この数年間で失ったものだらけ・・・(汗)

そろそろ勤務校も年度末に向けて慌ただしくなってきました。

自分自身の活動の方も、事実上終了しました。納得いく結果ではありませんでしたが・・・

気が付けば、学校教員を始めて5年が経とうとしています。何だかダラダラ続けて歳を食ってしまった感じで、先日ふと「自分は今後どうなっていくのだろう?」と言い知れぬ不安が襲ってきました。。
そのような中ちょうどタイミング良いクチコミネタ
がありましたので、この数年間つまり「ここ5,6年」を振り返ると・・・
まず6年度前(2004年)は、大学院修士課程入学した年です。
数年間追い求めてきたある夢破れて入学した大学学部では、「研究者」という新たな希望を見出して勉学に励み、研究室探しにも力を入れてきました。その結果、第1志望はダメだったものの国立大学の大学院に合格出来、希望に燃え研究も楽しく、ちょうど人生で最も充実していた時期でした。

しかし、修士2年目の春、博士課程内部進学の書類提出時期になり(医学修士コースで博士取得を前提としているため、本来なら希望すればそのまま進める)、指導教授にお願いしたところ「医者でないのに医学博士を取ってもしょうがない」と断固、ドクターでの受け入れを拒否され、事実上の追放でした。。

学内の他研究室にあたってみたものの、修士での教授からのOKが出ないと無理で、他大学は博士課程からの受け入れは難しく、行き先が見付からなかったのです。
これまで挫折を繰り返しながら立ち上がって努力してきたにもまた報われず、ショックのあまり、登校拒否に近い状態になってしまいました(研究室には「進学先探し&勉強」という事で休みをもらっていた)。修士論文とそのための研究は仕上げましたが、あとはアルバイトに出かける日以外は、引き篭もりがちとなってしまいまして・・・この頃から、ネットにハマるようにもなってしまいましたね(苦笑)

修士修了間近になっても進路が決まらない中、たまたま通信制高校サポート校から講師のお誘いがあり、「何もしないよりは」と引き受けたのを機に、その後も流れのまま続けてしまいました。
それでも、もともと教える事は好きだったので、初めの頃は熱意のみで行ってきました。

しかし、1年目(サポート高校は給与条件等が非常に悪く自ら辞職&秋から受けた兼務先は急病の代講ゆえ期間限定)はともかく、既に申した通り、2~4年目にかけては毎年、働きにも関わらず1年で学校の都合等のみで1年で使い捨てられ
、すっかり自信と働く意欲を失ってしまった
のでした。

講師仲間(元同僚)やネットで知り合った方々も同様の状況と知り、「もう、この業界に居ても自分が潰されるだけだ!
」と今年度は、敢えて学校の仕事は引き受けず
、進路活動などに専念しましたが、予想以上に厳しくお金と時間ばかり費やしてしまった感じです。でも、まあ良い経験になりました。
で、お金がなくなり「少し働かねば」と思っていた矢先、現任校から産休代講のお誘いを受け、秋から現場復帰 に至ったわけです。

で、お金がなくなり「少し働かねば」と思っていた矢先、現任校から産休代講のお誘いを受け、秋から現場復帰 に至ったわけです。
「出戻り」みたいで情けないですが、今は将来も考えつつ与えられた事をやるしかないですね。
以上の通り、この数年間で失ったものは、まず「自信
」。以前は、多少の困難があっても立ち上がり、目標や希望に向かってやり抜き、周囲からは「努力家」「頑張り屋」と言われてきました。大学&院時代も勉学・研究にバイトに張り切り、双方での成果に更に活力を得ていましたが、今はそのパワーもダウンしてしまっています。。


そして、そうした自分を過去の友人知人(学生時代中心)に見せたくなかったのと多忙もあって、多くの人達と連絡取れず疎遠になってしまいました。つまり、失ったものの2つ目は「友人
」。(クチコミスタッフ
さんとは逆ですね(苦笑)ちなみに自分は、一人で考える時間は増えました(苦笑)

おまけに、ここ1,2年の活動(仕事も減らしたし)で「お金
」も失ってしまいました・・・

その割には、得られたものってほとんどないような・・・講師(専任も1年しましたが)を続けてきた中で、自身の体験&元同僚やネット仲間などの話かから、様々な学校(特に私立中高)の裏事情にばかり詳しくなってしまって・・・(苦笑)
でも、教員をやったからこそ、見えないものが見えてきた部分もあります。自分自身も生徒時代には学校や教師達に不満を抱いてきましたし、卒業後の経験からも教育には関心を抱いてきましたが、実際に現場に立ってみて思い通りにいかない事も多く、(当時の方が教師が権力を振りかざしていたとはいえ)先生方のご苦労も分かった感じで「感謝」の気持ちも持てました。
上述の「学校の内部事情」に関しても、見方を変えれば「貴重な情報」かもしれません。表からは分からないのですから、保護者や生徒(特に受験生)には魅力的に映る学校でも実際は・・・というケースも多いわけです。
今後もし自分が子供を持てるなら、実子だけでなくこれからの社会を担う若者を育て支える身として、その子達にとってどういう学校が本当に良いのか、見極めるためのヒントは得られたように思います。
加えて、毎年勤務先を転々とさせられるのは怒りや不安がありますが、だからこそ色々な学校を経験出来ました。
男子校・女子校・共学をすべて体験しましたが、特に男子校なんて
生徒としては通えませんからね(笑)

そして宗教も、無宗教・カトリック・プロテスタント・仏教と、主なものは一通り勤めましたね。(あとは「新興宗教校」だ。創価高校や佼成学園あたりで募集orお誘いが来ないかな(笑)
先を考えると学校講師で一生終える気にはなれず、今後も自分の進路については考え動いていかねばなりませんが、この調子だと暫くは続ける事になりそうなので、こうなったら「色々な学校を経験してやろう!
」という気でいます(^^;
