生徒から見る学校、教師から見る学校
秋月様、温かい真摯なお言葉に心から感謝します。本当におっしゃる通りで、私の思いを言い当てて下さった感じです。
過去のエントリーもご覧下さったなら、そこにも書いた通りです。今回は、秋月さんへの返信と共に、ある方からのご意見ももとに、更なる自分の思いを述べさせて頂きます。
さすがに3年連続での1年限りで、立ち直れないほどの絶望と、自身の将来や生活への危機を強く感じ、学校教師を辞めたわけです。毎回、努力や誠意を踏みにじられるような待遇に、年々意欲もくじかれ精神的ダメージは相当大きく、人生設計もかなり狂ってしまいました。
そうした諸々の思いをブログでもぶちまけてしまいましたが、本ブログをご覧になった方々から頂いたメール等から、(実生活での友人教師以外でも)同様の境遇の人が多く、私学講師の状況は予想以上に深刻だと知りました。
そこで、そのような人々と情報交換したり、声を上げる事でこの問題を外部にも知って頂いたりするのを目的とする場となっていきました。
しかし、このように講師達が傷ついてきた所も、生徒達は成長期の6年または3年過ごす、人生にとっても非常に重要な場所なわけですよね。そこを批判されては不愉快なのは当然でしょう。
ここが難しいです。同じ学校でも、生徒にとっては大事な母校、そこに長く勤める専任にとっても(大変な事はあれど)重要な職場、一方、講師や短期間専任にとっては、尽くしても理不尽に1年で使い捨てにされ悲しく悔しい場所となってしまう・・・
最近では、自分をここまで追い込んだ勤務校達に対し、時々怒りが爆発してしまいます。年々募る怒りと不安に加え、特にこの春から学校現場を離れたため、ますますズバズバ書いてしまったのでした。配慮がなかった事、ごめんなさい。
自分の行為は、決して褒められたものではないでしょう。「悪口を書いている」と言われても仕方ありません。
とはいえ、あまりにも酷い私学の採用実態に、多くの下っ端教師が精神的にも生活面(金銭・将来)でも追い詰められてしまっている今、ただ黙って泣き寝入りする必要もないと考えます。私達だって、生きていかねばならないのですから。
>甘い蜜を吸って生きている人はいつか自分にツケが返ってくると思っています。
全く同感です。実際、それを感じた事態を目の当たりにした事もあります。
それに本当は、学校もこんな事を続けていては、長い目で見ると生徒のため、そして学校自身のためにも良いはずがないです。上層部がそれに気付いた時には手遅れ、なんて事のないよう願うばかりです。
確かに表ざたにはなっていませんが、学校のみならず多くの教育関係者はご存じですし、ネットを検索していくと、水面下では問題になっていると感じます。
ちっぽけな自分はほとんど何も出来ませんが、同様の境遇の人々と励まし合いながら情報を得ていく事でくじけないようにすると共に、こういう現状があると他の方々にも知ってもらう事で、少しずつでも何かが変わればと願っています。本当は、その学校で精一杯務める教師達が、専任・講師に関わらず安心して働ける事で、地についた指導が出来、生徒にも好影響をもたらすものと思うのです。
ただ今後は、様々な立場の人がご覧になっている事を考慮し、特定の学校を攻撃するのは避け、私学全体に起きている問題を扱うよう心がけていくつもりです。自分がしたのと類似の体験は、他の仲間達からも聞いてきましたし。
もちろん、こうした愚痴ばかりでも読者の方々には面白くないでしょうから、違う話題も盛り込んでいくつもりです。絶望の中で学校を離れたばかりで、そうした無念さから、この話題が続いてしまいました・・・(^_^;
しかし、これも繰り返しになりますが、どんなに学校(上層部)には怒っても、自分を認めてくれた生徒達やお世話になった或いは親しくして下さった先生方には、感謝の気持ちです。そうした先生方とは、今後もお付き合いしていきたいですし、元教え子が自分を求めてきてくれた時には、それに精一杯応えていくつもりです。