岐阜県加茂郡八百津(やおつ)町の位置はだいたいこのあたり
以前から「ドライブ」と称してやたら山奥の道なき道を探索していたり、「これが天下の国道か?」と疑うような通称「酷道」の探索など、方々を車で歩き回っておりました。
今の支店では上司にも環境にも恵まれており、本当に幸せだなあと思うことしきりですが、今から約10年前、キングと呼ばれる支店に配属されていた頃、もうそれはひどいひどいひどいストレスに悩まされていました。
まあ、支店長が一番酷かったけど、直属の上司も何も判断も決断も行動も出来ない人で、誰に何をやっても「暖簾に腕押し」のような状態。
でも金融機関である以上、数字(成績)だけは求められてくる状況。支店長は本当に気が小さいので、自分で判断できないようなことが発生すれば「どうしよう、どうしよう」とパニックになってまわりに当り散らしているありさま。
当時はそんな環境で仕事に対してものすごく疑問を感じており、さらにこの支店の中で「支店長」とは絶対的な「皇帝」のような存在でありこの人が「ウン」と言わなければ何もできないような支店でした。
職員のあいだででも当時の人事異動で行きたくない支店、ナンバーワンでした。
同期や過去に一緒に仕事をした人からは「お前も大変だな」とよく声を掛けられていたものです(遠い目.....)
毎日、毎日、朝、ひどい下痢してたなあ... 嫁はん、本気で心配してくれていて「もう、会社辞めてもいいよ」と言ってくれたのが嬉しかったのと同時に「ホッ」としたのを覚えております。
こういう人が支店長になれる会社なのか、うちの会社・・・・と会社すら当時はクソに思えており、また会社そのものにも失望をしていて、そんな会社にあと20数年も居るのかと考えただけで虫唾が走るような状態でしたし。
まあ、それまでは仕事を通してこの会社で一生のお付き合いを、と思って、割と会社側に精神的にはべったりという感じでしたが、このキング支店の勤務で嫁はんの了承も取って「ハラをくくった」ことで、すべてにおいてこの会社を客観的に見ることができるようになったので、何とか自分を取り戻すことが出来たのではないか、と今でも思うことが多いです。一度は辞める覚悟をしたことで、何のしがらみもなくなったことで気持ち的にラクになりました。
幸いに、破綻も合併もまだ何も無い会社ですが、当時は会社に愛情のかけらも消えていましたので、「つぶれても何とも思わないだろうなぁ」という気持ちはありましたねえ。
そんな拙者に人事異動がでたのは「ハラをくくって」から半年後くらいだったかな?
そろそろ転職の活動でもするか、と当時は成績もソコソコでその少しまえの時期に損害保険会社2社から熱心に勧誘を受けていたこともあって、そっち方面だったら何とかなるか、あるいは独立か、とも考えていた矢先の異動でしたのでビックリ。
辞める気マンマンだったのが、人事異動先が○○支店ということで、
え!?あそこの支店?? あの人とあの人がいる支店???
ということで、ウチの会社の方なら知っているでしょうが、拙者がずっと前からとても尊敬している「その道」のスーパープロの二人がいる支店で、しかもその人の部下として配属なのだそうで、
ウソウソ!?んなことだったら、オイラ、めちゃくちゃ頑張りまっせ!
という感じであの「ハラのくくり」はどこに行ったの?と嫁はんをあきれさせたほどでした。
※ちなみにそのお二人がBOSSであり、N監督なわけですが・・・・
※損害保険会社や信販会社とかってどこで情報嗅ぎつけてきたのか、情報を持っている
ようで、それなりの成績とっている奴には電話が当時掛かってきていたのは事実。
個人の偽名で採用担当を名乗る電話をかけてきて向こうの人事担当者に引き合わせた
いとかって電話をかけてくるんだよね。待遇までの条件も付けた状態で一方的に話さ
れたのですが、拙者の成績ももちろんあるかもしれませんが、一番欲しいのは拙者の
お客さんが欲しいんでしょ?というのがわかっていたので、仕事しながら上の空状態
で話を聞いていたり・・・・こういう時ってむげに電話を切れないのが社畜として苦
しかった思い出.... でも、今にして思えば提示条件は良かったなあ....
電話をかけてきた人、当時まだそんな言葉がなかった「転職スカウト」の「スカウト
マン」だったんだろうけど・・・・・
・・・・・話は長くなりすぎました。ごめんなさい。
もどりますが、そのキング支店にいた「ストレス」がスーパーマックスだったあのころ、昔よくやっていた「酷道ドライブ」がストレス発散としての「はけ口」でした。
当時、ガソリン代はすごかったけど毎週の土日は朝から出かけて行き夕方まで、最初は(岐阜)県内を片っ端から
「峠」「旧道」「山奥」「廃村」
など、精神面でのモチベーションを保つのに、会社にも地図を持って行き、月から金までのウィークデーは「今度の週末はここに行こう」などと見ては休みまでを指折りで数えて考えていたものです。
山奥の人があまり来ないような奥の奥まで行って、遠くの景色を見て深呼吸すると何かの気持ちがスーっと消えていくような気持ちになるんですよね・・・・
キング支店にいたのは2年だけでしたが、このキング支店にいたうちに復活してしまった「酷道ドライブ」はその頻度こそ薄れていくものの、今でも新しく開通した道やトンネルがあれば、颯爽とお出かけはしている状態です。
さて、今日、ここで紹介させていただくのは、ブログをはじめるよりも前に訪問&撮影していたものです。
実は最近、とある検索ワード(実は「米子」で検索してました)で見つけてさせてもらいました(←日本語がヘンですが)「みすず。さん」のブログで
おおお!!ここ、あそこじゃないか!!
という道路紹介を発見して、最近少しまた御無沙汰なこっちの趣味に火がついたような状態で、パソコンのハードディスクの中を探したら出てきましたので、拙者も紹介させていただきます。
特に注釈のない写真は2007年6月3日の撮影です。
この日、走っていたのは岐阜県加茂(かも)郡八百津(やおつ)町というところ。TOPの地図をもう少しアップするとこんな場所 ↓↓
この日は国道21号の鬼岩(おにいわ)温泉からぴょこっと分岐する県道366号線飛騨木曽川公園線の走破のためにはしっておりました。
酷道、険道、痴呆道、超道(国道・県道・主要地方道・市町村道)のマニアな皆さんであれば御存知であることと思いますが、道路の名称で
○○公園線
という道路は、さもピクニック気分ででも行けてしまう様な気持ちの良い快走路のイメージがありますが、経験則から言ってしまえば
たいがいとんでもない道
であることが多いです。しかもその確立たるや9割以上のヒット率と来ていますので、そのスジのマニアの方なら「公園線」と聞いたら行かずにはおられない、いても立ってもいられない状況だとお察しします。
で、この道に向かったわけです。ええ、正解でしたヽ(;´Д`)ノ
まあ、それはさておき、その道から八百津を抜けて岐阜に帰ろうと思ったのですが、八百津町に入ってくると面白い、奇妙な光景に出くわしましたので、撮影をしておりました。
まずは、これ↓↓
道路の両サイドにへんな、不気味な塔が不規則に建っています。
タネを明かせば、八百津町にあります丸山ダムの建設時に使用された関連施設の一部らしいのですが、そんな前知識ががなければただの不気味な塔でしかありません。
場所はこの辺ではなかったかと思います↓↓
そんな不気味な塔を抜けつつ・・・・↓↓
そのまま走っていくと、今度は2つの橋が突如現れます。
道なりに行けば、車で走る(渡る)のがヤバそうな「つり橋」に誘導されます ↓↓
まだ死にたくねーぞ!!新しい橋を渡らせろや!!と心の中で思うのですが、この鉄柵に建設会社と岐阜県の「強い意志」を感じますので退散。仕方なく古い危なさそうな釣り橋を渡ることにします。ええ、おとなしくそうします ('A`)
ちなみに「みすず。」さんのブログでは2010年の段階ですでにつり橋が通行止めで新しい橋に切り替わっているようなのが判明しております。↓↓
バリケードのブロックに岐阜県の強靭な意志を感じることが出来ます・・・・・
勝手に写真を拝借してしまいました。「みすず。」さん、どうもすみません('A`)
この写真を拝見たとき、実は相当驚きました!! 橋の架け替えやったけど、まだつり橋が現存していることに、ねえ・・・・
さて、橋にそのまま向かうと、なんとこの橋、華奢(きゃしゃ)にみえて、じつは6tの重みに耐えることが出来るのだそうです。
マジか???? ↓↓
で、実際に車でわたってみますと、かなりアバンギャルドな橋であることがわかります↓↓
この抜けてしまいそうな「木の板」が恐怖でエキサイティングです↓↓
欄干もこんな感じですよ ↓↓
上の写真もそうですが、やってきた方角をみて撮影 ↓↓
つり橋の反対側に来ました ↓↓
ええ、それほどこの橋、車で渡ってもめだった揺れは発生せず、なんだか拍子抜けした感じだったりします。
でもですね、そもそもこんなつり橋自体が現存しているのが嬉しいじゃないですか!!ねえ・・・・
ちなみにこの橋の場所はこの辺です ↓↓
グーグルの航空写真を見てもわかりますね。ちゃんと2本の橋が現存しています ↓↓
そのまま道を走りますと、こんどはトンネルが見えてきます↓↓
ええ、不気味なポッカリです・・・・
中はこんな感じです。↓↓
田舎のトンネルって明かりがないのがフツーなのですが、ここは照明があるのでビックリでした。
でも、もっとビックリしたのがトンネル内で分岐があったこと!!
なんじゃそりゃ!? ↓↓
この八百津町内には日本最強、もとい日本最凶国道もしくは日本最狂国道の異名で知られる国道418号線が走っておりますが、そっちに「二股トンネル」という、一部ではオバケの出る「幽霊トンネル」として知られているものがありますが、むしろこっちがホンモノの「二股」だよな、と思いながら走行していました・・・・
※様々なサイトによれば国道418号のそのトンネルの先に「二股」という集落が過去にあっ
たので、その名が付いたのであって、物理的に分岐(二股)があったからの名前ではな
い、ということらしいです。当時調べた記憶によれば・・・・
道なりにゆるい左カーブを抜けトンネルを出ますとすぎに橋にでました ↓↓
橋の上ではあまりにも景色が美しかったので写真を撮影 ↓↓
こういうところで車を停めて深呼吸すると、なんだか日ごろの疲れ(精神的な...)が一掃されます・・・・
ちなみに付近の地図はこんな感じです ↓↓
グーグルの航空写真でもトンネル内分岐があるのが良くわかりますね・・・・↓↓
さて、この日、見てわまった岐阜県加茂郡八百津町の中心部の地図です ↓↓
久々の酷道関連の記事書いて、自分のなかでまた何かが生まれてしまったようなヨカーン。
パソコンのハードディスクを探していたら、あの「五月橋」の探索時の写真も出てきたりしていて、そのうちそっちも書いてみようと思います。
いやー、拙者のブログ、マイレージのブログのはずなのですが、みすず。さんのブログに影響されてしまいました・・・
まあ、再度言うわけですが、一応、マイレージのブログではあるのですが、調べてみると最近ではこのブログに来て下さる検索ワードに
「森伊蔵」とか「高島屋 森伊蔵」あるいは「森伊蔵 高島屋」「抽選 森伊蔵」
などで来られている方も多く、いったい拙者は何のブログを書いているんだよ??
・・・・と疑問を持っていたのも事実 ('A`)
まあ、いいや。もう、何でもアリで・・・・('A`)
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \