続・例のchim↑pomの問題について | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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例のchim↑pomの問題について、労いの言葉を掛けるために、無人島プロへ勝手に足を運びました。

そこで、卯城くんなどの関係者に話を伺ったところ、実際に起こった出来事とネット等の噂とは、かなり乖離していた事が分かり、驚きました。


まあ、その一番の原因は、情報が限られていて、Blogなどのネットの書き込みでは、各々が自らの想像に任せて書かざるを得なかった為に、その想像が肥大化していったということと、そしてなにより、ニュース報道が、深刻な気を煽るみたいな(問題が凄く大きくなっているような)内容であったことにあると思います。


かく言う私も、前回の文章で、想像に頼らざるを得ずに書いて、聞いた内容と違っていた部分もあるので、その反省も踏まえてキーボードを叩かざるを得なくなりました。

それは、彼らに対して与えられた「誤解」を解く為でもあります。


「すぐに釈明・説明をすべきだ!!」という意見もありましたけど、私も、最初は時間が経たない内に早めにやった方がいいのかな?と思いました。

しかし、内容がデリケートであるため、やはり、言葉を吟味して選び、時間を掛けて、練るべきだと思います。

言葉って、難しいですから。

一歩間違えば誤解されかねない。


まず、ふざけ半分云々の批判ですけれども、彼らは、自腹で350万円も借金して飛行機をチャーターし、プロの方に書かせたとのことで、生半可ではないです。

この覚悟、半端ではないです。

また、「ピカッ」の字も、素人目にも、物凄く難しそうだなというのを感じます。

実際難しいらしいです。

CGでならすぐに出来ると思いますが、CGでやった場合、絶対言い訳がききません。

が、その辺を知らない人は、金持ってるなとか単純だなとか、誤解しまくるわけですよ。

誤解されたというのは、それだけ見せ方が上手くなかったのかな?と言えば言えるのかも知れませんが・・・。


蔡國強(ツァイ・クオチャン)の事ですが、人柄もよいけど、それでいて強かなしっかりした所もあるとのこと。

また、例の「黒い煙」ですが、私は「グロい」と書きましたけど、やはり同じ意見を述べる方は結構いたそうです。

彼に対するノーブーイングですけど、彼自身は全く悪くないと思います。

事前告知しましたし、恐らく、原爆を彷彿とさせる黒い煙が出るとは分かっていたと思いますし、ダメならその説明の時点で中止にすればよかったと思います。


それと、絶対言わなくてはならないのは、私は、被爆者団体に対して誤解していた事をお詫びしたいということです。

多分、被爆者の方々はここを見ていないと思いますが、けじめをつけなくてはならないのです!!

私は、若い頃とか、人を疑う事を知らなかった為に、よく人から騙されました。

そのせいで、疑り深い人間になってしまいました。

そんな関係で、偽善者とか、凄い憎たらしいです!!

表面上奇麗事を言う平和団体には、胡散臭いのが多い。

主張しているのとは、別の目的で活動しているのがある。

私は、勝手にそれと同一視してました。

しかし、被爆者団体にも数多くあるのですが、chim↑pomと話し合った被爆者団体の方々は、皆理性的で紳士的。

偽善的平和団体によくありがちな「自分達の主張を押し通し、人の話は聞かない。批判は一切許さない。宗教っぽい」みたいな融通のきかなさといった所が全く無い。

真剣に真面目に、100年後の「平和」の事も考えているとのことで、卯城くんからその話を聞いて感動&反省の念が湧き起こりました。

少なくとも、chim↑pomと話し合った被爆者団体は、いい方々だと言っておきます。

が、前述の通り、被爆者団体にも色々あり、例えば、北朝鮮系の被爆者団体もあるらしいです。

北朝鮮は、核兵器を持ってますよね。

この問題、勝手なイメージというのがやたらと一人歩きしますね。


何と言う雑誌に載るのかは知りませんが、chim↑pomと関係が深いつながりで、会田誠がこの問題について文章を出すらしいのですが、読ませて貰ったところ(こういうオフレコっぽい話、書いていいのかどうか・・・)、凄い的確な内容だと思いました。

誤解を解く為にも、広めるべきですね。


最後に、chim↑pomは、ここまで話が大きくなるとは思っても見なかったとのことで、これは色んな意味で勉強になった事だろうし、アートの枠を超えて議論が活発化したりしたし、「もうダメだ終わりだ!!」みたいな野次をネット上で飛ばす人は多いけど、人は過ちを犯すし、上から目線の断罪なんていう偉そうなこと、私には出来ないです。

それ程立派なこと、やってませんから。

何より、被爆者団体の方々がとても理解してくれているとのことで、私は自分の事のように、ホッと胸をなでおろしたのでした。


またこの問題、意外と広島以外では知られていないらしい(アート関係者を除く)。

そんなものか?


【追記】

この文章、眠いのを我慢して書いたので、後から見て、書き忘れていた事があるのを発見したので、追記する事にしました。


まず、以前のchim↑pomの紹介の時に、彼らはいつも「金が無い、金が無い!!」とあえいでいたという事を書きました(コメント欄で)。

「気分はマイアミビーチ」の時のヘリコプターも、自腹借金でチャーターしたのは間違いない(その辺聞き忘れたけど)。


リーダーの卯城くんは、家庭環境が左翼系であるため、平和の問題については特に意識してしまうような環境で育ったという事は強調しておきたい。


それにしても、chim↑pomは、「お行儀の良い」系の対極に位置している作家集団なので、平和というデリケートな問題をテーマに扱った場合、今回の様な反応が来て当然だった(というか、予想の内に入る)と思います。

というか、「逸脱系」というのは、非難されるか無視されるかのどっちかですよ。

これからも、叩かれる覚悟で続けて貰いたいと、期待してます。






【関連記事】

例のchim↑pomの問題について

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chim↑pom「オーマイゴッド~気分はマイアミビーチ」

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「超アート展」と

「友情か友喰いか友倒れか/BRACK OF DEATH」の最終日

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chim↑pom「アイムボカン」展

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