今日は、二十四節気の【清明】であり、七十二候の第13候【玄鳥至-つばめきたる-】です。
この頃、暖かな日差しの下で、緑が芽吹き、桜が咲き、鳥たちが歌いだします。
「清浄明潔」に由来すると言われる名の通り、清明の頃、生命が清らかに輝きます。
中国茶は、茶摘みの時期により、その価値が変わり、その重要なポイントがこの清明節です。
時期 : 明前 ← 清明節 → 雨前 → 穀雨 → 雨後
清明節を基準にして、それより前に摘んだ茶葉を「明前茶」、清明節から穀雨までの茶葉を「雨前茶」、
穀雨以後の茶葉を「雨後茶」と言います。
緑茶は、清明節に近い時期に摘むほど、香りと甘みが増すと言われ、「明前茶」が、もっとも高級とされます。
これから、清明より前に摘まれたお茶が楽しめる時期になりますね
そして、七十二候では、つばめが南から飛んでくる頃をあらわす、玄鳥至です。
つばめは、日本には夏鳥として渡来し、冬は南方へ去るので、その訪れは、本格的な春の始まりを象徴しています。
今週末は、日本は荒れ模様のようで、曇り空の下、つばめが低く飛ぶのを見ることができそうです。
*雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす-☆