当ブログ恒例となりました、連載記事の御案内でございます。


今年2010年・平成22年は、昭和5(1930)年に横須賀線でモハ32系による電車列車の運転が始まってからちょうど80年、「湘南電車」のパイオニアとなり、電車列車の可能性を示し新幹線や151系の成功に大きな道を開いた80系電車の運転開始からでも60年と、まさに東海道線・横須賀線にとって節目の年となります。

そこで、そのような節目の年であることを記念しまして、


還暦のM・傘寿のS


というタイトルで、両者の歩みを振り返ろうと思います。現在でこそ両線の関係は濃密なものではなくなっていますが、以前は車両や運転の面で結びつきが深かったものです。そのあたりもスポットを当てられればと思いますが、管理人が私的に記すものですから、そこにはおのずと限界もあります。それでも、このような節目の年に両線の歴史を回顧するのも意味のあることであろうと思い、このテーマを選びました。


具体的な内容は以下のとおりです。もちろんこれはタイトル・回数とも仮のもので、実際の進行に伴って変更される場合がありえますことは御了承下さい。


平成22年4月20日追記:2回増やし全18回とします。また、一部の順番を入れ替えています。

その1 華麗なる一族・モハ32系現る(№1225.)
その2 戦前の「湘南列車」(№1231.)
その3 湘南電車になり損ねた「或る電車」(№1238.)

その4 戦後の電車運転計画(№1244.)
その5 常識を蹴っ飛ばせ!~80系登場(№1256.)

その6 42系東上と70系登場(№1262.)
その7 80系・70系の爛熟期と露呈した限界(№1267.)

その8 111系登場(№1275.)
その9 高度経済成長とMS分離計画(通勤五方面作戦)(№1281.)
その10 ついに実現した「SM分離」(№1289.)
その11 東海道線80系撤退から211系登場前夜まで(№1296.)

その12 銀色の湘南電車、現る!(№1314.)
その13 ごった煮グリーン車の有為転変(№1320.)
その14 「近郊型」と「通勤型」の垣根を壊したE217系(№1325.)
その15 都心部西側に針路をとれ~湘南新宿ライン(№1330.)

その16 E231系登場と113系完全撤退(№1357.)

その17 東北縦貫線構想(№1370.)
その18 今後の展望(№1377.)


上記「還暦のM・傘寿のS」終了後は、今年でちょうど半世紀を迎える気動車特急の歩みを回顧したいと考えています。

当ブログでは、以前にキハ181系の記事やキハ80系の食堂車の話題などで気動車特急に言及しています。このときはメカニックの面に重点を置いていましたが、今回はそのような面ではなく、気動車特急の運転系統の変遷を中心にみていきたいと思います。現時点ではタイトル・回数とも未定ですが、乞う御期待…と申し上げておきます。


本年も昨年までと同じく、原則として毎週火曜日に更新してまいりますので、どうぞお楽しみに。