【東京御用2016】②日本最大の城郭・江戸城と平将門の首塚 | 螢源氏の言霊

【東京御用2016】②日本最大の城郭・江戸城と平将門の首塚





前々回:大英雄・平将門と北斗七星ライン
前回:【東京御用2016】①世界最大の都市・東京を攻略せよ!




国立劇場前に降りたった。
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いきなりドーンと皇居が現れた。
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デカい…それにしてもデカい。
ちょっとした丘陵と池にすら思える。



皇居の周りを歩くことにした。
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東京は磁場が狂っている。
いわばずっと電子機器のなかにいるようで、自然がまったくないので疲れる。


だが皇居にやって来た瞬間、元気になった。
かなり気が良いので、やはりパワースポットである。


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東京はとても住めたもんじゃないが、皇居ならむしろ住みたい(笑)



遠くに国会議事堂。
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堀のデカさで、徳川の力の恐ろしさを知る。
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この写りなら、まるで東京に見えない(笑)
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私の大学は丘陵地帯にあるのだが、思わずそこにいるかのように錯覚してしまうほど、皇居は自然が豊かである。


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警視庁。
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私はランナーを横目に、カメラ小僧のごとく皇居を撮る。
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城と石垣が見えてきた。
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⑦皇居/桜田門 12:48
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ここがあの有名な事件、桜田門外の変が起きた場所である。



江戸城の内濠である桜田堀。
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THE 日本。
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高麗門。
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渡櫓門。
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城の建築物のスケールなら、まだ大阪城のほうが立派かもしれない。



全国の大名につくらせた石垣。
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今でこそ「皇居」とは呼んでいるが、もちろん元は江戸城である。

明治維新で徳川幕府が滅びてからは東京城皇城宮城などと変わっていったが、やっと戦後から皇居と呼ばれるようになったので、割と最近のことなのだ。



今でも江戸城は、日本最大の城である。
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皇居の気が良いのは、徳川家康がいろいろな風水のカラクリを僧の天海(明智光秀?)に仕掛けさせたからだろう。



皇居外苑の広場にでた。
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山のように立ちならぶ丸の内のビル群。
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パノラマ撮影。
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まさに日本の都心である。
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松の木たち。
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中三の修学旅行では、お台場あたりがメインだったので初の都心である。

大地震で東京が壊滅するまえに、見ることができて良かった。


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ちなみに、天皇陛下が京都に還都されたときが東京の終わりである。
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京都首都説と関西還都計画については、私のSeesaaブログに書いてある。

【京都上洛御用2013秋】京都御所と関西還都



正門石橋と伏見櫓。
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日本と西洋の建築が混ざっている。


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⑧楠木正成像(くすのきまさしげぞう) 13:08
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ラオウと黒王号ぐらいデカい。

楠木正成といえば南北朝時代の武将であり、大阪のスターである。



めっちゃイカつい。
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私のイメージの正成は朗らかな河内のオッサンだが、この銅像はかなり作品としてレベルが高いと思う。


だが、なぜ正成の像がこんなところにあるのか?

今の皇室の流れである北朝と対立していた、南朝の後醍醐天皇に仕えたのが正成なのに。


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それは紛れもなく、今の皇室も南朝の流れだからだ。


これは日本史がヒックリ返ってしまうような事実だが、明治天皇の孫の孫の竹田恒泰氏も「今の皇族は南朝」とFacabookに書いていたらしい。


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おそらく、明治天皇の意向によってここに正成像がおかれたのだと思う。


だが、正成も民のため戦った大英雄なのに、その実績についての現代語での説明書きがまったくなかったのが残念だ。

知らない人からすれば、ただのイカつい武将の像としか思わないだろう。


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将門と同じく、正成も怨霊になったという噂がある。

それが本当ならば、おそらくその恨みは朝廷や藤原氏に向いているだろう。



楠木正成は、大阪一の偉人であるといってもいいと思う。


正成は南朝の忠臣といわれているが、実際は南朝に利用されただけである。

まぁ、正成も後醍醐天皇を利用したようなものだが。


彼も守り神にされているのだろうか。



丸の内ビル群に向かう。これは明治生命館。
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馬場先濠。ここの石垣は低い。
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日本を代表するような企業のビルが集まる。
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東京駅だ。
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皇居の近くに都心を代表する駅があるということは、やはり東京は皇居を中心につくられた都市だということがわかる。

京都が四角い街だとすれば、東京は円形の街である。



和田倉橋と日本生命ビル。
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近代と現代の融合。
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ここから今回、いちばんのメインスポットへ向かうために大手町を歩いた。



⑨平将門の首塚 13:39
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北斗七星ラインの5番目。

被葬者:平将門
設立:鎌倉時代
伝承:ここで無礼なことをすれば祟られる。



私はこの光景をみて目を疑った。
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なぜなら、周りのビルが解体されていたからだ。

首塚のとなりのビルで、怨霊を恐れて首塚を見下ろせないように窓がなかったり、尻を向けないように机を配置するなど、いろいろと配慮されていたらしい。



以前までは、大手町パルビルと三井物産ビルがあった。


ついに怖すぎて移転してしまったのか。
だが、いっそのこと周りを公園か神社にすれば良いと思う。



都会のオアシス・将門塚。
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ここで、将門の曲であるFlow Windを流して、供養のための読経とした。

といっても他に参拝者がいたし、解体工事の音がうるさかったので、私がiPodの音源をイヤホンで聴いただけだが…(笑)


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たまに祈願をしにここへ来る者もいるそうだが、それは愚の骨頂である。
欲しがるな怖れるな。
ご利益などないし、祟りなどもない。



将門さんよ、アンタは正しかった
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霊感ゼロの私からすれば、本当にこんな所に将門の霊がいるかもわからないが…(笑)

一通りの祝詞と真言を唱え、首塚から去った私の足取りはさらに軽くなった。



ふたたび東京駅前にやってきた。
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レトロな丸の内駅舎。
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ここから都営バスに乗って、日本橋方面へと向かった。
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日本橋兜町の東京証券取引所。
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ここらには、証券会社などの金融系の本社が集まっている。
いわば日本経済の中心地といえようか。



⑩兜神社(かぶとじんじゃ) 14:22
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北斗七星ラインの6番目。

祭神:ウカノミタマ、オオクニヌシ、コトシロヌシ
設立:明治時代
伝承:将門の兜が埋められた。



高速道路とこじんまりとした神社。この光景好きだ。
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今回の東京御用のなかで一番、お気に入りの神社かもしれない。

将門を討ちとった藤原秀郷が、首を京都に運ぶまえに将門の兜をここで供養したらしい。



外堀通り。
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日本の道路の始点である日本橋(にほんばし)。
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歴史ある橋だが、首都高速に乗しかかられている。
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大阪にも日本橋という地名があるが、そっちは「にっぽんばし」である。



この江戸城の外堀のおかげで、土地整備をせずに首都高速がすぐに建てられたらしい。
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1964年の東京オリンピックに首都高速は必須だったので、徳川家康のおかげで成功したといっても過言ではない。

2020年はおそらく成功しないだろう。



日本橋三越本店。
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三越のまえでバスを待つ。
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予定ではつぎの行き先は、北斗七星ラインのラストである鳥越神社(とりこえじんじゃ)だったが、スケジュール的に時間がなかったのでスルーした(笑)

運命は決まっているからこそ変えられるが、変更可能だからこそ予定なのである(笑)



今回の御用ルートにも鳥越神社は記録していなかったのはこのためだ。



なので、自分が行きたいスポットをとっとと優先させることにした。


中途半端な御用となってしまったが、徳川家康が尊敬していた武田信玄は「戦は勝ちすぎてはならない。将来を第一に考えて、気長に対処することが肝要である。」と言った。

これは何ごともほどほどにしておけという意味である(笑)



浅草にやってきた。
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吾妻橋から望むスカイツリー。
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浅草はなんだか京都に雰囲気が似ていた。
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⑪浅草/雷門(かみなりもん) 15:26
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仲見世通りの先には浅草寺の宝蔵門。
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マンガ「こち亀」でもおなじみの場所だが、人が多すぎるのでこれ以上は進まずに退散した(笑)

この後、スカイツリーに行こうと計画していたが、やはり少し遠くから眺めるのが一番だと思ったので、バスに乗ってまた別のルートに向かうこととした。



⑫鷲神社(おおとりじんじゃ) 15:49
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祭神:天日鷲神、ヤマトタケル
創建:不明


地元の堺には大鳥大社があるが、鷲(ワシ)と書いてオオトリと読むのは不思議だ。



いかにも縁起が良さそうな詰め合わせ(笑)
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社殿。
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名物の「なでおかめ」
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これが私の母親にソックリなのである(笑)


これと、




これと、

(マクモニーグルが透視した卑弥呼の顔)


なでおかめを足すと完全に母親になる(笑)

こんなにおもしろい顔が昔は美人とされて、しかも拝まれていたのだから価値観の変化はおそろしい(笑)



なでる部分によってご利益が違うらしい。
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これが見たかっただけである(笑)



バスで墨田区まで参上。
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スカイツリーを近くでみた感想は、「よくもまぁ、こんなどデカイもん作ったな~



やってきたのは錦糸町。
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⑬すみだ産業会館(マルイ) 16:41
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実はここで行われる会合に参加することこそ、私が東京まできた真の目的だったのだ。

北斗七星ラインをめぐるのは、ついでだった(笑)



まだ時間があるので、コンビニで早めの夕食を買った。
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晩飯は特にどこかで食べる予定もなかったからである。


産業会館前に、プロレスラーの蝶野がいた。
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サイン&撮影会のようだが、知名度の割には人が少なかった(笑)
みんなビビって敬遠していたのか。

だがイメージに反して蝶野は、メッチャ穏やかな笑顔でファンと接していた(笑)



開始20分ほど前になったので、会場へと上がった。
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次回、日本経済破綻編へ。