天界集落/椿山&安居渓谷ルート(5)ツバヤマのおばあちゃん | がんばる地上の星たち!高知と松山のまんなか・仁淀川町

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土佐の山間・仁淀川町(によどがわちょう)の(元)地域支援企画員の日記!

さて
仁淀川町奥地を歩く
椿山&安居渓谷ルート・シリーズです。


前回のつづきです。


と書いても、前回など知らんと思いますが(汗

とにかく、ここ、仁淀川町の中でも
とりわけ奥部の椿山集落。


平家伝説の中心地的な建物、氏仏堂から今度は
民家の方に歩いてみようか。
もう何年も住んでいない民家の庭先にミツマタの花が咲いていた。
ちょっと物悲しい感じがする。




椿山は奥部の集落故に昔は貧しかったのかと思うが、実は
そうではなく、一定、裕福な感じが見て取れる。
というのはこのような母屋の前には
客室(2階部分)+穀物倉庫(1階部分)を持つ別棟を
備えている家が割とあるのだ。



さらに行くと、実はここが!
あの、映画「私は貝になりたい」
のある場面のロケ地なのだ。
わかるだろうか。( ̄▽+ ̄*)


仲間由紀恵さんらがここに来ているのだ。
映画ロケ地だった。
私が地域支援企画員になったH20の夏だったように
思うが、もちろん、一般人などはシャットアウトして
ロケしていたので、あとから聞いたのだが。

それが
まさにここなのだ。


独特の風景、山岳民族の暮らしがのこるこの地は
映画のイメージにあったのだろう。
戦中の映画だから、その時代に今でもタイムスリップ
できてしまう趣がある。



実は前にも書いたが
この椿山集落はほんとうに数人しか実質住んでいないが、
その中でもかつては山焼き(焼き畑農業)も経験があり
ずーーーと、この地で生まれ結婚し、そして今も暮らしている
Hおばあちゃんがいる。


この日も事前にあったばあちゃんが「いるよ」と教えてくれたから
期待して家を訪問したら、庭から、がさっがさっという音が聞こえて
きた。春の優しい日差しの中でなにやら作業しているHばあちゃんが
いたのだ。


挨拶をしたら、顔は覚えてくれていたらしく、こちらに気がつくと
ニコリとしてくれて、嬉しそうだった。

最近は庭にまでイノシシが来て、野菜なんかを掘り起こしてくので
迷惑しているような鳥獣被害の話をしてくれた。
ここでは重要な食糧なので、本当に心配だ。
だから、もらってきたイモ類を植えていると言って作業していたのだ。


なんともたくましい!
しかし、本当にどうやって生活しているんだろうかと心配になる。






日常の必要なものは週一回の町のコミュニティバスに乗り
里まで降り買い物もするらしい。
また、時々息子さんが来てくれるというから安心なのだ。
ちょっとほっとした。。。。( ̄_ ̄ i)


と、息子さんの話などをしていたら

ホントにひょいっと息子さんが現れてビックリした!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

まさか、ちょうど来られたのだ。


もっといろいろとおばあちゃんとは話をしたかったが
息子さんとの水入らずな時間を邪魔する訳にも行かなかったので
おいとましたのだった。



昔は活躍したろうな、この干す台は
今となっては。。。。



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天界集落/椿山&安居渓谷ルート(1)ミツマタの花
天界集落/椿山&安居渓谷ルート(2)古民家
天界集落/椿山&安居渓谷ルート(3)椿山集落のツバキ
天界集落/椿山&安居渓谷ルート(4)氏仏堂で


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