『専門店がこだわる安心の羽毛ふとん（側生地：綿100％）』
今では日本の冬用掛ふとんの代名詞となりました「羽毛ふとん」ですが、玉石混淆、ピンからキリ、価格も種類も何だかいっぱいあり過ぎて何を選べば良いのか分からない人はたくさんいらっしゃると思います。
本ページの最後に当BLOGでこれまで紹介した羽毛ふとんの選び方などに関する記事をまとめてあります。興味のある方はそちらもお読みください。
モノの価格には必ず意味があります。安くて良いなんて普通はありえません。製造に関わる会社が倒産しているとか、ワケありの素材だとか、過酷な労働条件で人件費を抑えるでもしないとモノの価格を極端に下げるなんて出来ません。
寝具業界にいる人間なら誰でも首を傾げる様な可笑しい価格の羽毛ふとんは市場にたくさんあります。羽毛ふとんは今春に報道されたように産地偽装が問題になったグレーな商品になってしまったことを頭に入れておいて下さい。
もし「ちゃんとした羽毛ふとん」を購入したいなら「現物」を自身の目で見ることだと思います。そして「販売する人間」を見ることも大事です。
さて、専門店である当店の羽毛ふとんへのこだわりは「側生地」と「ダウン量（充填量）」です。
側生地は全て「綿100％」です。同じ綿100％表記でも生地の織り方の違いで肌触りや軽さが変わってきますので、ポップには生地質まで表記します。下のポップの羽毛ふとんは140単サテンという相当細い綿糸を使ったサテン織りの生地を使用していることになります。
一般的な羽毛ふとんの側生地は60サテンや80サテンです。この数値は糸番手を表し、数値が高いほど糸が細く軽くなります。
ダウン量とは羽毛ふとんの中身の量です。羽毛ふとんと表記する為の基準はダウン率（ダウンとフェザーの割合）のみです。中身の量に基準はありません。極端な話、中身が1㎏でも2㎏でも、500gでも全て羽毛ふとんです。
このダウン量は保温力と密接に関係しますので、仮にダウンの質が良くても中身が少なければ暖かくありません。
ちなみに当店では冬用羽毛ふとんのダウン量をシングルサイズ1.1～1.4kg、春秋用を0.7～0.8kg、夏用を0.4kgとしています。
特に冬用としている羽毛ふとんのダウン量は量販店や通販で販売されている羽毛ふとんよりも100～200g多く入れる様にこだわっています。これは羽毛の価格が高騰する前の基準で冬用と表記したいからです。
ただし、たくさん入っていれば良いというものでもありません。使う人や使う環境によって適切な保温力、適切なダウン量がありますので、判断の難しいポイントでもあります。
当店では体質や環境、これまで使ってきた寝具などをお聞きしてアドバイスしています。
上下の写真の様に春秋用を合掛ふとん、夏用をダウンケット（羽毛肌掛ふとん）と表記（呼び方）を変えて区別しています。
また、サイズ展開は1人用のシングルサイズ（150×210cm）と2人用のダブルサイズ（190×210cm）が基本です。下の写真はダブルサイズの羽毛ふとんコーナーです。
近年、セミダブルサイズ（170×210cm）の羽毛ふとんをお探しの方もいらっしゃっるのでメーカーに別注して在庫してます。
ただし、この羽毛ふとんをお探しの方の話を聞いていると、使うベッドがセミダブル（120cm幅）だからという方が多いです。
当店ではベッドがセミダブルでも1人で使うならシングルサイズで充分だと考えていますので、この場合はシングルサイズをオススメしています。
セミダブルサイズの羽毛ふとんはカバーの種類が少なく、ふとんの製造枚数も少ない為、色々と割高になってしまいますので。
シングルサイズだと寝返りをうった時に背中が空くという方もいらっしゃいますが、これは併用してる毛布やカバーがそもそもの原因だったりもします。ただ、カラダの大きい方は確かに通常よりも横幅が広くないと背中が空いてしまうので、お話しをしっかり聞いてアドバイスしています。
ちなみに、セミダブルサイズの羽毛ふとんと同じスペックでクイーンサイズ（210×210cm）もご用意しています。
また、夏用と春秋用を２枚合わせて冬用にする２枚合わせの羽毛ふとんを欲しいという方も多くいらっしゃいます。
当店では夏用の掛ふとんの素材に羽毛をあまりオススメしないので、夏用として「手引き真綿の肌掛ふとん」を使用した２枚合わせの掛ふとんを置いています。
夏用としてオススメしていないのは布団の吸湿力に関係します。羽毛ふとんは中身の吹き出しを防止するために、側生地綿100％でも気密性を高める加工を施すのでムレやすいのです。
上の写真、上が羽毛の合掛ふとんで、下が手引き真綿の肌掛ふとんです。手引き真綿の肌掛ふとんを下（肌側）にして使います。
ちなみに真綿（まわた）とは蚕の繭を原料としたワタで、シルク（絹）と同じと思って構わないです。ワタ状に加工するか生地に加工するかで呼び方が変わるのです。
２枚合わせとして一つの掛ふとんとして販売していますが、上の写真の様にジョイントホックで留めているだけです。それぞれ単品でも販売しています。セットで購入した方がお得ではありますが。
このジョイントホックは掛カバーの内側のヒモだと置き換えて下さい。ご家庭にサイズの同じ夏用と春秋用の掛ふとん、それから掛カバーがあれば簡単に２枚合わせの掛ふとんは作れます。
ちなみに私は冬用の羽毛ふとんを持っていません。この２枚合わせスタイルで、手引き真綿の肌掛ふとん、キャメルの肌掛ふとん、ダウンケット、羽毛合掛ふとんを気温に応じて組み合わせを変えて使っています。
この２枚合わせスタイルだと冬用を持たずに済みますので収納スペースが少ないマンションでの使用にも重宝します。ただし、冬用の羽毛ふとん１枚と２枚合わせを比べると、当然２枚合わせの方が重くなります。
また、不織布で出来た「羽毛ふとん収納バッグ」も置いてます。
上の写真の左側黄色が中国製で、右側茶色が日本製です。それぞれシングルサイズとダブルサイズがございます。
天気予報通り、今日はいっきに寒くなりました。これだけ寒暖差があると体に響きますね。
良質な睡眠は健康的な生活の育みます。そして、良質な睡眠を支えるのは良質な寝具です。
冬の準備はどうぞお早めに～。
【冬用羽毛ふとん価格帯】※税込価格です。
SLサイズ … 29,990円～
SDLサイズ … 67,500円
DLサイズ … 49,990円～
Qサイズ … 94,500円
【春秋用羽毛合掛ふとん価格帯】※税込価格です。
SLサイズ … 28,000円～
DLサイズ … 39,900円
【夏用ダウンケット価格帯】※税込価格です。
SLサイズ … 18,000円～
DLサイズ … 32,400円
・側生地は全て綿100％
・ダウン85％以上の羽毛ふとんを品揃えしています。
【２枚合わせ掛ふとん価格帯】※税込価格です。
SLサイズ … 65,000円
・手引き真綿肌掛ふとん（側生地：綿100％二重ガーゼ）
・羽毛合掛ふとん（側生地：綿100％、ダックダウン93％、0.7kg）
【羽毛ふとん収納バッグ】※税込価格です。
SLサイズ用（中国製） … 600円
SLサイズ用（日本製） … 1,800円
DLサイズ用（中国製） … 900円
DLサイズ用（日本製） … 2,500円
■関連ページ（過去記事や当店Webサイト内ページ）
・快眠アドバイス 2016年11月2日更新
『羽毛ふとんの選び方2016』
・お知らせ 2016年5月7日更新
朝日新聞掲載のフランス産羽毛ふとんの産地偽装について
・お知らせ 2016年4月14日更新
日本羽毛ふとん診断協会認定の『ダウンプロフェッサー』を取得しました。
・快眠アドバイス 2016年1月24日更新
『安すぎる羽毛ふとんには必ず意味がある！』
・快眠アドバイス 2015年9月28日更新
『2015年の羽毛ふとんの選び方』
・快眠アドバイス 2015年1月12日更新
『羽毛ふとんをラベルだけで判断してはいけない』
・快眠アドバイス 2014年10月13日更新
『羽毛ふとんの選び方』
・当店Webサイト内
『羽毛ふとんのリフォーム（仕立て直し）』
・寝具のなるほど活用術 2016年5月14日更新
『羽毛ふとんは仕立て直せる！』（羽毛ふとんのリフォーム）
・快眠アドバイス 2015年6月18日更新
『羽毛ふとんのリフォーム（仕立て直し）の価格差について』
by sleepdesigner:圭
◆当店Webサイト(ホームページ) ⇒ 快適な睡眠を求めて『ウメナ寝具』
◆当店Facebook ⇒ ウメナ寝具本店（マニフレックス正規販売店マニステージ三島）
≪店舗情報≫
住所：静岡県三島市梅名371-8（国道136号線沿い）
電話番号：055-977-2200
FAX：055-977-7756
E-Mail：info@umena.biz
営業時間：10時～19時
定休日：毎週水曜日（祝日の場合は営業）※年末年始は臨時休業します。