香味用語辞典5  は~ほ | ろくでなしチャンのブログ

香味用語辞典5  は~ほ

          ぶどう 香味用語辞典5  ぶどう は~ほ

 

はずれの~ワインがその本当の個性を現していない、あるいはなんらかの

  傷がある、台無しになっているというとき、「はずれ」であると言われる。

蜂蜜の香り~貴腐ブドウや遅摘み乾燥ブドウから造られる甘口白ワインに

  表れる香り。フランスのソーテルヌやバルサック、ハンガリーのトカイ、トロ

  ッケンベーレンアウスレーゼなど。ハチミツの味もする。

蜂蜜香味のする~伝統的にロワールのシュナン・ブランまたはリースリング

  に用いるティスティング用の合言葉。

鼻がある~鼻はフランス語で「ネ」、英語で「ノーズ」であり、香りの意となり「ワ

  インに香りがある」は、「鼻がある」と表現され、ノーズは・・・は香りが・・・と

  なる。

鼻にツンとくる~酢酸バクテリアが過度な量となった結果、酢のにおいのす

  るものである。これは、深刻なまでに傷のあるワインである。

花の香り~リースリングやミュスカに多く見られ、花を思わせる要素を持って

  いる。

葉のような~ワインにおける葉のような個性とは、ハーブの個性に似ている

  が、ハーブではなく、葉っぱの感じである。あまりに葉のような感じの強い

  ワインは、青物のようなワイン、青っぽいワインとなる。

薔薇の香り~ボルドー地方のマルゴー村やポーイヤック村などの上質な赤

  ワインが熟成したときに表れる。ブルゴーニュ地方の若い上質のクリュ・

  ボジョレや、ボーヌの赤ワインにも表れる。適度に熟成したイタリアのバロ

  ーロやバルバレスコにも感じられる。

張りのない~わずかに酸味の不足したワインを形容します。

ハード、かたい~タンニンの多すぎるもののこと。

ハーブのような~プロヴァンス又はミディ地方のグルナッシュ種のワインに

  感じる、タイム、ラベンダー、パインのような香味。

ハーブのような香りのする~多くのワインは、一般に「ハーブのような香り」と

  言われるはっきりとしたハーブのようなにおいを持つ。特定のハーブのにお

  いとしては、タイム、ラベンダー、ローズマリー、オレガノ、フェンネル、バジ

  ルなどがあげられる。

パーラント~本当に微かな発泡があるもの。

パイナップルの香り~カリフォルニアやオーストラリアのような温暖な地域で

  生産される若い白ワインの代表的なアロマ。涼しい地域でも日当たりの良

  い斜面で造られるものに表れることがある。

バタースコッチの香り~十分に熟成した上質のシャルドネによる白ワインに

  表れる香り。

バターの香り~新樽熟成で、乳酸発酵を行った場合に表れる香り。ブルゴー

  ニュ地方のムルソーやシャサーニュ・モンラッシェ、カリフォルニアで造られ

  る上質のシャルドネから造られる白ワインなど。

バナナ~霜で痛めつけられた葡萄から造られたワインの香りに出る匂い。ま

  た、状態の悪い古いワインの特殊な匂い。

バナナの香り~ワインが発酵する際に形成される第2次アロマ。ボジョレー・ヌ

  ーボなどの新酒に表れる。マセラシオン・カルボニックと関係が深いため、

  ボジョレーだけではなく南フランスの安い赤ワインからも感じる。

バランス~ワインで最も望ましい特性のひとつに、良好なバランス、つまり果

  実味の凝縮度、タンニンのレベル、酸度が完全に調和していることがあげ

  られる。バランスのよいワインは均衡がとれていて、上品に熟成するもの

  である。

バランスの取れた~酸味と甘み(赤ワインの場合はタンニンも)がバランスの

  取れた割合で存在するワイン。

バランスの取れた~ワインの味を作り上げている、甘味、酸味、果実味、タ

  ンニン、そしてアルコール分の相互関係が非常に良い状態にあること。素

  晴らしく熟成したワインはバランスが取れているが、若いワインの中にはバ

  ランスの良くないものがあることが多い。

バランスのとれた~成分感、すなわち果実香、酸、タンニン、アルコール等

  を加えて漠然ととした要素でである氏育ち、個性、フィネスなども含めて全

  て申し分のない調和がとれている事。

バランスのとれた豊かな~おいしいワインに求められているすべてのクオリ

  ティを持つ、口の中に豊かな触感を与えるワインを指します。

バランスの悪い~ある成分が他の成分を圧倒してバランスを失ったワインを

  指します。成分には酸味、収斂性、滑らかさ、アルコール、残糖分(白ワイ

  ン)などがあります。バランスが良い状態は、酸味や収斂性(タンニン)が

  互いに補強し合い、酸味、糖分、滑らかさは互いに和らげあいます。

バルザミック~一連の第三アロマを表す。バニラ、香、ビャクダン、松やに、

  蜜蝋、樟脳などのアロマ。これらのアロマは還元的環境での瓶内熟成の後

  に現れます。

パンチの効いた~鼻孔に物理的効果を及ぼすような強い香りで、明らかに

  アルコールと揮発性のエステル含量が多い。

 

(ひ)
火打ち石のような~銃の火花を起こす火打ち石を思わせるワインの風味。

  特にサンセールなどの石灰岩の土壌で造られるワインに見られます。熟

  成されたアルザスのリースリングでは、ミネラルのノートが、後に灯油やデ

  ィーゼルのアロマになることがあります。 

開いた~アロマが十分に放出されている飲み頃のワイン。

光り輝く~「光り輝く」というのはワインの色に関連するものである。光り輝く

  ワインは、クリアで輝きがあり、もやや曇りのないものである。

瓶酔い~瓶詰め直後の一時的酸化。じきに消える。

ピーチの香り~葡萄の品種を問わず、比較的暖かい地方で造られた樽熟成

  を行ってない白ワインに表れる香り。また、VDNの甘口ミュスカやドイツの

  リースリングで造られる甘口白ワインからも感じられる。

ビーフィ、逞しい~ボディ十分でタンニンもあること。

ピーマンの香り~フランス・ボルドー地方の生産量を重視した、比較的安値の

  カベルネ・ソーヴィニョン種の比率の多い赤ワインに表れる香り。また、ロワ

  ール地方のカベルネ・フランによる、シノンなどの赤ワインの代表的アロマ

  の一つ。   

ピーマンの香りカベルネ種を使って造った若いワインから感じられる。

ビロードのような~舌触りの表現であり、ビロードのようなワインは、豊かで、

  柔らかく、味わってみるとなめらかに感じられる。とても望ましい特徴である。

ビロードのような、ヴェルヴェッティ~グリセリンたっぷりでタンニンはそれほ

  どでももないワインのキメを表現するのに使われる言葉。

ビロードのような、ヴェルヴェッティー~絹のようなとか滑らかなと言った表

  現と同じ性質を表すが、ビロードの場合は同時に濃厚さと豊満さも含んで

  いる。

 

(ふ)
風味のある~ワインが、丸みがあって、味わいに富み、飲んで興味深いと思

  えるものであることを示す一般的な、説明的な用語。

風味のあるワインを口中に含んだ時に感知する香りと味の総合的な印象。

深み~多彩な香味の組み合わせ。芳醇さ、繊細さ。

深みのある~ワインが豊かで、エキス分に富み、口の中がいっぱいになると

  いう表現。

複雑な~多面性のある香りと味。熟成した良質ワインの証拠。

複雑な~最も主観的に使われる説明的な用語のひとつ。複雑なワインとは、

  テイスターが決して飽きず、飲んでは興味深いものを見つけるようなもの

  のことである。複雑なワインは、ワインへの興味を支える微妙な香りや味

  わいをたくさん持っている傾向がある。

ふくらみのある~アルコール度は高く、ソフトなワインを指します。
葡萄が熟したような感じの~原料葡萄が最適なレベルの成熟度に達すると、

  ワインは葡萄の熟したような感じなる。十分に成熟しなかった葡萄からは、

  葡萄が未熟だったような感じのするワインが生み出され、過度に成熟した

  葡萄からは、葡萄が熟しすぎたような感じのするワインが生み出される。

葡萄が熟しすぎたような感じの、過熟~望ましくない特徴。ブドウがあまり

  にも長く葡萄の木に残されたままでいると、あまりに熟しすぎて、酸味を失

  い、重くてバランスのとれていないワインを生み出すことになる。暑いワイ

  ン産地ではかなり頻繁に起こることである。

フィニッシュ~口の中を通り過ぎた後のワインの残す(風味やアロマの)感

  覚。フィニッシュが長いと、ワインのアロマが強いことになります。

フィニッシュ、余韻~ワインのインパクトを知る上で重要な特徴。ティステング

  上最後に感じるもの。お粗末なフィニッシュで何も残らないワインは余韻が

  無いワインと呼ばれる。

ブーケ~ボトルでの熟成の後にワインから広がる香りで、第三のアロマとも

  言われます。ブーケには2種類あります。酸化されたブーケは、アルコール

  度の高い天然甘口ワインのようなワインでは望ましいものです。ワインが酸

  化されると(完全に継ぎ足されないまま樽の中で保存されるか、またはその

  他の方法による)、リンゴ、マルメロ、アーモンド、ナッツ、鼻につく酸化した

  アロマを帯び、琥珀色になります。リヴザルトやバニュールスの天然甘口

  ワインがこのケースに当てはまります。

ブーケ~ワインのアロマが瓶熟によってさらに成長すると、ブーケに変わる。

  ブーケは、理想としては、ただの葡萄のにおい以上のものである。

ブーケワインから生まれる嗅覚で感じる全ての香りを言う。葡萄のアロマ。

  醗酵の間に生まれる二次的ブーケ、熟成によって見事に熟成した3次的

  ブーケの組み合わせの結果として生じる香り。熟成香と表現される事もあ

  る。

ブーケ~最も広義に、そして最もよくつかわれている意味は快いワインを特

  徴づける香り。狭義では、ワインの醗酵後と熟成の過程で出来てくる香り。

  すなわちアルコールと葡萄に含まれている有機酸とのゆっくりした化合に

  よって生じるエステルや、アルコールの酸化によって生ずるアルデヒドに

  起因する香り。

フィネス、繊細巧緻性、卓越した優雅さ~優雅、繊細、血統の良さを備える

  卓越したワインに用いる。偉大なワインの条件を備えた上で、特に繊細で

  優雅な香りと味わいのある極上のワインに与えられるべき形容詞。

フェノールの香り~樽熟成によって、樽の樹脂がワインに移行して養われる

  香り。特にアメリカンオークで熟成されたワインや、軽い年に仕上がったボ

  ルドーなど。

プラスティックの香り~非常に良いリースリングによって造られる白ワインに

  多く表れる。ドイツのラインガウや、フランスのアルザス地方の白ワイン。

ブラックオリーブの香り~乾燥して暑い気候の下で生産される赤ワインに表

  れる香り。バンドールやコトー・デクサン・プロバンスなど南フランスで生産

  されるムールヴェードルによる赤ワインなど。

ブラックカラントの香り~はっきりとしたブラックカラントの果実の匂いは、普

  通赤のボルドー・ワインに関連づけられている。その強さは、かすかなこと

  もあれば、とても深みがあって豊かなこともあり得る。

ブラックビーンズの香り~暖かい地域で栽培された栽培されたソーヴィニョン

  ・ブランに表れる香り。またイタリアなどの温暖な地域のワインからも感じら

  れる香り。

ブラックベリーの香り~カリフォルニアのジンファンデル、イタリアのサンジョ

  ヴェーゼなど乾燥した温暖な地域に適した葡萄から造られる赤ワインから

  感じられる香り。フランスのコート・デュ・ローヌ地方でシラーから造られるエ

  ルミタージュ、コート・ロティー、コルナスなどの典型的なアロマの一つ。

フラビー、腰ぬけの、しまりのない~力なく、爽やかな酸に乏しく、終わり味

  のキレが鈍い。元々貧弱なワイン、又は良質なワインが盛りを過ぎて劣化

  したもの。

プラム色の~赤ワイン色で、若いとも言えず熟成したとも言えないワインの

  示す中間の色。定義がはっきり定まっていない。

プラムの香り~カリフォルニアやオーストラリア、イタリアのトスカーナ地方など

  の乾燥して暖かい産地で造られるカベルネ・ソーヴィニョンやメルローに表

  れやすい香り。若いルビー・ポートなど甘口ワインからも感じられる。他にも

  、ロマネ・コンティーなど最高級ワインに代表される 1ha当たりの収穫量を

  極端に抑えて生産したエキス分の豊富な赤ワインからも感じられる高貴な

  香り。

プラムのような~豊かで、凝縮したワインは、熟れたプラムのようなにおいや

  味を持つことが多い。そういうときに「プラムのような」という用語が適用さ

  れる。

プラムのような~熟成したメルロー種に感じる濃厚な果実味。

フランク~素直できちんと組み立てられたワインを指します。 ”franc"と同義

  語。

フリンティ、硝煙香のある~混乱しやすいのだが、冷たい石を感じさせつつ

  クリスプさがあると言う意味によく用いられる。ソーヴィニョン・ブランはしば

  しばフリンティであると言われる。

フルーツケーキ~メルロー種の特にサン・テミリオンでこの味がする。

フルーティな~フルーティなアロマを持つワインを指す。すべての若いワイン

  はフルーティですが、より果実の特徴の強い品種(シラー)もあれば、花の

  香りの強い品種(ヴィオニエ)もある。

フルーティ~新鮮な果実を思わせる風味。

フルボディ~エキス分やアルコール、グリセリンに富んだワインが、フルボデ

  ィのワインである。

フルール酵母の香り~酸化発酵が完全に終了していない段階で試飲したと

  きに感じる香り。

プルーンのような~熟しすぎた葡萄から生産されたワインはプルーンのよう

  な個性を帯びる。プルーンのようなワインは傷のあるものだ。

ブルトン~ロワール渓谷で用いられるカベルネ・フラン種の呼び名。

フレッシュな~新鮮な酸味のあるワインを指し、爽快な感覚を生み出し、のど

  を潤すために飲まれます。

フーレヴァー~口の中での、ワインの味覚、嗅覚、触角による印象。

ブロウジー~始め(特に鼻に)、どっと香味が押し寄せるものの、その後余韻

  もなく目立った特徴もなくフィニッシュしてしまうワインで、赤ワインでタンニ

  ンがはっきり感じられない、果実味が多すぎるワイン。

 

(へ)
平坦な~ブーケも酸味も少ない特徴のないワインを指します。 

平板な、フラットな~退屈で、風味が薄い。これは酸の欠如による。

へーゼルナッツの香り~貴腐ブドウから造られる甘口白ワインに表れる香り

  。フランスのソーテルヌ・バルサック、ハンガリーのトカイなど。辛口ワインで

  はフランスのブルゴーニュ地方の上質のムルソーやコート・デュ・ローヌ地方

  のエルミタージュなど、酸化熟成の早い白ワインにも表れる。ヴァン・ジョー

  ヌや上質のアモンティリャードのシェリーにも感じられる。

ヘビー、重い~果実味、糖分レベルの割にはアルコール分が多すぎ、酸味が

  少なすぎるもの。EEC基準ではアルコール分15%以上のものがヘビーであ

  るとされる(シェリー、ポートと酒精強化ワイン)。

ベリーのような~ボルドー・ワインに多く見られる、特に若くてオークの個性が

  強すぎないものは、ブラックベリー、ラズベリー、ブラックチェリー、マルベリ

  ー、さらにはイチゴやクランベリーを思わせる強いベリーの果実味を持って

  いる。

ベリーのような~ジンファンデルの匂いのような温かいベリーの香味。
 

(ほ)

芳香~「香り」と同意

芳醇な~アルコール度は高いが飲みやすく豊かなワイン。 

豊満な~口の中に広がり、長く残るような印象を与える、バランスの良く取れ

  たワインを指します。 

埃っぽい~埃っぽいセラーを想わせる臭いがあるワインに用いる。おそらくタ

  ンニンの含量が多いのだろう。またはグラスが汚れている。

埃の臭い~年代を経た醸造場所、または古い樽で醸造したときに表れる香

  り。上記条件のクラッシックなスタイルの赤ワインに多い。

干し草、麦の香り~熟成したワインに表れる香り。イタリアのソアーヴェなど

  に感じられる香り。樽熟成期間の長いフランスの白ワインにも。

干し草の香り若い果実味のある赤ワインが、ある種の老いに移行する時

  生じる。

ボディ~ボディはワインの重さ、充実感のことで、口の中を通り過ぎていくとき

  に感じられるものである。フルボディのワインはアルコール、凝縮感、グリ

  セリンが多い傾向にある。

ボディ~豊かさ(重厚さと肉付きの良さ)と熱さ(アルコール度)の組み合わさ

  った特徴。

ボディ骨格があり、肉付きが良く、濃密でアルコール分が強い。

  徴は、主にアルコール、ポリフェノール、糖分などの含有量によって決まる

ボディ~ワインのウエイトのものさし。糖分、アルコール分、エキス分の混ざっ

  たもの。

ボリューム~口の中に広がるようなワインの特徴。

 

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