コメント御礼+授業始りました | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

コメント御礼+授業始りました

 現場復帰 に関して、数々のお祝いコメントありがとうございました。今春(いや、その前から)「もう辞める 」などと言っていた上、色々思うようにいかない中での臨時採用ゆえ、複雑な心境ではありました。

しかし、こうしてたくさんの方々が温かい言葉をかけて下さった、それらを素直に受け止め、支えて下さる人々に感謝しながら、与えられた事を行っていこうと思っています。


 おとといから新任校初授業を行いました。学校2学期中間試験直後で、1コマだけでしたが。

その後、化学科全教員と実験助手の方とで、今後の授業で行う実験の予備実験を行ったりしました。他の教科の状況は分かりませんが、少なくとも化学科に関しては、授業計画もしっかり立っており、同科目の教員間での連絡を密に取り合い、何かあった時も科目主任が相談に乗ってくれたり助手さんがサッと援助して下さったりなど、講師仲間から聞いた 通り、システムはなかなかしっかりしている感じです。

立地も結構良く、こういう所に長く勤められたらいいだろうなあ、と思ってしまいますが、あくまで私は「産休代講」の身なんですよね・・・汗

それに驚いたのは、この学校の化学科専任、今回産休に入った(私達が引き継いだ)先生以外に現在もう一人が産休中ですと!!叫び既におられる講師1人が、その代講なのか?

つまり、専任は本来3人のところ2人が産休で、主任(男性)のみ出勤されているというわけです(苦笑)

しかし、授業時間数・専任の数・こうした待遇などを考えると、専任(特に女性)はこれまでの勤務校の中で最も恵まれているかも!


 また「理科実験費の自腹 」に関するエントリーも、結構な反響を頂きました。

先日、ようやく遅ればせながら8月以降に頂いていたコメントの返信を(記事中で行ったものは除き)致しましたが、更に何人もの方から頂き(アメブロメッセージやメールも含め)、また対応しきれなくなってしまいました。。汗

すみません。このように新勤務先に関する準備(やはり今まで行った事のない分野ゆえ、授業の組み立て方はかな考え込む)、そして勤務開始しましたし、自身の活動も次の段階を始めねばならなかったりで・・・不器用なもので、一度に多くの事をこなせないんです(>_<)

その分は以下またはコメント欄に、お初の方から優先的にさせて頂きましたが、前回アメブロメッセージも含め返信させて頂いた方まで手が回らず、申し訳ありませんがご容赦下さい。

再びコメント欄を閉じるつもりでしたが、過去に頂いたコメントや自身が行った返信が閲覧出来るよう、それは止めにします。ただ、また以後しばらく頂いても返信は無しになりますので、ご了承下さい。メッセージ機能は現在、拒否設定にしています。

徐々に更新休止モードに入る予定ですが、たまに顔を出した際には、よろしくお願い致しますm(_ _)m


ドクさん 、こちらこそ、お先に読者登録ありがとうございました。

希望の進路でなかった上に毎年「使い捨て」状態ゆえ不満で、そんな今の身分をよほど心許せる友人・知人以外には知らせたくない気持ちにまでなってしまった自分です。しかし一般の方々からすれば、今でも「教師」と聞くと非常勤であれ一目置かれる面もあり、同様に言ってもらえたりもします。ありがとうございます。

こちらこそ、今後よろしくお願い致します。


>最近じゃあ専門分野も…

私も正直のところ、学力的にな最大のピークが必死で勉強した大学受験、そして大学~大学院時代は、専門分野を勉強・研究していたため最新の生命科学情報に触れられていたと思います。

教員就職してからは、教科書を教えるための教材研究に追われ、学年が低いほど(中学生など)勉強より生徒指導(お説教)中心になりました。特に専任時代は公務・雑用・部活指導が多くを占め、なかなか自身が学びを深める機会が持てず、自身の学力が後退いていく不安さえ感じたものです。

part time teacherさん 、先月と今月に何回か、貴ブログへのコメントを試みたのですが、反映されなかったようです。どうなっているのかお分かりでしょうか?

社会科は、自分の学生時代にも(地歴&公民に分かれる前)、教員免許を取る負担度や教員になる倍率なども含め、最も大変な教科だと思っていました。

数学などもご自身の専門分野はあるでしょうが、中高の範囲は、数学専攻以外でも理系の私達は、受験ではすべてマスターしましたからね。特に中学では専門外の地学なども教えねばならない私達よりは、慣れない分野は少ないかもしれません。

加えて理科や社会は、高校生の選択科目も確かに細分化されていますね。。


>医者顔負けのハードな職業

以前にも書きました が実は、私が高校~卒業後数年間に最も志望していたのが↑の職業だったため、この言葉は正直ツライんです。。

一方この職は、その夢破れて新たに見出した夢も破れて意図せず就いたので・・・そう考えると、この落ちぶれようが惨めに思えてしまう事がしばしばあります。

とはいえ、学生時代から家庭教師や塾講師を行い、教える事の楽しさややりがいを感じていた部分はあります。当時は貴殿とほぼ同様の気持ちでした。私も教材自腹も経験あります(^^;

カズゴンさん も、数々のコメント&メールありがとうございました。すべてに対応出来ずに申し訳ないですが、これをまとめての返信とさせて下さい。

自分が貴殿のおっしゃる「教育のプロ」などとは思っておらず、そう言うのはあまりにもおこがましく感じます。

まして教職や学校に対する文句が多くて恐縮ですが、そんな本ブログでも興味を持ってお読み下さっているのも、経歴を伺いより納得しました。というよりむしろ、そのような道に進まれているカズゴンさんこそ、私などより様々な子供達や親御さんについてご存じなのではと思います。

教育は奥が深い反面、教育について語るのは本当に難しいです。これも機会があれば記事として書きたいと思っています。

時折触れているように、ここ2年ほどは教員以外の可能性も探るべくそちら方面の活動もしており、授業のコマ数はかなり減らしています。お言葉通り、無理をしない程度に頑張ります(^^;

他の方への返信で上述しましたが、おっしゃる通り専任教諭は、授業以外の仕事が大変ですからね。。私も1年だけ経験ありますが、近年では最も辛い1年でした。加えて生徒の言動にも頻繁に不快にさせられたため、自分の人格さえ傷つけられる思いもしたため余計に。

それを思えば、授業のみの非常勤は身分や生活が不安定で今後が不安すが、当時より自分らしくいられたり、1校に縛られずに他の世界へも目を向けられたりなど、気楽ではあります。とはいえ、教材研究(授業予習)にテスト作成など、給与外の準備などにも結構費やしますね(^^;

私も理科教員ながら、専門外の物理はチンプンカンプンです(^o^;


善ちゃんさん からのコメントで思い出したのですが、近年では大学の先生も、研究費をご自分で取らねばならない方向になってきているようです。それらも考慮すると、貴殿のおっしゃる事にも十分理があると思います。

ただ、安い給与で何の保障もなく短期間で使い捨てにされる不安定な身分の講師では、その学校のためにそこまで行う余裕など持てないのが実情です。

私がこれまで関わってきた学校は(教員としても生徒としても)私立ゆえ、税金でなく「生徒の学費」なのですよね。「私学助成金」も年々減らされていると聞きますし・・・

高い学費を支払っているゆえ注文多い生徒(保護者)も時々いますが、教員はそれだけの恩恵どころか公立より待遇が醜くなっているくらいですから、そういう学校でお金はどう使われているのやら・・・と思ってしまいますね。


なので結局は、原竜也さん がおっしゃるのと同じ考えなんです。それ相応の待遇や安定を保障されていない中で、そこまで行う必要はないと。

私の経験では、(請求し忘れは別として)強制的な実験費用の自腹はありませんでしたが、給与外で補習や行事等の手伝いを命ぜられた事がありました。その時は、かわいい生徒のためと「いずれ専任に」という校長らの言葉を信じて行ったのですが、結局は皆1年でクビでした!むかっこの件も、機会を見付けて書きたいと思っています。

こうした経験を重ね、もう給与内の授業のみに専念するようにしていますが、講師仲間(自腹も含め)も当時の自分も、雰囲気的に断れなかったというのもありましたね(苦笑)

このように我々講師が都合よく扱われる一方、授業のコマ数もほとんど入っていないとか高校生の授業は教えられないという年配が長く居る学校や、専任が勤務時間中にmixiや遊び系のサイトを見ている学校があったりで、ケースは違えど貴殿のお怒りの気持ちもお察し出来ます。