蚯蚓出-みみずいずる-☆ | 桃李、門満

桃李、門満

食べることが大好きな桃李です。
-3kg実現とスイーツも食べたいワガママ実現を目指し、おしゃれで身体に良い“食”の情報を発信しています。
みなさんも、一緒にダイエット、そして、おしゃれ女性になりましょう。

今日は、七十二候の第20候【蚯蚓出(みみずいずる)】です。


蚯蚓を漢字で見ることは少ないと思います。


あまり、歓迎される虫ではありませんが、七十二候は、農耕などに関係する動植物がよく出てきます。


ミミズも虫ですから、本来なら二十四節気の【啓蟄】 の頃、七十二候の【蟄虫啓戸】 の頃に出てきてもいいのですが、そこから遅れること約2ヵ月。


春の陽気を充分に感じてから、ミミズは地上に這い出てくるのです。


ミミズは、目がなく、手足もなく、紐状の動物です。


ミミズという名称は、“目見ず” から来たといわれます。


ミミズは下等な動物と思われがちですが、この土壌動物が果たす役割はきわめて大きなものなのです。


土を食べ、土の中の有機物や微生物、小動物を消化吸収して、粒状の糞を排泄します。


それにより、土壌中の通気・保水・排水(透水)を高めてくれ、孔隙(土の中の隙間)を大きくし、土中の酸素量を増やしてくれます。


肥沃な土地とは、そんな土壌動物や微生物が活発に働いている土のことをいいます。

その昔、農耕中心であった時代、ミミズは人間にとって益虫として重宝され、季節を表す季語にもされたのです。




*鼃始鳴-かわずはじめてなく-☆

*牡丹華-ぼたんはなさく-☆

*霜止出苗-しもやんでなえいずる-☆

*穀雨・葭始生-あしはじめてしょうず-☆

*虹始見-にじはじめてあらわる-☆