ベルギーの作家・エルジェによる人気コミックをスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化。ユニコーン号の模型を手に入れた少年記者のタンタンは、あやしい男・サッカリンに拉致され、相棒である犬のスノーウィと共にカラブジャン号の船内で目を覚ます。 （詳細はこちら）
原題：THE ADVENTURES OF TINTIN：THE SECRET OF THE UNICORN
本編：107分 ※2Ｄ観賞
有名な児童書（？）のアニメとも呼べないし、実写とも呼べない
何とも不思議な映像作品。
ストーリーは分かりやすく、主人公のタンタンが街の広場でたまたま
見つけた模型の船、ユニコーン号。この模型には、宝の在処を
示した羊紙が隠されていた。
タンタンは早速、謎解きをしだすが、宝を狙うのはタンタン1人だけではなかった。
観る気が丸っきりなかったけれど、映画館で予告を観てからは
スピーディーなアクションシーンが気になっていまい、観賞する事に。
私は原作のイラストは見かけたことがありますが、本自体読んだ事がない。
なので、どの様な物か全く不明のまま観ていましたが、特に「？」っと思う
進行もなく、笑えるシーンもチョコチョコ入っていて楽しめました。
タンタンの愛犬でもあり、相棒のスノーウィが終始かわいい。
予告編を観れば分かるとと思いますが、ハドック船長のアル中っぷり、
酒臭い息が笑いを生み出す。
大酒飲みの船長なので、とにかく酒を飲む。悪党の巣窟から逃出すのが
第一優先な時も、酒を忘れない。消毒用アルコールまで飲み干してしまう。
消毒用アルコールを奪い合う船長とスノーウィ、飛行機（セスナ）の
ガス欠を治し（？）、さらに飛行機を絶好調にする
ハドック船長は笑ってしまった。
船長の口癖、「びっくりフジツボ」が私のツボにヒットしてしまいました・・・。
予告編だと途中で切れてますが、前方に撃つはずのロケット砲。
逆の後ろに撃ってしまった、その後の展開も笑ってしまう。
今作は、字幕で観ました。声優と呼べるのかな？
声の担当が意外な人ばかりで、主役タンタンは『ジャンパー』で
唯一の仲間グリフィンを演じたジェイミー・ベル。
ハドック船長は『キングコング（2006年リメイク版）』のコングや
『猿の惑星 創世記』の猿、シーザーなどの動きで知られる
アンディ・サーキス。
悪党のサッカリンは『007』の“カジノ～”、“慰めの～”で
ボンド役のダニエル・クレイグ。
双子の刑事（原作では双子でもないし、名前も違う）は、
サイモン・ペグとニック・フロスト。
2人共演の作品だと『ショーン・オブ・ザ・デッド』、『ホット・ファズ』が
挙げられます。息のあった2人で、これから日本でも上映される
『宇宙人ポール』も2人共演です。
最近、リアル系のアニメーションだと毛穴までしっかり作っていて
気持ち悪いと思う。
今作のアニメはどことなく、アニメ アニメしているがリアル系でもある
不思議な映像が魅力的ですね。
動きも滑らか、スピーディーで、アニメのルパン三世まではいきませんが、
アニメならではの“ありえない動き”、“ありえないアクション”も魅力です。
タンタンの対象年齢は7～77歳だそうです。
本当、万人ウケする内容だと思います。
私は2Ｄの字幕を狙ってみました。スピルバーグ初の3Ｄ作の様ですが、
2Ｄで十分じゃないかな。2Ｄ上映は席がガラガラでしたｗ
満足度：★★★★★
【タンタン】
声：ジェイミー・ベル
『キングコング（2006年度版）』
『ジャンパー』
【サッカリン】
声：ダニエル・クレイグ
『トゥームレイダー』
【スリのシルク】
声：トビー・ジョーンズ
『ミスト』 ＞スーパー店員
『エンバー 失われた光の物語』
『ザ・ライト エクソシストの真実』
双子の刑事
【トムソン＆トンプソン】
声：サイモン・ペグ（↓左）＆ニック・フロスト（↓右）
サイモン・ペグ
『ショーン・オブ・ザ・デッド』 ＞主役
『ランド・オブ・ザ・デッド』 ＞前半に出てくるゾンビ記念撮影場所のゾンビ
『ミッション・イン・ポッシブル3』 ＞脇役の協力者
『ホット・ファズ』 ＞主役
『セレブ・ウォーズ』 ＞主役
ニック・フロスト
『ショーン・オブ・ザ・デッド』 ＞準 主役
『ホット・ファズ』 ＞準 主役
『キンキーブーツ』 ＞脇役
『パイレーツ・ロック』 ＞ラジオDJの1人デイヴ
【カラブジャン号船員：アーニー】
声：マッケンジー・クルック
『パイレーツ・～』
『パイレーツ・～ デッドマンズ～』
『パイレーツ・～ ワールド・エンド』
『エンバー 失われた光の物語』
『パイレーツ・～』で義眼の海賊、ラゲッティ役が印象深いですね。