映画「ONE PIECE FILM Strong World ワンピース劇場版」特大ヒット、他 | 忍之閻魔帳

忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

★今回の記事の携帯向けはこちら。



▼映画ランキング「ONE PIECE FILM Strong World」公開3日で動員100万人突破


(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
(C)「2009 ワンピース」製作委員会


1位(-):ONE PIECE FILM Strong World(1週目)
2位(-):仮面ライダー×仮面ライダーW & ディケイド MOVIE大戦2010(1週目)
3位(1):カールじいさんの空飛ぶ家(2週目)
4位(2):2012(4週目)
5位(-):大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(1週目)
6位(-):パブリック・エネミーズ(1週目)
7位(-):仮宇宙戦艦ヤマト 復活篇(1週目)
8位(4):DISNEY'S クリスマス・キャロル(4週目)
9位(3):なくもんか(5週目)
10位(-):スノープリンス 禁じられた恋のメロディ(1週目)

「沈まぬ太陽」「ゼロの焦点」「イングロリアス・バスターズ」「僕の初恋をキミに捧ぐ」
「劇場版マクロスF」「ニュームーン/トワイライト・サーガ」の6本が圏外に去り
新作が6本もランクインするという大変動の映画市場。

トップを獲得したのは、今作でシリーズ10作目となる「ONE PIECE FILM Strong World」。
全国188スクリーンを使用してのオープニング成績は、
初日2日間で動員81万8738人、興収は10億3843万9600円。
初日の12日に5.53億円、2日目の13日に4.85億円を稼ぎ出し、文句無しの1位となった。

東映作品の初日記録としては、8月公開の「仮面ライダー ディケイド」の
2億4754万3100円を上回り、新記録を樹立。
単日興収としても「相棒 劇場版」の3億4468万2900円を上回り東映作品で歴代トップ。
同じ東映系のアニメ作品で比較すると、
「ワンピース」とほぼ同じ189スクリーンを使用して公開された「仏陀再誕」が、
2日間で動員13万0185人、興収1億6301万7200円だったので7倍弱。

2009年公開作品のオープニング成績としては、
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(9.9億円)を上回り第1位。
昨年公開され、興収100億円を突破した「崖の上のポニョ」ですら
公開2日間で10.25億円だったので、「ワンピース」はその記録をも上回ったことになる。
ちなみに「ハリー・ポッター」の上映館数は844、「ポニョ」は481。

1スクリーンあたりのアベレージは552万1276円で、
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の426万8168円を大きく上回っている。
ここ最近公開された劇場用アニメ作品のオープニング成績を
1館あたりのアベレージでランキングにしてみた。

1位:5,521,276円:「ONE PIECE FILM Strong World」
2位:4,267,168円:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」
3位:2,930,000円:「劇場版マクロスF イツワリノウタヒメ」
4位:2,474,714円:「東のエデン 劇場版 I The King of Eden」
5位:1,917,718円:「劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇」
6位:1,749,866円:「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」
7位:1,739,801円:「名探偵コナン 漆黒の追跡者」
8位:1,392,000円:「劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇」
9位:1,282,032円:「テイルズ オブ ヴェスペリア The First Strike」
10位:1,004,237円:「サマー・ウォーズ」
11位:862,524円:「仏陀再誕」
12位:453,642円:「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」

2位以下に大差をつけて余裕のトップを守っていた「ヱヴァ」を
100万円以上引き離しての記録更新とは。
公開3日目にして動員100万人を突破しており、
東映は最終的な興収見込みを「予測不可能」として発表しなかった。
こんなことも前代未聞である。

本作は原作者の尾田栄一郎が製作総指揮・原作・クリーチャーデザイン・
コスチュームデザイン・ストーリーまで関わるという渾身の一作で、
かなり早い段階からプロモーションが開始されていた。
早期入場者特典として用意されたコミックス0巻は
オークションサイトでは入場料の数倍で取り引きされており
東映は当初150万部と発表していた0巻の増刷を決定。
追加で100万部を用意した。

2位には同じく東映の「仮面ライダー×仮面ライダーW」がランクイン。
2日間の成績は、動員39万5984人、興収4億5261万2800円。
「ディケイド」比で94.6%とこちらも好調。
東映作品が映画ランキングで1、2位を独占するのは非常に珍しい。

7位には当BLOGでも紹介した「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」がランクイン。
「ワンピース」より上映館が多いにも関わらずこの位置。
動員7万3207人、興収9662万5900円、
1スクリーンあたりのアベレージは45万3642円。

★公開中の作品紹介一覧

【紹介記事】是枝裕和監督が描く、大人向け童話。映画「空気人形」
【紹介記事】13000ペリカで。映画「カイジ 人生逆転ゲーム」
【紹介記事】笑いながら観られる痛快ホラー。映画「スペル」
【紹介記事】作風の変化と新たな魅力の開花。映画「ソウ6 / SAW6」
【紹介記事】数十億単位の人形劇。映画「DISNEY'S クリスマス・キャロル」
【紹介記事】昭和を再現することの難しさ。映画「ゼロの焦点」
【紹介記事】映画「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」
【紹介記事】タラちゃんの真骨頂。映画「イングロリアス・バスターズ」
【紹介記事】少女マンガの王道を突き進む続編。映画「ニュームーン/トワイライト・サーガ」
【紹介記事】韓国映画の底力を思い知る大傑作。映画「母なる証明」
【紹介記事】CG技術の進化を見極めたいなら。映画「2012」
【紹介記事】わしはこんなヤマト、みとうはなかった。映画「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」
【紹介記事】アニメだからこそ描けた距離感。映画「戦場でワルツを」



▼今週より配信される新作ゲーム

写真で格闘!フォトファイターX
■Wii・DS:「ニンテンドーポイントプリペイドカード 50003000」
■Xbox360:「XboxLive ゴールドパック Bomberman エディション」
■Xbox360:「Xbox Live 3500 マイクロソフト ポイント カード」

12月15日配信開始■Wii VC(800):「ザクソン」
12月15日配信開始■Wiiウェア(900):「逆転裁判 蘇る逆転」
12月09日配信開始■DSiウェア(200):「写真で格闘!フォトファイターX」
12月16日配信開始■DSiウェア(200):「G.Gシリーズ Vertex」
12月16日配信開始■DSiウェア(200):「まっぷまっぷ!By ご当地検定DS」
12月16日配信開始■DSiウェア(200):「練熟漢字しょうがく1ねんせい」
12月16日配信開始■DSiウェア(500):「アーティストになろう!みんなの塗り絵 いぬ編」
12月16日配信開始■DSiウェア(500):「アトリエ デコ ラ ドール」
12月16日配信開始■DSiウェア(500):「ぱねわっ!」
12月16日配信開始■DSiウェア(800):「チビ少年の魔法大冒険」

今週はWiiウェアで「逆転裁判」が配信開始になるのだが、
敢えてDSiウェアの「写真で格闘!フォトファイターX」に注目してみたい。
DSiに内蔵されたカメラで人物を撮影し、
そのままゲーム内に登場させることが出来る格闘ゲーム。
スクリーンショットの雰囲気は懐かしの「モータルコンバット」や
「THE 功夫」(PCエンジン)を彷彿させる。
200ポイントという価格設定からしても年末向けの一発ギャグ的なソフトであろうし
身内や友人を撮影して2、3回も笑えれば元は取れるか。
とりあえずダウンロードしてみる。
公式サイトはこちら。

DSiウェアからもう1本気になっているのが
iPhone/iPod touch用アプリでも多数の人気ソフトを配信している
ゲームロフトの「チビ少年の魔法大冒険」。
「スタフィー」系の2Dアクションっぽい。
オリジナリティは低そうだが、私はこういうベタなアクションが好物なのだが
800ポイントのタイトルはあまり増えて欲しくないので思案中。



▼「サマーウォーズ」BD/DVD予約受付中


03月03日発売■BD:「サマーウォーズ」(数量限定生産
03月03日発売■DVD:「サマーウォーズ」

【紹介記事】細田守監督の10年分を総まとめ。映画「サマーウォーズ」