今回は暴力の描写があります。
これはお話を表現することとキャラクターの狂気とか暴発を表現するために必要と考えました。
少年漫画では一般的に見られる程度の表現だと考えていますが、トリュフ・ラボが今まで公開してきたマンガの中では飛び抜けて激しい表現であるため、あらかじめお断りをさせていただくことにしました。
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(No.ym-046)
本ブログのメインコンテンツの4コマ単位マンガは昭和20年の物語を描く「ヨシノとミコト編」を公開しています。
今回は第二部第3幕「バンブーランス・後」第3回をお送りします。
<ここまでのお話のまとめページ>
★第一部★
第一幕「あの人との出会い」
第二幕「運命へのプロセス」
第三幕「動員学徒の日常」
★第二部★
このところのパターンになっていますが、マンガ部分だけ先行アップします。
後日、記事を追加して改めて更新します。
<10/22 追記>
デジタル技術っぽいネタは、また次の機会に致します。
スミマセン。
タイミング的に以下の話題のほうが有意義に思われたのです。
(1)軍人は動員学徒を殴っていたか?
現実がどうであれ、松井中尉がヨシノをぶん殴ったのは「そういうお話だから」の一言でリアリティとは切り離して論じてかまわないと思っていますが、現実ではどうだったんでしょうか?
僕は今のところは"これが真実だ"という確信を見出だせてはいません。
なので、推測・想像で書きます。
まず、書籍の類で動員学徒の手記などをあたりますと、仕事や係官は厳しかったという記載は見かけましたが「体罰を受けた」という記載は目にしたことはありません。
なので、どこでもかしこでも鬼軍曹みたいなのがいて常態的に体罰が行われてた・・・という印象は抱いていません。
じゃあ、体罰はなかったのか?
なかったとは断じて言えないと考えています。
「証拠」としては荒唐無稽かもしれないんですが、マンガの中では動員学徒が殴られてる描写はあります。
「火のないところに煙は立たない」という程度の理屈ですけど、何事もなければマンガでそういうことが描かれるはずはない、ということです。
特に取り上げたいのは手塚治虫さんの「紙の砦」という短編。
この主人公が教練や仕事の合間に、あるいは作業をサボって漫画を描く、それがバレてボコボコに折檻されるという描写があります。
これ、あくまでフィクションなのですが主人公が手塚治虫の分身だろうと言ってよいと思います。
手塚治虫自身が動員された体験をしていますので、その現場のことを知ってて描いた作品にはリアリティがあると言って良いんじゃないかと思います。
ただし、マンガの中で殴られてるキャラクターは、たいていは殴られるに値することを、やっちまってます。
先述の「紙の砦」では主人公はマンガを描いてますし、他の作品でもサボってたり、指導官に出過ぎた意見を言って殴られてます。
ヨシノも同様です。明らかに殴られる理由があります。
(2)アメブロにおける表現の許容範囲について
アメブロで暴力表現(これだけじゃなくて性の表現、犯罪の表現、自殺の表現もそうです)がどこまで許されるのか?ってことは今回は考えました。
結論は、今回のマンガは現状で削除されていないですから許容されたと判断しています。
一応、許容されるだろうという自信はありました。
少年漫画誌には、これどころじゃない表現が普通に出てきますので「社会一般に容認される表現の範疇」だと考えました。
とは言え、基準が厳密に提示されているわけではないので判断は感覚的なところに頼るしかないのが実情です。
この基準なのですが「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」という組織がホームページで解説を公開しています(ご興味がありましたらググってみてください)。
アメブロもEMAの基準に準拠して判断しているという話を聞いたことがあります。
実は解説を読んでも、やっぱり最後は「感覚で判断する」ってことになるのですが、多少は参考になるかもしれません。
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