=1回目は警告、2回目以降はチームタイムアウトを課し、タイムアウトがなくなればそれ以降はゲームの遅延の反則で5ydsの罰退、ダウンを繰り返す。
アメフトでは試合が始まる前に、それぞれのチームの監督もしくはヘッドコーチ(HC)が自分のチームの装備についてルールに則った装備であることを「保証」します。
それでも試合中に、マウスピースを装着せずにプレイしたり、4ポイントとも装着しなければならないチン・ストラップがはずれていたり、ニーブレスやアンクルブレスなどの金属部分が露出していたり(相手にその部分がぶつかるとケガをする恐れがあるためです)する場合があります。もっとも多いケースはマウスピースを装着しないケースですが、その場合にはこのシグナルを出して反則となります。
=15yds罰退。ダウンを繰り返す。ひどい反則者は退場。
上のシグナルと似ているのですが、内容は大いに違います。
今シーズンからより厳しく判定されることになったヘルメットからの相手への突き当たりの反則です。スピアリングとも称されます。相手にダメージを与える場合も多く、選手生命にも関わる可能性のあることですので、プレイヤーも審判も指導者も注意しておく必要があります。
スポーツマンらしからぬ行為】
=15yds罰退。ダウンを繰り返す。
ひどい反則者は退場。
ノンコンタクト(=接触のない)反則です。相手を罵ったり、相手に対してバカにしたような態度を取ったり、ボールをグランドにたたきつけたりした場合にもこの反則が適用されます。これはプレイヤーだけではなく、チーム関係者でも同様に対象となります。
スポーツマンらしからぬ行為は、上記以外に相手を殴ったり蹴ったり、ゲームとは直接関係のない行為を行った場合に適用されます。今年から特に強化された「無防備なプレイヤーに対するタックル」もこのシグナルで表します。
【不正な参加】=15yds罰退。ダウンを繰り返す。
「審判のシグナル(4)」の5番目にご紹介した「交代違反」はボールがスナップされる前の反則ですが、人数確認が間に合わなかったり、プレイが始まる直前に12人目のプレイヤーがフィールド内に入ってプレイに参加してしまった場合には、この反則となります。
アメフトは11人でやるゲームですから、12人プレイヤーがいる方が当然有利になりますよね。
パントなどのプレイヤーの交代が多いプレイで、発生しやすい反則です。
=1回目と2回目は「ゲームの遅延」で5yds罰退、3回目以降は「ノンコンタクトファウル」で15yds罰退。ダウンを繰り返す。
これも今年から変更になった反則です。従来サイドラインのコーチゾーンから前に出てコーチングをすることは、1、2回目が警告で3回目が5yds、4回目以降が15ydsの罰退でした。これが警告なしで反則を適用することになりました。このシグナルを出した後にそれぞれ該当する反則のシグナルを行うことになります。
審判のシグナル(2)
審判のシグナル(3)
審判のシグナル(4)
審判のシグナル(6)