人口連動議員定数、税収連動議員報酬 | たまき雄一郎ブログ

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衆議院議員玉木雄一郎のオフィシャルブログです。

今、市議会議員、町会議員選挙の真っ最中です。


選挙にかかわると、選挙制度について、いろいろと考えます。


一つは、議員定数の問題です。


平成の大合併があったので仕方が無い面もありますが、率直に言って、議員の数が多すぎるのではないかと感じています。


特に、これから人口が減少していく中で、人口減にあわせて議員定数の削減を進めていくことが不可欠だと思っています。


政治家は、行政改革を公約に掲げることが多いのですが、


「行政」を改革する前に、「議会」の改革を主張すべきではないのでしょうか。


「議会」をスリム化すれば、「行政」はある程度連動しスリム化すると思っています。


従業員のリストラばかり言う前に、取締役会メンバーの数も減らすべきだと思います。


しかし、現実には、政治家自らが、議員定数削減を言い出すのは難しいことだと思っています。


例えば、さぬき市の市会議員候補29名の中で議員定数の削減を公約に入れている方は、わずか1人です。


この問題に関して、私は、人口変動に自動的に連動して、議席数を決める制度を導入してはどうかと思っています。


つまり、例えば、人口1万人あたりに1人の市議会議員を割り当てると決め、市の人口が40万人台なら議員定数を40人とするが、40万人を割り込んだ時点で、自動的に39人に定数を削減する。こういった制度です。


市会議員選挙のような大選挙区制度の下では区割りの変更を伴わないので、比較的やりやすいのではないかと思います。


また、この制度を導入すれば、人口減少に連動して議席数が減ることになるので、議員さんたちは一致団結して、必死に人口減少対策に取り組むのではないでしょうか。


さらに、地方財政の悪化も問題になっていますが、この問題についても、例えば、議員の給料を、税収の増減に連動させれば、皆さん、税収増や、その前提となる地域活性化に一生懸命取り組むのではないでしょうか。


選挙のときには、どの候補者も、地域活性化をします、少子化対策をします、と主張しますが、本当にそうしないと、議員定数が減るとか、自分の給料が減るといった具体的な動機付けを導入することが必要だと思います。


残念ながら、今の政治では、政治家の良心だけに期待して制度を作ってもうまくいかないと思っています。


国民、市民、納税者のために働かざるを得ない動機付けを、いかに制度として導入するかが重要だと思います。


そして、この議会の改革だけは、役人にはできません。


まさに政治が決断しなければならない分野です。


政治家のリーダーシップが必要だと思っています。



国会議員定数についても、削減すべきだと思っています。
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