本日、議員定数削減のための法案を国会に提出しました。 | たまき雄一郎ブログ

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本日午後16時30分、民主党は、議員定数削減の法案を国会に提出しました。


次の衆議院選挙までに45議席を削減し、次々回の衆議院選挙までにさらに35議席削減して、現在の衆議院480の議席を400に削減する内容です。


二段階ではありますが、マニフェストに掲げた議員定数80削減の道筋が明確になりました。


私はこれまで、国会議員自身が「身を切る改革」に取り組むことなく、国民に負担だけ強いるようなことがあってはならないと、何度も言い続けてきました。


実は、下に整理して記したように、当選前から、議員定数削減の必要性を訴えてきています。


だからこそ、「議員定数削減なくして増税なし。」この約束は、なんとしても守りたいと思っていますし、なんとか守れる見通しがたってきたと思っています。


単なるパフォーマンスで提出した法案ではありません。


ただ、肝心の社会保障と税の一体改革の三党合意については、本日、党内了承には至りませんでした。


まだまだ、緊張の毎日が続きますが、とにかく、一つ一つ決めるべきことを決めながら、確実に改革を進めていきたいと思います。



                                 2012年6月14日


            衆議院選挙制度改革について(案)


1.次期総選挙に限った緊急措置

1)一票の較差是正
昨年3月の最高裁判決を受け、衆議院の各小選挙区間の較差を緊急に是正するため、一人別枠方式を廃止し、各都道府県の小選挙区数を「0増・5減」する措置を講ずる。

2)定数削減
衆議院の比例定数を40削減し、上記1)とあわせて定数を45削減する。(下記「2.本格的な選挙制度改革」において定数を更に35削減する。)

3)選挙制度
本格的な制度改革を行うまでの緊急措置として、現行の並立制をベースに、比例定数の削減に伴い民意が過度に集約されることを補正するための措置を講ずる。
①ブロック比例を全国比例に改める。
②比例定数140のうち35を連用制とする(並立制105、連用制35)。


2.本格的な選挙制度改革
総定数400として、次々回の総選挙から実施できるよう、次期総選挙後、第9次選挙制度審議会を設置し、参議院選挙制度改革を踏まえつつ、有権者の政権選択と民意反映を両立させる選挙制度のあり方について検討を行い、1年以内に結論を得る。

                                        以上




【議員定数削減に関するこれまでの記事】

採決前に議員定数削減を決着させるべし2012年06月17日

議員定数削減を総理に申し入れました。2012年06月08日

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社会保障と税の一体改革関連法案の閣議決定を受けて2012年04月02日

改めて「議員定数削減なくして増税なし。」2012年03月15日

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