【腰痛を知ろう⑥腰痛には他の疾患が隠れてるかもしれない?!】

みなさんこんにちは、スタッフの古川です。

腰痛の原因は整形外科的な問題だけでなく、心臓・血管・内蔵など内科的な疾患である可能性もあります。

腰痛が現れる疾患には何があるでしょうか？

①急性腎盂炎

症状：腰背部痛、排尿困難、頻尿、発熱(高熱)など

大腸からの細菌が尿道口から侵入し、腎臓や腎盂が炎症を引きおこします。

②子宮筋腫

症状：月経異常、下腹部のしこり感や痛み、動悸

婦人科の腫瘍の中でも多い良性腫瘍ですが、不妊症などの原因になる事があります。

③脊椎カリエス

症状：腰背部痛、発熱(微熱)、叩打痛

肺からの結核菌が運ばれて脊椎に転位します。脊椎の骨や椎間板が破壊されます。

④大動脈解離

症状：腹部や背部の痛み、拍動性の腫瘤

大動脈にしこりができ、破裂する可能性があります。動脈硬化や高血圧が関連していると言われます。

これらは一部にすぎませんが、心臓・血管系や内蔵の病気によっても腰痛は引き起こされるんですね。ヘルニアに似ている、座骨神経痛のような症状が出ていたとしても、原因が全く他のものである可能性もあるのです。他にもガンや脳梗塞など、重篤な疾患である場合もあります。症状が重いときは病院での精密検査をおすすめします。

みなさんの腰の症状はどんな感じですか？当院では病院でヘルニアや脊柱管狭窄症などと診断された方も多くいらしていますので、腰痛のお悩みはいつでもご相談くださいね。