テキーラエクスプレスで、テキーラ村の終着駅に到着後、
蒸留所までの送迎バスに乗り、ついに初の蒸留所見学へ。
アマティタン地区で、最大の蒸留所「カーサ・エラドゥーラ」。
蒸留所の入口は、壮大なアシエンダ(荘園)になっていて、
その中には、ヒマドール達の住居もあります。
家族で働く方も多く、この地域の人々は人口の90%が、
テキーラにかかわる生活をしているそうです。
荘園には、アガベや樹木が植えられ、
真っ青な空が広がり、素晴らしい景色が眺められます。
実際に、アガベの葉の部分をコアという長い棒のついた刃物を使って切り落とし、
皮をむいて、ピニャ(アガベの実の部分)を半分に切るところまでを見せていただきました。
エラドゥーラ蒸留所では、全て自社農園で栽培しており、
アガベの子株(イフエロス)のビニールハウスもありました。
収穫時期のピニャは、30キロ~重いものだと100キロ近くもあり、
収穫は大変な作業です。
ヒマドールは、1個を1分ほどで手際よく収穫しますが、かなりの熟練の技
オーブンで蒸しあげられた、アガベも試食できます。
アガベのでんぷん質が糖化され、焼き芋のような香りと甘み。
加熱されたアガベは、搾汁されてステンレス製のタンクで発酵されます。
荘園内では、除草剤などが一切使われていません。
また、蔵付酵母を大事にしているので、荘園内の木には酵母の黒い斑点がついています。
その後、蒸留過程を見学します。
テキーラの蒸留は、最低2回行われることが義務付けられていますが、
ツアーでは、1回目の蒸留が済んだ状態の「オルディナリオ」と、
2回目の蒸留が済んで、加水されていない状態のものを試飲することができます。
オールドボトルの展示もあり、大変興味深いツアーになっています。
蒸留所見学の後は、バイキングで昼食を食べたり、
蒸留所限定ボトルや、高級テキーラが格安で購入できるので、
お土産コーナーは大人気
早速、アメリカンオークの新樽で4年熟成した超高級テキーラ、
「エラドゥーラ・セクシオン・スプレーマ」をゲットする方も何人か・・・
一般のツアーでは、この後にマリアッチの演奏を見て、
列車で始発駅まで戻るのですが、
今回のツアーでは、次の目的地まで貸切バスで移動。
クエルボ蒸留所のVIPツアーに向けて出発です
グアダラハラ到着編はこちら
テキーラエクスプレス編はこちら