明日は誕生日。。羽生二冠登場。

明日、９月２７日は

羽生善治二冠（棋聖、王将）の４２歳の誕生日。

史上３人目の中学生棋士として

１５歳で四段、プロデビューを果たして以来

積み重ねたタイトル数は史上最多の現在８２期。

２５歳の時にタイトル総なめとなる「七冠独占」

空前絶後の大記録を達成した後も、常にタイトルを保持し続け

今期もここまで４タイトル戦連続登場中。

Ａ級順位戦全勝優勝 を手土産に

リベンジを期してのぞんだ第７０期名人戦７番勝負は

「永遠のライバル」森内俊之名人の前に２勝４敗で惜しくも敗れ

名人復位はならなかった ものの

その後立て続けに行われた

第８２期棋聖戦 、第５３期王位戦 では磐石の強さを見せつけ

防衛達成。二冠を堅持。

現在は昨年、２０連覇の野望を阻止された 王座戦に

挑戦者として再び登場中。（王座戦は２１期連続出場）

天敵・渡辺明王座との番勝負は佳境をむかえ

ここまで２勝１敗とリード 、悲願の王座奪還へ王手をかけました。

羽生二冠の今期ここまでの成績は

３６戦２８勝８敗（．７７８）。

対局数は９局、勝利数で７勝

２位（いずれも永瀬拓矢五段）に大差をつけ

全棋士中トップを独走 。

順位戦はＡ級で開幕３連勝中。

最高峰Ａ級での連勝記録を現在「１８」まで更新中。

不惑を迎えてなお、将棋界最高の実力を誇る羽生二冠には

数々の記録も栄誉が、後から後からついてきます。

「十九世名人」 をはじめ

７大タイトル中、すでに６つで永世称号を獲得。

残る一つ「永世竜王」獲得までも、後１期と迫ります。

昨年度は史上初の４連覇で

やはり史上初となる名誉ＮＨＫ杯選手権者の称号獲得 。

今年の８月には

史上最速、最年少、最高賞利率で公式戦通算１２００勝を達成 。

その実力、実績、そして自然体で飾り気のない人柄は

全国区の人気と抜群の知名度を誇り、将棋界にとどまらず

日本の宝と言っても、過言ではないはず。

そんな羽生二冠が

誕生日である明日、公式戦を戦います。。

＜第３８期棋王戦・本戦/３回戦＞

羽生善治二冠－木村一基八段

将棋界の年度末を飾る

棋王戦の本戦トーナメントがその舞台。

対戦相手は

羽生二冠が主宰する研究会の主力メンバーである

木村八段。

３年前に両者が合いまみえた第８０期棋聖戦の

第１局終局後の打ち上げの楽し気な雰囲気 は今も語り草。

将棋界最高のレジェンド・羽生二冠の誕生日対局に

これ以上ない相手となりました。

木村八段の今期ここまでの成績は

１９戦１０勝９敗（．５２６）。順位戦はＢ級１組で２勝３敗。

両者の対戦成績は

ここまで３１戦して、羽生二冠の２２勝９敗となっています。

終局後、飲みに行ったりするのでしょうか？

はたまた家に直行するのか。。

気になります。