期限もなく損得もないとしたら… | 勝手に☆とやまの定住コンシェルジュのBlog

期限もなく損得もないとしたら…

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【大平酒造にて】

おはようございます。
今日の富山は…くもり。


写真は、一生応援するまち・栃木県大平地区の酒蔵にて。

さっきまでお客さまがいらしており、まちづくりの話になったんで、大平のことを思い出してみました。


何気ないものが、すべて絵になってしまうこの酒蔵。
このポテンシャル、ほんとにすごいと思う。

この酒蔵がすごいすごいと言いふらしているけど、私にできることは、それをいい続けて、たまにご主人に会いに行って、世間話をして、お酒を買ってくるくらいしかない。

当事者でないし、当事者意識もないからだ。

●長くつきあう>一瞬の刺激を与える

「よそ者」として各地のまちづくりのお手伝いをしていると、目はどんどん肥えていくけど、行動力がなくなってくるような気がする。

…行動力は当事者意識に直結していると思う。

すでに「知っている」ことが力になる時代は、終わってると思う。
だから「実際にやろう」とプレイヤーとして富山にUターンしたわけですが。

で、最近思うのは、
「○○してあげる」ということも、そんなに力にならないかもな、ということ。

じっくり腰を落ち着けて、人と付き合ってみると、
その人に対して私が「○○してあげ」られることなんて、
ちょっとしかないし、一部分の関係性でしかないんですよね。

もちろん、ニーズとシーズがあるから〝お役立ち〟できるお仕事があるわけですが、
そこに金銭や損得が介在せず、期間も決まっていなかったとしたら…

…残っているのは
「長くつきあう」ということくらいしかないのではないか?と。

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【大平酒造にて】

この酒蔵に行って、身体にたくさん感じる感覚がなかなか言葉に表せないのは、時間軸も損得勘定もないところに、大事な流れがあるからなんだと思う。

何気なく置いてあるものが、ただ古いだけではなく、その時代のホンモノを感じさせる…それも「ホンモノです」「すごいです」を言わないからこそ、この酒蔵の深い深いすごさがあるんだろうな~と思う。

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【大平酒造にて】

一刀両断でほめたりけなしたりするのは簡単だけど、それって〝コミュニケーション不全〟と〝無知〟のなせるワザなのだと思うに至ったのも、富山での暮らしが一年を過ぎたころから。

とらえどころなく広がり、
不可視的なものが増えてきたことは、
ほんとうはいいことなんだと思う。

…(笑)いままでさんざんお仕事で
「見える化」って言っておきながら、最近はそう思う。


まちづくりは「終わりなき改善のプロセス」だ。

だから、
今の私は、長くながく関わることが、最上級の大切なことだと、思う。


…さて、と。
しめきり様、お待たせしました。今やります。