穀雨(こくう)・葭始生-あしはじめてしょうず-☆ | 桃李、門満

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今日は、二十四節気の【穀雨】であり、七十二候の第16候【葭始生-あしはじめてしょうず-】です。


穀雨の頃、田畑を潤し、穀物を育ててくれる春雨が降り注ぎます。


この時期に降る雨には、「甘雨(かんう)」 「催花雨(さいかう)」 などの別名があり、


長引く雨を「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼ぶなど、農耕を主としてきた日本人の自然に対する感性が光ります。


「清明」の候でも書きましたが、中国茶は、茶摘みの時期により、その価値が変わり、その重要なポイントが清明節と穀雨です。


時期 : 明前 ← 清明節 → 雨前 → 穀雨 → 雨後


清明節を基準にして、それより前に摘んだ茶葉を「明前茶」、清明節から穀雨までの茶葉を「雨前茶」


穀雨以後の茶葉を「雨後茶」と言います。


緑茶は、清明節に近い時期に摘むほど、香りと甘みが増すと言われ、「明前茶」が、もっとも高級とされます。


穀雨の後に摘まれた茶葉は、高級とはされませんが、同じ木から採れる、手軽に飲める茶葉として市場に出回り、親しまれています 中国茶 茶器



そして、七十二候では、春爛漫が、野山だけでなく、水辺にも訪れたことを示す「葭始生」です。


水辺に、葭が芽を吹き出しはじめる時季をいいます。


葦の新しい芽を、季語では「葦の角」といいます。


地下茎から出でた芽が、まるで角のように尖っていることからつけられました。


「あし」 は、「悪(あ)し」 にも通じていることからなのか、「善(よ)し」 という別名もあります。


大阪では、「難波草(なにわぐさ)」 。


伊勢では「浜荻」とも呼ばれています。


水辺に訪れた春を感じましょう音譜



*虹始見-にじはじめてあらわる-☆
*鴻雁北-こうがんかえる-☆
*玄鳥至-つばめきたる-☆

*雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす-☆

*桜始開-さくらはじめてひらく-☆