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待望の連敗ストップ。。第50期棋王戦・本戦/3回戦「羽生九段、快勝で準々決勝進出」

第49期棋王戦中継サイト

第50期挑戦者決定トーナメント表

 

【 投了図・105手目▲6一龍 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 桂、歩6

△梶浦七段: 角、金

 

17日(火)の将棋界には注目の羽生善治九段が登場。

棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント/3回戦を

東京・将棋会館にて梶浦宏孝七段と戦いました。

 

結果は、上図・105手までで羽生九段が先手番で勝利。

見事な快勝で7月から続いていた連敗を「6」で止めました。

 

 

 

67手目▲4四角。

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 角、香、歩

△梶浦七段: 香、歩2

 

戦型は現代調の「矢倉」

9筋での香交換の後、羽生九段から角交換を敢行し

先手主導でいざ開戦となりました。。

 

 

 

94手目△9九角。

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 歩6

△梶浦七段: 角

 

直後に双方、9筋から敵陣へと踏み込み

一気呵成に終盤戦、そして寄せ合いとなりますが。。

 

 

【 投了図・105手目▲6一龍 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 桂、歩6

△梶浦七段: 角、金

 

常に先手を取り続けた羽生九段が危なげなく

後手玉を仕留め上げ、梶浦七段は上図の局面をみて

万策尽き果て、無念の投了を告げました。。

 

快勝で連敗を止めた羽生九段がほっと一息。。

まずは呼吸を整え颯爽と、準々決勝進出を決めました。。

 

 

 

 

第72期王座戦5番勝負/第2局「藤井王座、圧巻の連勝で防衛に王手」

第72期王座戦中継サイト

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【 投了図・123手目▲2五角打 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲藤井王座: 金、歩4

△永瀬九段: 金2、桂、歩3

 

本日決着を見ました

注目の第72期王座戦5番勝負/第2局は

上図123手までで、先手・藤井王座が勝利。 

 

終盤戦までの流れ

 

 

厳しい攻めが途切れることなく

中盤で大きくリードを築いた藤井王座が終盤も圧倒。。

永瀬九段は為す術なく、上図で無念の投了を告げました。。

 

終局時刻は午後7時48分。

先手の利を活かし問答無用の圧勝を飾った

藤井王座が会心の開幕2連勝で早々と

防衛に王手をかけました。。

 

王座戦/第2局の棋譜中継はこちら

 

 

 

 

 

本日は第72期王座戦5番勝負/第2局「ド迫力の攻め、藤井王座優勢で終盤戦突入」

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初防衛を目指す藤井聡太王座に

タイトル奪還を期す永瀬拓矢九段が挑戦する

将棋界の秋の陣・第72期王座戦5番勝負。

 

開幕戦を藤井王座が制して迎えた注目の第2局が、本日

愛知県は名古屋市「名古屋マリアットアソシアホテル」にて

運命の幕を開きました。

 

 

本局の先手は藤井王座

その初手は飛車先を突く▲2六歩から。。

対します、永瀬九段も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返し、対局はスタート。。

 

互いに居飛車を明示すると

次に両者は息を合わせて飛車先を決め

「相掛かり」の出だしとなりますが。。

 

 

 

9手目▲6八銀。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井王座: なし

△永瀬九段: なし

 

そこから「角換わり」を目指す定跡手順の進行となり

迎えた上図の局面で、藤井王座は銀を6筋に絞って構え

後手からの角交換、あるいは角交換拒否に備えます。。

 

この手に対し、永瀬九段は。。

 

 

 

10手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井王座: なし

△永瀬九段: 角

 

ノータイムで角交換を敢行。。

手損のない「ノーマル角換わり」となりました。。

 

 

 

45手目▲4五桂。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井王座: 角

△永瀬九段: 角

 

角交換成立後も

両者は息を合わせて速いテンポで指し進み

戦型はおなじみの「角換わり相腰掛銀」に決定。。

 

例によって最善形を維持しながらパスを繰り返し

先手からの仕掛けを待つ後手に対して藤井王座は

玉の「入城」を果たした後、桂馬を戦場に跳ね上げ

高らかに仕掛けを開始しました。。

 

 

 

71手目▲5八角。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井王座: なし

△永瀬九段: 角、歩4

 

トントン拍子で歩を突き捨てながらテンポを取る

藤井王座は永瀬九段に反撃の暇を与えることなく

軽快に模様を動かし、上図で手持ちの角を自陣に投入。。

全くもって研究の範囲内とあっという間に形を決めました。。

 

ようやく手番の回った永瀬九段は

ここで質駒の桂馬を取り込み反撃に出ますが。。

(72手目△4五歩)

 

 

 

81手目▲4六香。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井王座: 歩2

△永瀬九段: 角、歩3

 

藤井王座の勢いは留まることなく

銀取りを手抜いて香車を敵将の頭上へ投入。。

強気の攻め合いで一気の勝負を狙います。。

 

すでに終盤戦模様の迫力と緊張が漲る

上図の局面で、昼食休憩突入となりました。。

 

【 昼食のメニュー 】

 

藤井王座

 

名古屋コーチンの天津飯、香港点心師の点心、ウーロン茶

 

永瀬九段

 

三河一色産のうなぎのひつまぶし、オレンジジュース

 

 

 

90手目△7五銀。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井王座: 歩4

△永瀬九段: 角、歩2

 

午後の対局開始の一手で

桂馬の拠点を作った永瀬九段は(82手目△7六桂)

先手の桂取りに構わず、手持ちの銀を投入し(90手目△7五銀)

拠点の桂馬を支えつつ、藤井王座の攻撃を受けて立ちます。。

 

ここで手番の藤井王座は、21分の考慮の後

まずは桂馬を取り込むと(91手目▲7三歩成)。。

 

 

 

93手目▲4三歩成。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井王座: 桂、歩4

△永瀬九段: 角、歩3

 

敵将の頭上へ歩を突き出し

拠点の捌きから終盤戦の幕を開きました。。

 

 

 

107手目▲7三銀。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井王座: 金、歩2

△永瀬九段: 角、桂、歩4

 

終盤戦も、藤井王座の独壇場。。

思うがまま、自由自在に模様を描きながら

後手玉を追い込み、仕上げに掛かります。。

 

王座戦/第2局の棋譜中継はこちら

 

 

 

 

 

 

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