日本経済の破綻と資本主義の崩壊

あなたはもし、近いうちに日本経済が崩壊してしまうならどうするだろうか！？

日本を捨てるだろうか？
それとも日本に残るだろうか？





いずれにせよ「日本がヤバい！」そう感じている人は多いはずだ。

これからの日本はどうなるのか？
そして、日本人としてどうあるべきなのか？


私はその答えを見つけるために、このセミナーに参加した。



『第３回・東京生活経済セミナー（4月23日・土曜日）』

（↑広告を転載するのはマズイので、複製した）



実は東京までやって来たのも、これが真の目的だった。
そのついでに東京御用をしたのだ。


大英雄・平将門と北斗七星ライン
【東京御用2016】①世界最大の都市・東京を攻略せよ！
【東京御用2016】②日本最大の城郭・江戸城と平将門の首塚





まず、私がセミナーに参加することになった経緯について語っておきたい。

すべては、我が師であり親友である君主の、閣下（天下乃与太郎氏）のブログから始まった。



『日本消滅と食料危機へのカウントダウン』



この記事によれば、閣下は2月27日にあったセミナーの1回目に参加されたようで、セミナーの内容についてこのように語られている。



「Y先生は自信満々に、「数年後に国家破産と食料危機が訪れる」と断言していました」



これを見た私は「はぁ～！？日本破綻やと？ どうせまた、脅し文句で金とる商売やろ…」と思った（笑）





どんなセミナーなのかというと、Y先生というFXで億万長者になった銀行家が、FXの極意を教えてくれるらしい。

今回のセミナーはその入門編で、日本経済についての激ヤバ情報が語られたようだ。



他のセミナー参加者によれば、「近いうち日本は破綻するから、今のうちにFXで稼いで海外に移住しよう」という内容だったらしい。


私は「詐欺だ！」と思った（笑）





しかし、実はこのセミナーは、閣下が副社長をやっているベンチャー企業・YCLが主催しているものなのだ。

まぁ、閣下というよりその共同経営者がもってきた話で、Y先生を招いてセミナーを開催する流れになったようだ。





閣下いわく「Y先生はホンモノ」らしい。

数年間、閣下も投資でかなりの額を運用していたようで、小学生だった私はそれをリアルタイムでブログを見ていた。



閣下ご自身も天才トレーダーなのだ。



閣下は世界征服（人類救済）のための資金づくりとして投資をやっていたが、当時の会社のメンバーが失敗し、すべて水の泡になったらしい。


それが資本主義にケンカを売って、石油文明を終わらせるという、とんでもないビジネス計画だったのだ。



詳しくは、『ガソリン王の投資顧問会社設立』を参照。



閣下はホンモノを見抜く目をもっていらっしゃるし、閣下ご自身が人類救済のためなら命さえ捨てるようなホンモノであることを私はよく知っている。



いわば、現代の坂本龍馬のような人である。



その私欲なき志に感銘を受け、私はずっと閣下を慕いつづけているのである。


そして、閣下は主催側としてではなく、いち受講生としてY先生のセミナーに参加して、FXにチャレンジするらしい。

つまり閣下にとって、これは復活のチャンスのようだ。





だが、私はセミナーについて興味がもてなかったどころか、完全に疑ってかかっていた。
なぜなら、やたら危機感を煽るのはニセモノが多いからだ。

閣下は利用されているのだと思った。
いくら尊敬している閣下がオススメしているからといっても、私は鵜呑みにはしない。





それに、FXで稼ぐ方法を教えるのだとしても、きっとそのY先生とかいう胡散くさい銀行家にすべて利益がいくに決まっている。

こういうのは結局、セミナー参加者たちが搾りとられるという、資本主義的なカラクリになっているのだと。


私はとても疑り深い性格なので、そう読んでいた。





だが、閣下がやたらY先生のスゴさを力説されていたし、セミナーに参加した人のブログで感想をみているうちに、だんだんと私自身もセミナーに着目するようになった。


日本が破綻するとか、日本円が無価値になるとか、日本人が難民になって餓死するとか、そんなぶっ飛んだ話ばかり目にしたからだ。





そもそもだが、私にとってはFXや金稼ぎがどうのこうのではなく、なによりこれからの日本の行く末が気になって仕方なかったのだ。


日本に生まれて良かった思っているし、生まれ変わっても日本人がいいと思っている。それぐらい愛国心が強いのである。

もちろん、国家への忠誠心などではなく、郷土愛としてだが。





ちなみに、熊本大分大震災が起きたとき、友人たちがツイッターで「日本終わる」と言っていたが、私はそれに怒りを覚えていた。


なぜなら、母国にネガティブな想念を抱いてもなにも改善されないし、危ぶまれながらも2000年ぐらい続いてきた国が日本だからだ。





これまで日本が、災害もなく経済も安定した時代などあっただろうか？歴史をみればわかるが、いわば日本はいつも危機的状況だったのである。


それを今さら破綻するとか言って危機感を煽り、それをセミナー商売にするなど何事か！と思っていた。





だがしかし、歴史にも経済にもハンパない見識をもつ閣下がおっしゃっている…ということで、セミナーに参加してみようかという思いが少しづつ芽生えてきた。


むしろ、Y先生とかいう人がホンモノかニセモノか俺が見抜いてやる！というぐらい挑戦的な気持ちだった。





もしもホンモノならば、これは私にとってノアの箱船となるだろうし、もしもニセモノの泥舟ならば、全力で拒否して逃げれば良いのである。

閣下のことは全面的に信頼しているが、私は自分の目で確かめないと気が済まないタチのである。


そして4月23日に、Y先生のセミナーの3回目の開催が決まった。



『第３回・東京生活経済セミナー（4月23日・土曜日）』



セミナーの評判はとても良かったようだ。


ついでに、閣下とセミナーに駆けつけた閣下ファンたちの打ち上げの様子をみて、純粋に「楽しそうだな～」と思った（笑）

これも大きな動機なのだ（笑）



『ガストで打ち上げ「超人サミット」とイエス・キリストの教え』



私の心は決まった。


会費は3000円という安価だし、Y先生の本名は？ 何者なのか？ 閣下との関係は？ など、色々と気になったこともあった。

それになにより、Y先生の真意が知りたかったのだ。



セミナーの10日前、閣下のブログのコメントで参加予約をした。


















ヤリチン大学生って…＾＾：

こんなアホなやりとりもありながら、私の東京行きが決定した。


閣下は変人の極みだし、一般的にみれば到底マトモな人物ではないが、だからこそファンなのだ。





だが、これが詐欺ならば参加を決めた時点で、私はまんまとハメられたことになる（笑）

もしかしたら、マインドコントロール済みだっていうこともあるかもしれない（笑）


疑り深いのと、騙されにくいのはまったく別だからだ（笑）





でも、失うものは交通費と会費ぐらいだし、それ以上の資金はどこにもない。

東京は前から行きたかったし、最近よく日本について考えることが多かった。


東京観光の暇つぶしや、長めの休憩だと思えば良いのである。





閣下は「どう考えても日本は一度、破綻しないと復活できない」とおっしゃっていた。

これは日本を見捨てるのではなく、日本の再興や日本人の大和魂の覚醒のために一度、滅びるというプロセスが必須であるという見解だが、これなら共感できる。





それに、Y先生は資本主義の崩壊を示唆していたようだが、インディゴチルドレンの私にとっては、悪の近代合理主義の権化である資本主義がなくなることは、むしろ望むところだ。

ある意味、Y先生と閣下と私の利害は一致しているのである。





セミナーの参加者はほとんどが素人で、経済やFXの話にはあまりついていけないという人が多かったようだ。

私もそうだが、大学では法学部でありながら、ゼミでほとんど経済学部や経営学部のようなことを専攻しているので、サッパリわからないことはないだろうと踏んでいた。



でも一応、セミナーを理解できなければ面白くないので、図書館で本を借りて予習した。



そもそもFXとは、フォーリン・エクスチェンジの略で、外国為替を取引する投資のことである。

Y先生はFXで稼ぐ方法を教えてくれるらしいし、セミナー参加者にはFXを始めるぞ！と鼻息を荒くしている人もいたようだ。


しかし、私はFXをするつもりはない。





なぜなら、FXなどの投資とは所詮、暇人の道楽であることが分かっていたからだ。


閣下やジェイコム男（BNF）といったホンモノの投資家はまた別だが、実は彼らは儲けることに興味がない無欲な人たちなのだ。

むしろ、ひたすら膨大な数字を管理するというのが投資のようだ。





機械的な思考ができる人じゃないとできないのだろう。

そりゃ、うまくいけば小遣い稼ぎ程度にはなるだろうが、我々のように我欲に満ちあふれた素人が手を出しても、だいたいは失敗するからである。


FXでうまくやっている人は、儲けることよりも「損をしない」ことを重視しているそうである。





もし仮に私がヘタこいてFXで稼いでしまっても、うまく資金を運用することなどできないからだ。

お金の本質はエネルギーなので、そのエネルギーを手に入れても、コントロールできる器がなければ自滅するのである。


宝くじに当たった人が、ほとんど不幸になっているのもその一例だ。





ホンモノは貧乏人同然の質素な暮らしをしているし、贅沢がしたいために投資をするようならば、それは餓鬼である。


我々のような凡人かつ素人には、大金を手にする器などないのだ。

もしそんな器があるなら、もうとっくに金持ちになっているはずである。





もし日本が終わるとして、ならば私はどうあるべきか？それがいちばんの動機である。

そして「もし3ヶ月後に死ぬとすれば？」という内観法をひとつの判断基準とするならば、やはり東京には行ったほうが良いという結論に至った。


閣下にも会いたかったし、中3以来の東京もみたかった。

また夏の京都サミットで閣下には会えるが、未来のことはわからない。





家族にセミナーのことを言っても信じてもらえなさそうなので、ただGWの前に東京観光するとだけ伝えた。

宿泊先はどうするん？と聞かれたので、閣下の家に泊まらせてもらうと答えた。うちの家族も閣下のことは信頼しているからだ。



それから、閣下のご厚意により、与太郎神社（閣下のご自宅）に泊まらせていただく運びになった。













そして4月23日、私はついに東京にやってきたわけだ。



たかだか3000円のセミナーで、これだけ考えこむ私もどうかしている（笑）

次回は、実際のセミナーの様子をレポートしたいと思う。



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