せてくださっている反物の蝶々も飛んでいるように見えないっとおっしゃっていました。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

有名な伊勢型紙の彫りの技法には、突彫り、錐彫り、道具彫り、縞彫りとありますが、
竺仙さんでは、江戸型の引き彫りがほとんどだとか。
こちらは矢田先生の型紙
きもの カンタービレ♪

画像が悪くてよく見えないのがもうしわけないですあせる
江戸小紋は凝ったものを地味にみせるのが特徴といえば特徴でございますので、
実物でも近寄ってよ~くみないと文様はわかりません。
小紋の一種ではありますが、色無地と同じで紋をつけると準礼装にもなる格のあるきものです。
私もお茶席用に地紋が浮き立つ色無地か素敵な江戸小紋、どちらを買うべきか目下考案中。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
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