「鎌倉からはじまった。1951-2016 PART3」(作品編)を観た! | とんとん・にっき

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タイトルに「鎌倉からはじまった」とありますが、僕にとってもまさに美術館遍歴は、神奈川県立近代美術館から始まっています。1970年9月26日から10月18日まで、神奈川県立近代美術館で開催された「エドワルド・ムンク展」がそれです。いま思うと開催期間が短いのが気になります。いずれにせよ、大変な混雑で、図録も売り切れ、会場で申し込んで後で郵送してもらいました。建築の設計が仕事なので、坂倉準三の建築を観ることもあり、鎌倉に友人がいることもあり、その後もよく鎌倉を訪れました。松本竣介を知ったのも、その他、いろんな画家を知ったのも鎌倉近代美術館です。その後、鎌倉別館や葉山館ができて、展覧会は分散されました。


そんなこともあり、最後の展覧会は見逃すわけにはいきません。PART1とPART2を観て、今回が3度目の思い出深い鎌倉近代美術館です。

神奈川県立近代美術館鎌倉で「PART2:1966-1984 発信する近代美術館」を観た!

神奈川県立近代美術館鎌倉で「PART1:1985-2016 近代美術館のこれから」を観た!




最後の展覧会:作品の一部








「鎌倉からはじまった。1951-2016」

PART3:1951-1965「鎌倉近代美術館」誕生

鎌倉館は「鎌倉近代美術館(略称:カマキン)」として長く愛されてきました。その鎌倉館での最後の展覧会となるPART3では、1951年の美術館誕生から1965年までの15年間を取り上げます。草創期の当館では、戦前、戦中の文化的空白を埋めるべく、佐伯祐三、萬鉄五郎、古賀春江、松本竣介などの、小規模ながらも充実した展覧会が開催されました。そうした調査と研究を重視した展覧会のあり方は、美術館の礎として受け継がれてきました。本展では、この時期に取り上げた作家による作品を所蔵品から選んで展示すると同時に、美術館の活動に伴って改修が重ねられてきた坂倉準三設計による鎌倉館の変遷を、図面や写真、映像資料で紹介します。


「神奈川県立近代美術館」ホームページ


kamakura3 「神奈川県立近代美術館コレクション選 絵画I」
明治から1960年代まで
図録

編集・発行:神奈川県立近代美術館

発行:2005年
kamakura1
「鎌倉からはじまった。1951-2016」
PART3:1951-1965「鎌倉近代美術館」誕生













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神奈川県立近代美術館・鎌倉


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