高野山の七不思議(その1) | 高野山への道

高野山の七不思議(その1)

高野町のHPによれば、高野山の七不思議とは、

一 ハブなし
二 臼なし
三 姿見の井戸
四 大雨
五 玉川の魚
六 杖ケ藪
七 覚鑁坂(かくばんざか)

である。
・トップ>高野町のプロフィール>高野町の紹介>こうや七不思議で。


以下、順に検討する。

一 高野山にハブなし

実際、奄美大島以北でハブは棲息していない。
高野山に居れば、それこそ七不思議だろう。
資料によっては、「高野山に毒蛇なし」としている場合もあり、ハブ=マムシのことかもしれない。

以前に蛇腹道の事を書いたときに紹介したが、空海が蛇を退治したとの伝説は複数ある。
どれもお大師様が大蛇(ないし毒蛇)を竹箒で追い払った、ないし封印した、というものである。
('-'.).。oO(なので、高野山で竹箒を使うと封印が解けてしまうらしい)
 ('-'.).。oO(そう言えば、竹箒は見たことがない)

高野山に蛇は多い。

とにかく多い。
奥の院の参道女人道などで、特に夏場は1日に数回見ることもある。
が、毒蛇の被害はないようだ。
(´-`).。oO(四国では、お遍路さんがマムシの被害にあったという話も聞かない。杖を突くからだろうか)

以前に、ベージュがかった白い蛇を見かけ、

「神の遣いか」

と思い、次の日、ロト6を買ったが、なんのことはない、「ヒバカリ」という無毒な蛇だった。
この蛇は、昼行性なので、見る機会は多い。
(´-`).。oO(ロト6はかすりもしなかった)

マムシは(妊娠中のメスを除き)夜行性で、頭が三角で首がくびれ、身体がずんぐりしていて、銭形の模様があるのが特徴である。
(´-`).。oO(9月頃に妊娠する)
冬眠前後の10月と5月にも昼行性になる。日光浴をするそうだ。

性格は大人しく、マムシの方からおそってくることは(滅多に)ないので、もし見かけても逃げればよい。
追いかけてはこないから。
毒のまわりも遅く、廻っても死亡する確率は1%未満だそうだ。

踏んづけたりしない限りは、噛みついてはこないが、逆にいうと、踏みつけてしまうと十中八九、噛みつかれる。
是非写真を撮りたいと思うが、今までに、女人道や三山など、かなり歩いたにも関わらず、、高野山でマムシを見かけたことは一度もない。

ちなみに、高野山の病院は、役場の裏にある。

高野山への道-高野山病院

余談だが、マムシ酒の中のマムシは、瓶を完全に焼酎で満たさないと、焼酎を飲みながら呼吸をし、数ヶ月は生き続けるという噂もある。
作成する場合は、注意のこと。

その2へ