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【ラフィング・ザ・キッカー、ホルダー キッカー、ホルダーへの走り込み】=ラフィングは15yds、自動的に1st D。走り込みは5yds、ダウンを繰り返す。

パントやFGのキッカー、ホルダーはそのプレイがキックであれば、自身の体勢が不安定な状態から元に戻るまで、チャージされないという保護ルールがあります。キックのブロックはディフェンスライン(DL)にしてみれば、一番目立つ格好のいいプレイなのですが、あくまでもボールをチャージすればいいのであって、パンターやキッカー、ホルダーにチャージする必要はありません。踏み込みの最後の一歩が、キックの後で、キッカーに当たってしまえば、この反則が適用になります。

また、キッカーなどに走り込んでしまったけれども、軽い接触しかなかった場合には、同じシグナルですが、罰退は5ydsとなり、ダウンを繰り返すことになります。


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【不正なバッティング、キッキング】

=15yds罰退、ダウンを失う(ロスオブダウン)。

この行為はボールに対してのものです。相手プレイヤーに対してのバッティングやキッキングはもちろん許されていませんし、それをすればすぐ退場になります。

第4ダウンでパントが蹴られたあとなどによく見かけるケースですが、攻守ともに、アメフトではボールを自分が攻めている方向に叩いたり(バッティング)してはいけないルールになっています。逆に言うと横もしくは自分が攻めている方向に向かって後ろの方向であれば、OKということです。ただし、エンドゾーン内では、どの方向にもボールをバッティングしてはならないるーるになっています。また、キッキングはどの方向にもできません。

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【パスまたはキックキャッチインターフェア】

=(パス)プレビアススポットから15yds以内のディフェンスの反則は、発生地点でオフェンスの1st D。15yds超の場合には、15yds罰退。1st Dが与えられる。オフェンスの反則はプレビアススポットから15yds罰退。ダウンを繰り返す。

(キック)15yds罰退。

前にも述べましたが、パスプレイの際には、攻守ともパスをキャッチする権利が与えられています。ボールが落下地点に着くまで、攻守のプレイヤーは、お互いを邪魔してはいけません。オフェンス側は、パスプレイであるとわかっているわけですから、ボールがスナップされてから落下地点に行くまでの間、ディフェンスに対するチャージは許されていません。ディフェンスはボールがパサーの手を離れる前であれば、レシーバーへのチャージはOKです。

キックキャッチも同様で、キャッチする地点で待っているプレイヤーにボールが落下する前にタックルなどのチャージをしてキャッチする機会を妨害すれば、この反則になります。

ディフェンスのパスインターフェア(DPI)はゴール前2ydの地点まで、ハーフディスタンスの適用除外になります。また、エンドゾーン内でDPIがあれば、ゴール前2ydからの1st Dになります。

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【ラフィング・ザ・パサー】

=15yds罰退。1st Dが与えられる。

パンターやキッカーと同様、パサーがパスを投げた後の体勢は不安定なものです。この体勢を元に戻すまで、パサーはチャージを受けないという保護ルールがあり、これに違反した場合にはこの反則が適用されます。

これもチャージする側の最後の1歩がパスを投げた後かどうかが判断基準になってきます。パサーに対してはキッカーのような「走り込み」の反則がなく、軽微な接触であっても15ydsの反則となります。






審判のシグナル(1)

審判のシグナル(2)

審判のシグナル(3)

審判のシグナル(4)

審判のシグナル(5)