テレビ局の関わらない、テレビサイズの映画。「ドロップ」、他 | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

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▼京アニの新作、「けいおん!」がBlu-ray/DVD化


■BD:「けいおん! 1」

各巻2話収録で、第1巻の価格はBDビデオ版が7,980円、DVDビデオ版が5,460円。
本編の収録時間は約48分。16:9の映像を収録し、音声はリニアPCMステレオ。
BDビデオは初回限定版という扱いで、
特典映像として「オリジナルB面劇場 うらおん!(1)」を収録。
キャストやスタッフによるオーディオコメンタリーも収録する。
DVDは通常版という扱いで、特典などはアナウンスされていない。


2話入り・48分で7,980円という価格にも驚いたが
ノーマルDVD版は通常版のみというのも驚いた。
「マクロスF」のBDはシリーズ8作で累計20万枚を出荷しており
BD市場におけるアニメの存在感はますます大きくなっていきそうだ。
7月29日発売。


■BD:「ティアーズ・トゥ・ティアラ 1」
■BD:「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 1」

なお、5日より放送が開始されたばかりの
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」も8月26日より
「ティアーズ・トゥ・ティアラ」も6月17日よりBD/DVDのリリースが開始される。
「真マジンガー 衝撃! Z編」もBD化希望。

▼「ザ・バンク 堕ちた巨像」「トワイライト 初恋」が初登場

トワイライト 初恋
2008 Summit Entertainment N.V. All Rights Reserved.

1位(2):ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史(5週目)
2位(1):ヤッターマン(5週目)
3位(3):ドロップ(3週目)
4位(4):マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(2週目)
5位(7):プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!(3週目)
6位(6):相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿(2週目)
7位(5):ワルキューレ(3週目)
8位(8):マダガスカル2(4週目)
9位(-):ザ・バンク 堕ちた巨像(1週目)
10位(-):トワイライト 初恋(1週目)

春休み最後となる先週の映画界では、やはりファミリー向け作品が好調。
「ドラえもん」と「ヤッターマン」が入れ替わり
「プリキュア」が再浮上している以外は上位は安定しており
先々週公開の「ウォッチメン」は早くも圏外へ、
「ザ・バンク」「トワイライト」はそれぞれ9位、10位からのスタートとなった。
興収は「ドラえもん」が収21億円、「ヤッターマン」は26億円を突破。
最後の最後で盛り返したものの、春休みが終了したことで
「ヤッターマン」が「ドラえもん」を上回るのは確実。
2000年以来続いて来た、春興行No.1の座がついに奪われる結果となった。

一方、高い集客力でサービスデイは満員も続出している「ドロップ」も
先週比93%と驚異的な粘りを見せ、公開前の目標であった5億円を楽々突破、
現在までに11億6000万円を稼ぎ出している。
この数字は、同じ吉本興業の大先輩にあたるダウンタウン・松本人志の
映画初監督作品「大日本人」の累計興収と同額にあたる。

★公開中の作品紹介一覧

【紹介記事】2008年度・劇場公開作品の総まとめ:邦画編
【紹介記事】2008年度・劇場公開作品の総まとめ:洋画編

【紹介記事】はじけ過ぎもご愛嬌。映画「マンマ・ミーア!」
【紹介記事】人の老いと、行き着く先。映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
【紹介記事】映画の神に愛される、クリント・イーストウッド最新作。映画「チェンジリング」
【紹介記事】大人のエロス満載、ドロンジョ最高。映画「ヤッターマン」
【紹介記事】超ネタバレ紹介。映画「ドラゴンボール EVOLUTION」
【紹介記事】主人公は三平、ではなく姉。映画「釣りキチ三平」
【紹介記事】そうだった、ジェイソンは恐い奴だった。映画「13日の金曜日」
【紹介記事】疑惑の炎。映画「ダウト あるカトリック学校で」
【紹介記事】天才女形の光と影。映画「花の生涯 梅蘭芳」
【紹介記事】ハリウッドで華開いた少女マンガの世界。映画「トワイライト 初恋」
【紹介記事】テレビ局の関わらない、テレビサイズの映画。「ドロップ」

▼『エルム街の悪夢』リメイク版、新フレディー・クルーガー決定!


■DVD:「エルム街の悪夢 プラチナムDVD-BOX(8枚組)」

マイケル・ベイ監督が率いる製作会社プラチナム・デューン社が
映画『エルム街の悪夢』のリメイク版製作準備に入り、新しいフレディー・クルーガーが
誰になるかが注目されていたが、このたび『ウォッチメン』でローシャッハを演じた
ジャッキー・アール・ヘイリーに決定した。


これはナイスキャスティング。
こういう役柄は本人がやりたがっているほど上手くハマるので完成が楽しみ。

▼テレビ局の関わらない、テレビサイズの映画。「ドロップ」

ドロップ 水嶋ヒロ 成宮寛貴
(C)2009「ドロップ」製作委員会

明日あたり紹介予定の「クローズZERO II」の前に
現在大ヒット中の「ドロップ」も紹介しておこう。
原作・脚本は品川庄司の品川ヒロシ、
主演は「ララピポ」の成宮寛貴、共演は「メイちゃんの執事」の水嶋ヒロ、
本仮屋ユイカ、上地雄輔、中越典子、波岡一喜、若月徹、綾部祐二ら。

劇場用映画としての覚悟を持って製作された「クローズZERO II」と異なり、
こちらは何もかもが非常にテレビ的。
「水戸黄門」も真っ青のベタなストーリーに
過去のヒット作から拝借した演出を施し、身内である吉本芸人を総動員した
「くすぐり」を数カ所に放り込んで一丁上がりという即席仕上げ。
ここ最近ヒットした実写邦画の中では珍しくテレビ局が噛んでいないはずの作品が、
ドラマの延長では駄目なのだと気付き始めた「パコと魔法の絵本」や
「容疑者Xの献身」といったテレビ局製作の映画よりずっとテレビ的というのは皮肉だ。

「ごくせん」で泣けるという方なら良いかも知れないが、
対象年齢はせいぜい中高生までで、正直な話、大人の鑑賞に耐え得るものではない。
その割には、「クローズZERO II」のヤ●ザ一歩手前な悪ガキ達ですら守っていた
「喧嘩は素手だろ」という最低限のルールすら守っておらず、酒も煙草も呑み放題。
制服のままでなければ煙草をふかす意味がない、
マフラーは爆音でなければバイクに乗る意味がないという軽薄なチンピライズムは、
現実離れした「クローズZERO II」の面々よりもリアリティがあり、
だからこそ余計に、大人としてはちょっと困ってしまう映画なのであった。

「ごくせん」の劇場版を待てないという方や
映画はテレビドラマの拡大版にしか興味がないという方ならそこそこお勧め。

水嶋ヒロの身体能力が意外に高いのは、やはりカブトで鍛えられたからなのか。

▼「テイルズ」シリーズ3作が同時に発表

▼Wii「テイルズ オブ グレイセス」公式サイトオープン
▼PS3「テイルズ オブ ヴェスペリア」」公式サイトオープン
▼PSP「テイルズ オブ バーサス」」公式サイトオープン

「テイルズ」シリーズ新作3本が同時に発表。
発売時期は、PS3「ヴェスペリア」とPSP「バーサス」が2009年夏、
Wii「グレイセス」は今冬を予定している。
PS3「ヴェスペリア」は、同じくバンダイナムコから発売された
「トラスティベル」に続くXbox360→PS3という流れ。

●「テイルズ オブ ヴェスペリア」の映画化が決定(PDF)

Xbox360で発売され、本日PS3への移植が発表された
「テイルズ オブ ヴェスペリア」の劇場用アニメ化が決定。