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「数学の文章題が苦手な中学二年生の女子生徒への指導法」
>長文になり、少しブレてしまいましたが、先生がこのような生徒を担当された場合どのように指導していくか、よろしければお考えをお聞かせ下さい。
私の場合は、テキストに沿って指導しないで、生徒に合わせてテキストを変える(笑)ため、塾側の縛りがある先生とは事情が異なってしまうと思いますが・・・そのレベルの生徒であれば、普通にパターン化しないで教えますね。今回の場合に関して言えば、「帰納的な思考力」からアプローチするよりは、「演繹的な思考力」からのアプローチのほうが学力がつくと思います。
「フォレスタを使う前提で、どうするか?」であれば、完全に生徒の反応を見ながらになるのですが、パターン化を全て教えた後でパターンの見抜き方を 教える・・・よりは、おそらく難しいパターン化に入る前にプチ講義をし、パターン化しなくても解けることを教えた上で、その視点を意識しながらパターンご との問題をやらせて説明すると流れで指導していくと思います。
>また、指導を受ければ伸びるのが当たり前とありましたが(その通りだと思います)、
共感いただいてありがとうございます。
ここを読んで、丁寧に御返事を書く気持ちが湧き出てきました(笑)
生徒はともかく、プロならば「身銭を払って学ぶべし」が社会のルールだと思っていますから、普通ならいただいた文章程度の長さでお答えするところですが、ついつい勢い余って長編になってしまいました(笑)
>担当して約二ヶ月半、思うように伸びない子がいます。中学3年生だと皆が頑張るので頑張りがそれなりでは、伸びにくい子もいるのでしょうか。やはり、指導法が良くないのでしょうか。率直なご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願い致します。
これはまた別の生徒の話でしょうか?
中2ではなく、中3ということですね。
伸びにくい生徒はもちろんいますよ。偏差値や順位は相対的なものですから、誰かが伸びれば誰かが落ちますから(笑)
しかし、ここではおそらく「その原因が才能や資質なのか?」と言う意味のご質問だと思いますから、その前提でお答えします。
多くの人も言っているように、生徒の学力を決めるのは「勉強量、勉強法、やる気、才能」の4つです。
(言う人によって個数や項目は若干違いますが、本質はおおよそ同じですよね)
ですから、頑張りがそれなり(=勉強量が少ない)ならば、頑張っている生徒から比べれば伸びないのは当然です。もちろん、才能や資質も無いよりあったほうが伸びますし、指導法が良ければ伸びたであろう面もあり得ます。
とりあえず、ここまでは一般論ですね。
これを踏まえて、率直に「私の個人的な考え方」を言うならば、たとえどんな生徒、どんな状況であっても、その生徒への授業や指導が成立しているのであれば、全ては自分の指導の責任だと考えるようにしています。
もちろん、何らかの特別な事情で授業や指導がまともに成立していないような状況は別ですが、嫌々であれ生徒が授業を受けてくれているのであれば、あとはこちらの指導力次第ですよね。何しろ、「頑張りがそれなり」の生徒は毎年必ずいて、その生徒を「他の生徒と同じかそれ以上に頑張らせる」のもまた指導力だからです。
それに、そこで「生徒が悪い」「親が悪い」などとしてしまうと、己の成長も止まってしまいます。生徒に「勉強だけでなく、他の様々な面でも学び成長してほしい」と要求するからには、自分も絶えず成長して行かないと説得力がありません。
かなり長くなりましたが、ここで終わりです。これでもわりとポイントを絞って書いたつもりですが・・・やはり指導のことになるとつい長くなりますね(笑)
伝わりにくい点などは、またお尋ねくださいませ。
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