10月9日(金曜日)~10月12日(体育の日)
北アルプスの燕岳~餓鬼岳~唐沢岳に登りました。
その1
1日目 中房温泉口~合戦尾根~燕山荘
その2
2日目 燕山荘~燕岳~北燕岳~東沢乗越
その3
2日目 東沢乗越~東沢岳~剣ズリ~餓鬼岳~餓鬼岳小屋
( 初めての方やもう一度見たい方はその1~その3をそれぞれクリックしてください。)
続きです。
いよいよ3日目 その4 始まりま~す。
3日目 10月11日(日曜日)
昨夜は「餓鬼岳小屋」も満員でした。3列に布団を敷いて30名がひと部屋でした。
テン場もいっぱいでしたし、離れの小屋も2部屋満員でした。それに夜中に雪が降り寒かったので
あまり眠れず、朝になりました。4時起床。水は凍っていてでません。
朝6時。慌ててご来光を見に外にでました。雲海のむこうに日の出です。太陽が顔をだしていました。
でも・・・・すてきな風景もみられました。
わお~~。富士山です。朝やけに染まり美しい姿でした。
手前の木々に雪が積もっています。
寒い朝で、手袋をしないと手がしびれそうでした。
小屋の屋根も白く、「三ツ岳」や「野口五郎岳」も冠雪していました。
左側の「剣ズリ」の尾根も白くなっていました。
中央に「槍ヶ岳」の頭が白くちょっとだけ見えました。鬼の角みたいでした。
6時20分集合。いよいよ「唐沢岳」を目指します。
余分な荷物は小屋に置き、準備体操をして6時30分に出発しました。
寒いので、ダウンを着てレインウェアーも上下着て、冬山の支度です。
でも、アイゼンは要らないです。
「餓鬼岳」は小屋から10分ほどで着きます。昨日も登りましたので、風景をうつしました。
雲海の向こうに≪ふじさ~~~ん≫。 おはよ~~う!!
朝の槍さ~~ん。冷たい灰色で威厳があります。
その手前が燕岳ですよ。2日目に歩いてきた尾根がきれいに見えました。
一番手前の剣ズリも迫力ありますね。
これから登る「唐沢岳」と登山道です。途中、いったん下ります。
餓鬼岳から岩ゴロの登山道ですが、その先は樹林帯を歩きます。
ハイマツも真っ白。
振り返ると餓鬼岳山頂がだいぶ遠くなってきました。
すばらしいアルプスの風景を眺めながら進みましょう。
凍りついたクサモミジと槍ヶ岳
唐沢岳の向こうに雪雲。
空気がキーンとして、雲上散歩です。
「展望台」に着きました。
鷲羽岳、黒部五郎岳方面が初冠雪してみごとな光景でした。
唐沢岳全景です。これからあの尾根を歩きます。
展望台は行き止まりです。
すこし手前に案内板があり、ここから右側の斜面を一気に下ります。
新雪があり、滑ります。慎重に、一歩一歩下りました。
カメラはケースにいれました。
下ったあと登り返します。
反対側に登ってから、振り返ってみました。半分はハイマツの間、そして樹林帯です。
中央の白い雪があるあたりに登山者がみえますか。
ここの下りは30分くらいで、東沢乗越のときより早く登りかえしできました。
ここは餓鬼のコブ(2508m)です。広場になっているので休憩できます。8時5分でした。
わお~~。「唐沢岳」がぐ~んと近づいてきました。
風景をご覧ください。クリックすると大きくなります。
ツララが・・・・・。
コブ岩を巻くように歩きます。
青空に初冠雪の山々。風景は絶景です。
自然が作った庭園です。樹氷が美しいです。
しばらくこの美しさに見とれていました。芸術ですね。
紅葉も楽しみましょ~う。
しかし・・・楽しんでばかりいられません。
これから、難所が待っています。
クリスマスツリーのように雪がつもった木の間や・・・・
大町ダムに和んだりしました。
見上げると、いよいよ「唐沢岳」の一部がみえてきましたよ。
あの岩をのぼるのでしょうか・・・・。
一番左側の岩の下方を巻きます。
砂滑りのような登山道を下り、ハイマツの間をぬけて進んでいきます。
そして・・・・一番の難所です。
山頂直下のこの登りが一番大変でした。ザレ場とガレ場です。
つかまれるものは何でも使いましたが、松の枝は幹を掴むように指示されました。
カメラはダメ。
斜面が急で後ろ向きに下りていきましたよ。
そして山頂手前の広場に着き、汗をふきました。ノドが渇きました。10時30分でした。
唐沢岳山頂はもう少し先です。荷物はこの広場にデポして行きました。
Vサインで登頂を喜びました。
私たちだけの貸切り山頂でした。
三角点をゲット
山頂からのパノラマ写真です。左側に続きます。
① 大町ダムと七倉ダム
② ブナ立尾根と烏帽子岳方面
③ 三ツ岳から野口五郎岳方面
④ 野口五郎岳から鷲羽岳方面
⑤ そして槍ヶ岳から穂高連峰方面
槍ヶ岳にズーム・イン
⑥東沢岳から剣ズリ方面
⑦ 餓鬼岳方面
唐沢岳山頂は左側です。標識がみえますね。
広場に戻り、昼食のおにぎりを食べました。良い景色がおかずです。
さあ、11時30分。往路を下山します。あわてず慎重に下りましょう。
餓鬼のコブに無事、戻ってきました。
もう一度、紅葉を目に焼き付けました。
さあ、下ります。
「ブロッケン現象」がみられました。感動です。
14時16分でした。
餓鬼岳の山頂には寄らずに巻き道で餓鬼岳小屋につきました。
もちろん、ビールで乾杯です。2本飲みました。おいしかったです。
でも、美味しかったですよ。
17時28分。山々が夕日に染まっていました。
今晩の宿泊者は15名ぐらいでしたので、昨日よりは眠れそうです。
最後の白沢コース下山は続きます。
ラスト その5 もご覧くださいね!!