黒い太陽731
黑太陽731(1988)
監督(導演):ムウ・トンフェイ(牟敦芾)
制作(監製):フー・チー(傅奇)
脚本(編劇):ムウ・ウェンユェン(牟文遠)
シン・トンチン(勝敦靖)?テン・トンチン(滕敦靖)?どっちが正しい?
リュウ・メイフェイ(劉梅芾)?リュウ・メイファ(劉梅花)?どっちが正しい?
所謂『南京事件』について、ひょんな事から調べ始め、意外と奥深い問題のため、
精神力をかなりすり減らしました。
こういった白黒決着付いていないような際どい問題は、私の様な芸術家肌の人間がするもんじゃないです。
私も、際どい話が好きな所があるわけですが、こういった問題は、迂闊に白黒決め付けられない所があり、慎重に調べないといけない。
批判の対象の名誉の問題もあります。
時間も予想外にかなり取られました。
いずれにしても、歴史学者及び、歴史マニアの方々、より真実に近づける様、
頑張ってください!!
さて、今回この映画を紹介したのは、『南京事件』の話をした友人から、『黒い太陽731』という映画の事を教えられたから。
実は、ずっと前に、この映画の事をどっかで聞いていたのですが、単に反日プロパガンダ映画らしいという事で、興味が湧きませんでした。
でも、色々調べてみると、興味深い話が色々と出てきました。
そして、無性に見たくなりました。
私は、思想の左右に関係無く、カルト映画が好きで、『ゆきゆきて神軍 』や、渡辺文樹の映画(ノモンハン、天皇伝説 )が好きだったりします。
在日映画の『かん天な人 』も好き。
際どさに、右も左も関係ない!!
まず初めに言っておきますと、この映画は、
ノンフィクションではない!!
所謂『731部隊』の所業を描いたとされる小説『悪魔の飽食』(森村誠一:光文社)を基に作られた映画だそうですが、その小説自体も、内容に対する批判が多く、『ノンフィクション小説』というよりは、『プロパガンダ小説』との見方が強いようです。
森村氏自身、取材対象者には会ってはいない上、内容の誤りがあることが発覚したため、光文社版が絶版となったという経緯があったようです。
森村誠一氏の「悪魔の飽食」について。(教えて!goo)
森村誠一著「悪魔の飽
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1316314298
『731部隊』については、未だ謎に包まれている部分も多いが、石井四郎についてWikipediaで一通り見てみたら、凄まじい人生ですな。
でも、『731部隊』の実態がどうだったのか?については、追求したいと思いません。
『南京事件』の時と同様、頭を凄く悩ます事になるので。
こういうのは、専門家(歴史家)とかの、他の人に任せます。
取り敢えず私は、実際『731』がどうだったか?は置いといて、純粋にこの映画のゲテモノさに興味が湧いているのです。
Wikipediaによると、原作本の信憑性に欠けると指摘されている内容を忠実に再現しているとのことで、もしそうだとすれば、その意味でも”フィクション”でしょうね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E9%A3%BD%E9%A3%9F
しかし、実質フィクションだからといって、
安心して観られるものでもないようで・・・。
『減圧実験』場面では、肛門から腸が飛び出す場面があるそうですけど、それはあくまでSFXだとのこと。
しかし、『猫を放り投げ、ネズミの群れに生きたままかみ殺させるシーン』や『大量のネズミが火だるまになって走り回るシーン』があるそうですが、特撮ではなく本物を使っているとのことで、明らかに『動物虐待』です。
更に凄いのは、登場人物そっくりの本物の死体を用いていること。
『本物』を使っているので、『作り物』だろうといった、妙な安心感を抱かせない。
ハリウッドだったら、本物そっくりの偽物を作ると思いますけど。
それにしても、よく死体を手配出来たものです。
史実には忠実で無いにしても、キャストは”或る意味”本物という、皮肉。
あんまり差別的な事は言いたくないのですが、やっぱり中国だなあ、と。
東洋人顔のプラスティネーションは、実は中国の死刑囚を用いているのではないか?といった疑惑とか(これについては、後日記事にすると思います)、1980年代の中国アニメ『黒猫警長』は、可愛いけど内容が生々しい暴力描写で日本での放送は無理だろうといった話とか、色々と思い出しました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E3%81%84%E5%A4%AA%E9%99%BD731
私は実は、例えば、昆虫が道のど真ん中にいると、人に踏み潰されないように、安全な草むらとかに逃がしてやったりします。
そういう人間なんです。
最近では、肉食にも抵抗感が出てきました。
出されれば、相手に失礼にならないように仕方なく食べますけど、基本は、極力肉を食べたくなくなりました。
何か、「可哀想」と思って、余り食べたいとは思えなくなったのです。
別にそれを人に押し付けるつもりは無いし、偽善者と言われても構いません。
それを「良い」とか「悪い」とか決め付けるつもりも無いです。
何故、上記の事を書いたかと言うと、その一方で、『ゲテモノ映画』が好だからです。
『矛盾』してるでしょ?
多分ですが、猫とかネズミの残虐場面とか、正視出来ないかも知れません。
本物の死体が出てくると、顔をしかめるかも知れません。
でもその一方で、好奇心が旺盛で、観たがったりする。
人間とは、矛盾した動物ですね(便利な言葉だ)。
まず、日本軍の残虐性の告発の前に、
自分達が残虐性発揮してどうする!?
という突っ込み所があるのが面白い!!
悪趣味大好き人間には、垂涎の映画でしょう!!
要するに、上記のゲテモノぶりが、好事家に好まれているわけです。
こういう映画が好きな人は、プロパガンダだとか、政治的なものとか、余り眼中に無いのかも知れない。
全然別の理由で、人気が出てると思います。
要するに、渡辺文樹の映画ファンと、ノリが似ているのではないか?
渡辺文樹は、政治的な要素を映画に盛り込む。
しかし、そのファンの多くは、その政治的主張に納得しているのだろうか?
キワモノ監督として、別の意味で人気が出ている気がする。
会田誠とか、根本敬辺りが好きな人にはお薦めです!!
現在では、映像の入手も難しいようです。
内容が凄まじいからしょうがないですけど、観てみたい。
Amazonでは、DVDが2006年と、かなり最近でたばかりだというのに、
もうマーケットプレイス!!
HMVでもタワレコでも出ませんでした。
かつて平和教育の一環として
鑑賞させる学校があったらしい!!
こういう話、シャレにならないんでしょうけど、
悪趣味系の話が好きな人には、そのエピソードはたまらんでしょうね。
多分日教組の仕業なんでしょうが、つくづく凄い!!
性教育とか、凄まじい事やってるらしいですよね(今でもキモい性教育人形とか、
使っているのだろうか?)。
しかもこれ、実質フィクションでしょ?
悪質すぎるだろ!!
これをご覧ください(体験者は語る)↓
歴史を学ぶとゆう事。黒い太陽731編(教えて!goo)
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2264508.html
YouTubeで探してみました(グロ注意!!鑑賞は自己責任で)
『気志團』の歌が同じ名前なので、その歌も検索でいっぱい出ます。
こういうのを学校で生徒に見せてた教師はクソ野郎ですね!!
気分が悪くなった・・・。
謝罪と賠償を求めたいくらい。
こういうのを生徒に見せて、何がいいんだろう?生産的だと思う?
子どもに見せたらトラウマになるだけだろうが!!
「俺たちのじいちゃんは、こんなグロいことやってたんだぜ」と教えてたのか?
こういった事が、平和教育に繋がるの?
「あ~残虐な事っていけないね」と子どもたちは思うの?
逆に、見せない方がいいんじゃないの?
まず、信憑性無いんでしょ?これ。
でも、中国では恐らく、ノンフィクション映画として上映されていたのでしょうし、
日本の生徒達にも、事実だとして教師がこの映画を見せていたのでしょうから、
その意味ではタチ悪い。
問題は、こういうのを信じ込む人がいる事ですよね?
こういうのを観た中国人は、絶対日本を憎むでしょ?
平和に取って、絶対に”害”になると思うんですが・・・。
日教組とか日本共産党とか、
言えば見させてくれるだろうか?
映像そのものは、仕舞ってるんですよね?多分。
持っていたら、見せてくれませんか(なんて)?
画像つきで解説↓
黒い太陽731(東亞解放の旗の下に)
http://adolf45d.client.jp/eiga731.html
第3弾まで作られていたんですか?
【関連エントリー】
在日映画「あほんだら~かすぅ」(2003)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10181489884.html
「山谷(やま)やられたらやりかえせ」を鑑賞する(in 1989.11.3, Plan-B)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10176530378.html
「ノモンハン」「天皇伝説」を鑑賞する(in 2008.12.2, 日比谷公会堂)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10172882134.html
「かん天な人」を鑑賞する(in 2006, 飯田橋)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10131724670.html
我が青春の「ゆきゆきて神軍」