Dearest / DaizyStripper

Dearest / DaizyStripper

￥1,300

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1. Dearest
2. 自慰的ショータイム

2009年にリリースされたDaizyStripperのシングル。
結成当初、Janne Da Arcのフォロワーとして紹介されることが多かった彼らですが、この辺りから、独自性を強め、ジャンヌ色が薄くなってきたかな、という印象です。

「Dearest」は、爽やかで前向きなポップロック。
導入部分で、CDを間違えたと思いました。
女声Voかと勘違いするほどの自然なハイトーン。
ここまで爽やかに高いキーが出ると、気持ちが良さそうですよね。
コンポーザーである、Dr.風弥さんのポップセンスが、Vo.夕霧さんの声質とハマってきた。

サビまではほどよく疾走しているんですが、サビで失速するのが残念かなぁ。
個人的な好みではありますが、この勢いを持続させてほしかったところはあります。
こういう開けた楽曲も、らしいと言えばらしいのだけれど。
もっとも、一度聞いたらメロディを覚えてしまえるくらいのキャッチーさは相変わらず。
カラオケ用に押さえておくのは良いかもしれないです。

カップリングの「自慰的ショータイム」は、Ba.Reiさんが作曲。
1曲目のイメージとはガラッと変わって、激しめのフレーズが多いです。
もう少し、遊び心があれば良かったか。
激しいといっても、ツタツタしたリズムだったり、カオスな展開があったりするわけではなく、どこか優等生的な激しさ。
タイトルのインパクトに、負けてしまっている感は否めません。

もう1曲、疾走系のメロディアスチューンが収録されていたら、もっとバランスが良かったのかも。
どこか置きにいった感はありましたかね。
表題曲は素直に良い曲だと思うし、全員が作曲に関わることができるのは強みなのだけれど、構想を練って、まとめきる前にドロップしているような気がしてしまった。
やはり、安定感は今のほうがありますなぁ。

＜過去のDaizyStripperに関するレビュー＞
HUMALOID
AIR
KISS YOU
CROSS