テキーラツアー2日目の最後の目的地、
テキーラ地区のラ・コフラディア蒸留所へ
ヘルナンデス家により、1992年にテキーラ地区に設立された、比較的新しい蒸留所ですが、
「トレス・アグレス・コンパドレス」の大ヒットもあり、
「アマテ」大砲の形をした「アルティジェロ」なども有名です。
蒸留所の名前と同じ「コフラディア」は日本でも大人気で、
最近では、グアダラハラ出身のアーティスト カルロス・サンタナがオーナーになって話題の、
有機栽培認証を受けた「カサノブレ」の蒸留所でもあります。
車中から見る街並みには、いたるところにテキーラの看板。
立ち寄ることは出来ませんでしたが、ペットボトルや樽で販売している酒屋などもあり、
街を眺めているだけでも、どっぷりメキシコ気分に浸れます
スケジュールの都合で、特別に夜間ツアーを組んでいただきましたが、
夜になってしまったのが残念なくらい、素晴らしい景観の蒸留所でした。
ただ、夜は星がとても綺麗で、月に照らされてブルーに光るアガベ畑も、
趣があり、とても素敵です。
ラ・コフラディア蒸留所では、有機栽培のアガベを使用したテキーラも造っているので、
栽培年数が長く、とてもふくよかで丸々としており大きめのサイズのアガベが収穫されていて、
甘みが強くて、柔らかな香りが漂っていました。
水分と糖分の厳しい基準を満たしたアガベのみが原料として使用されており、
38時間じっくりと蒸し上られたアガベは、ジューシーで芳醇な香り。
同じアガベ・アスールでも、栽培年数・方法の違いで、加熱しただけで全く味が違うものができます。
有機栽培の場合は、栽培に農薬を使わず、雑草の除去に牛を放牧します。
牛はアガベの葉を食べませんし、糞も肥料になります。
アガベ畑は、馬での移動も日常的で、
広い畑に、馬や牛が放牧されており、美しい自然にあふれていて、
オルディナリオと、2回蒸留後の原酒をテイスティング。
蒸留器にも、様々な形があり、その形状によって味に個性が出ます。
蒸留所見学の最後に、蒸留器の前で記念撮影
樽の熟成庫には、木が植わっており、
その木を通じて、換気が出来る仕組みになっています。
自然のままの状態を大切に、テキーラ造りに役立てている光景は、
蒸留所見学の後は、隣接された陶器工房を見学させていただきました。
メキシコでは、タラレバ焼きの陶器のお皿などが有名ですが、
テキーラのボトルも、現地では陶器のデザインのものも多く、
デザイン・形も様々で、コレクションしたくなるようなものばかり。
陶器のボトルは、職人の方が手書きで作っているので、
ひとつひとつ柄が違い、お気に入りのボトルを探すのも楽しいですね
世界一大きなテキーラボトルも展示されている、博物館も見学させていただきました。
こちらは、45Lボトルで、100%アガベのもの。
テキーラにまつわる絵画や、古いデザインボトルなどの見学をした後は、
日本テキーラ協会にも飾ってある、テキーラ管理委員会CRTの認定プレートも発見
先ほどの工房で作っている陶器ボトルのテキーラなどもあり、
世界に1つだけの、自分のボトルを探すことができます。
最後は、地下へ続く階段を通って、洞窟のようなレストランへ。
同じ敷地内に、ホテルもOPENしたばかりで、
宿泊客も利用できるスペースになっています。
テキーラはもちろん、ラ・コフラディア蒸留所のものが飲めます
次回は、ぜひホテルにも宿泊し、もう一度ゆっくり訪れたいと思います。
3日目は、グアダラハラ市内観光の後、
テキーラもうひとつのテロワール「ロスアルトス地区」へ。
~リベルタ市場・グアダラハラ市内観光編~へ続く
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