水中カメラマンのデスクワークな日々 -450ページ目

ニコンからD200に迫る?D80が発表!

NikonからD80 が発表になりましたね。
 ラインアップ的には、D70、もしくはD50の後継機種。
 つまり、入門者、初心者向けの製品のようですが、CCDはD200と同じ(たぶん)10.2メガピクセルで、画像処理エンジンは新開発ということですから、デジタルカメラとしての画質は、D200同等か、それ以上かもしれません。

 水中用としては、やはり広角撮影時のハイライト~ハイエストライトへの階調表現が気になりますが、これがD200より改善されていたら、水中一眼レフデジカメとして、コストパフォーマンスの良いお勧め品かもしれません。

 もっとも、カメラ部の性能はやや物足り無いかもしれませんが、水中撮影用途では充分なスペックな気がします。

 マニアックな視点で、ちょっと目を引いた機能は「オートFPハイスピードシンクロ」。
 つまり、ハイスピードシャッター速度でストロボ(機種限定されますが)が使える機能です。
 このクラスの入門機でもこの機能が使えるのは、キヤノンには無いニコンの優位性ですね。
 昼間の明るい所で、絞り開放でストロボが使えると、結構面白い写真が撮れますから。

写真展「海中2万7000時間の旅」

 水中写真界の大御所、写真家中村征夫 さんの写真展「海中2万7000時間の旅 」が、恵比寿の東京都写真美術館 で、開催されています。
 期間は、8月5日(土)-9月18日(月・祝)までの、一ヶ月半という写真展では異例(?)の長期開催です。

 4日の内覧会&パーティに行ってきたのですが、いつもの事ながら参加者の人数や顔ぶれが凄かったのと、それ以上に、写真展が本当に素晴らしいものになっていました。
 一年以上も前から、この写真展の準備に取り掛かっていらっしゃいましたし、写真展開催の直前まで、写真展の作品の為だけの為に何箇所もロケに出かけていらっしゃいました。
 写真家としての写真展へのこだわりが本当に伝わってきました。

 パーティの挨拶の時に「若手の水中写真家から、恥ずかしく思われないように、」と謙遜されていましたが、私には、若手の水中写真家に対して、「写真家としての作家活動というのは、こうあるべきなんだよ」というメッセージに聞こえました。

 展示会場後半のモノクロへのこだわりも凄いですね。そして、印象深く私の脳裏に焼きついた作品もモノクロの作品ばかりです。

 9月18日までにもう一度見に行きたいと思っています。

 P.S.
 中村征夫さんもブログ を始めたようです。

写真撮影向きの花火、ビデオ撮影向きの花火

 花火の話が続いたので、もう少しだけ花火雑談ネタを少々。

 ここ3年位?でしょうか。都合が付けば花火大会に出かけて、写真やビデオを撮っています。
 もともと人ごみが嫌いなので、気合入れて場所取りなんてことはしないで、いかに楽していい場所を確保するかを重点テーマにしています。(仕事として撮影許可を取ればいいのですが、メジャーな大会になるほど政治的なしがらみがあるもので。。。)

 花火の写真撮ったり、ビデオ撮ったりして感じていることに、「写真撮影向きの花火、ビデオ撮影向きの花火」の傾向があるのかな? という事です。

 特に花火の写真を撮る時に重要なのが、背景となる風景(夕景、夜景)の美しさですね。
 背景となる風景が良ければ、たとえ花火がしょぼくても、いい写真が撮れます。
 逆に、背景となる風景がイマイチだと、花火がどんなに素晴らしくても、写真としては、ちょっとイマイチです。
 なので、写真撮影を主目的とした花火大会の場所選びは、花火と絡めた時の背景となる風景(夕景、夜景)をしっかり考えて選ぶことだと思います。

 一方、ビデオ向けの花火大会は、やっぱり花火大会としての派手なこと、バリエーション豊富なことでしょうか?
花火大会のTV中継のように、何台ものカメラでいろんなアングルの映像を撮ればいいのですが、一箇所に一台のビデオカメラを固定して撮るなら、花火大会そのものの派手さがビデオの場合重要だと思います。
逆に背景が綺麗で写真としての構図が素晴らしくても、花火そのものが単調にしか見えない場所だとビデオはつまらないです。

 そういう意味では、江戸川区花火大会&市川市民納涼花火大会は、ビデオ撮影向きの花火大会ですね。
とにかく、花火が派手ですから。
 江戸川の広大な河原には特徴的な風景が無いので、花火写真の背景としてはつまらないので、写真としては、”ただの花火の写真”しか撮れません。
 ”ただの花火の写真”が悪いとは思いませんが、”ただの花火の写真”しか撮れないわりには、花火写真撮影技術の難易度はかなり高い花火ではないでしょうか? 特に度派手なスターマインの連射は、露出泣かせシャッターチャンス泣かせですね。
 単発ものの打ち上げ花火の撮影方法は通用しません。でも難易度が高ければそれを攻略する楽しみもあります。
そういう意味では、花火撮影技術を磨くには最適な花火大会かもしれません。

 今週土曜日は東京湾大華火祭です。本当は晴海埠頭や豊海埠頭の岸壁から撮影できれば、写真もビデオも素晴らしい映像が撮れると思うのですが、”立ち入り禁止”なんですよね。。

 花火を見るには遠いですが、写真を撮るなら ↓は、いい場所かもしれません。場所取りも楽です。




江戸川区花火大会&市川市民納涼花火大会の動画

 せっかくなので、江戸川区花火大会&市川市民納涼花火大会の動画ムービーをアップしました。
  再生にはVer8以降のFlash Playerが必要です。
  あの迫力をできるだけ感じて貰えればと思い、600x338ピクセルのサイズにしています。
  700bpsのレートなのでADSL以上の方ならなんとか大丈夫でしょうか?

 ちなみに、このアメーバブログの機能にも、動画を投稿できるのですが、試しにやってみたら、

 ・16:9のワイドでアップしたにも関わらず4:3の縦長になってしまう。
 ・Flash動画にも関わらずFLV形式でアップできない。
 ・他形式でアップすると再エンコードされて画質が著しく劣化する。

 等、満足できなかったので、アメーバブログの動画にアップするのは辞めました。
 せっかくの動画機能なのですから、改善して欲しいですね。

大迫力の江戸川区花火大会

 隅田川花火大会に引き続き、江戸川区花火大会&市川市民納涼花火大会を見てきました。
 個人的には、東京近辺の花火大会ではこの「江戸川区花火大会&市川市民納涼花火大会」が一番好きです。
 こっちを見ると隅田川花火は、物足りないですね。

 Showとしての花火が面白いし、なんといっても大迫力!
 そして、江戸川の広大な土手が観客席なのでメイン会場の正面の客席でも確保が容易、これが一番好きな理由かな。
 今回は、写真を撮らないで、ビデオ撮影に集中して撮ってきました。
 来週は東京湾大華火祭ですが、会場近くの場所取りが大変(ほぼ不可能?)です。

 ↓超広角レンズでの撮影なので、花火が遠くに見えますが、実際は頭上前面全体に花火が炸裂して、終わる頃には体中灰だらけです。
 あの大迫力は、静止画像だと全然伝わらないと思うので、ちょっと残念ですが、 余裕ができれば動画を本家サイトにでもアップしたいと思います。
 (画像は全て、ビデオから静止画を書き出しました。)















【追記】
※動画ムービーをアップしました。