北東製粉さんで、手打ち蕎麦の実習をしたあと
特別に蕎麦粉の種類を変えた蕎麦の食べ比べの実習。

社長自ら蕎麦を打ってくれました。


上質粉の蕎麦

最初は蕎麦粉の一番粉(上質粉)を使って打った蕎麦
真っ白いのが特徴で 蕎麦から穫れる量が少ないので、高級な蕎麦ともいえる
 更科粉とも呼ばれている。
 タンパク質が少なく、ほとんどが でんぷん(炭水化物)なめらかなので、のどごしが良いといわれ、甘みがあるが香りが少ない

繊細にも感じる細さで、上品な感じ

挽きぐるみの蕎麦

次は、そばの実の甘皮がついたまま挽いたそば粉を用いて打った蕎麦
  甘皮の色で、最初の蕎麦に比べて、薄緑色 蕎麦の香りが強く、旨みが多い



粗挽きの蕎麦

甘皮ごとの挽きぐるみで粗挽きの蕎麦粉で打った蕎麦、粗い粉部分で点がでるのが特徴(蕎麦の殻ごと挽いた場合黒点になる)

のど越しにざらつきが野趣のある蕎麦となる。

また茹でたときに切れやすい為、蕎麦を太く打つのが一般的だが、
今回は珍しく細きりだが、見事に一定の長さに打ってある。


透明度のある蕎麦

透明度が旨い蕎麦の条件ではないが、
機械で打った蕎麦に比べ、手打ちの場合、水分が多い
(48%)(機械打ち30%)ので密度が高くなり
手打ち(水回しからてこね)蕎麦は茹でた時に透明度が高くなる。


また機械で打った蕎麦は、茹で時間が長くなる為、蕎麦の角が取れる
ことが多い。

今回の蕎麦は、茹で時間1分くらいとのことで短い

蕎麦通の人は角が取れてない(エッジの立った)蕎麦が容姿が美しく、のど越しが良いと好む様だ。

       ごちそうさまでした
              ツーオン


北東製粉様

 細切りの粗挽き蕎麦は珍しく、また3種類の蕎麦粉の蕎麦を食べ比べできる素晴らしい機会をいただけ感謝いたします。

蕎麦職人並の手打ち蕎麦が打てる製粉会社の社長様には感服いたいします。
北東製粉の皆様ありがとうございました。

                  
蕎麦のうんちくブログ
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